コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

心と体は相関関係にある

2013-09-03 03:58:13 | Weblog
どこの仕事にも、
だれから見てもハリキリマンが一人か二人はいるものです。

こういう人は張り切っている自分を必要以上に肯定的に評価しています。
そして内心、
「休むヒマがあるなら、もっとがんばれ!」
と周囲にも熱い視線を送っていたり、
終業時間、間際に突然、
「さあ、今日も残業であと一息、がんばっちゃおう」
などと言い出したりします。

こんな人が直接の上司だったら、
部下はたまったものではありません。

心と体は深い相関関係にあります。

精神的なテンションはある程度までは維持できるものだが、
体はじょじょに疲れをためていきます。

ところが精神がハイになっていると、
体が送りはじめた疲れのサインに気づかなくなってしまいます。

だから、怖いのです。

「クライマーズハイ」という言葉があります。
山頂を目指し、
必死に登りつづけているうちに、
体にはどんより疲れがたまってきます。

上へ上へと、流行る気持ちがたかぶる一方で、
そのどんよりした疲れが神経を鈍らせ、
やがて、
無理を無理だと感じなくなります。

疲れは体が発する「休め!」のサインなのに、
それを感じなくなってしまうのです。

ベテランの登山家が遭難するのは、
このクライマーズハイが関係していることが多いと聞いたこともあります。

失敗の少ない人は、
体の疲れのコントロールにもちゃんと気を配っているものです。

疲れは体のなかに疲労物質を増やし、
その物質は脳にも流れていきます。

疲れているときに、
まず、働きが鈍るのが脳なのです。

休むのはこの大仕事が終わってからにしよう、
と考えるのはまちがっています。

こうした考え方で突っ走ると、
肝心なときに、
自分でも気づかぬ疲れから、
自分ではありえないようなミスをおかし、
「あ、ミスった!」と思った瞬間に
精神のバランスが崩れてしまいます。

その結果、
さらにとんでもない大ミスに発展してしまったりするのです。

ですからゆめゆめ、
体の疲れを軽く見てはいけません。