一生悩み続ける悩みなどない

肥満をコンプレックスに思っている人はいるだろう。

ある人は
聞けば、ピーク時の体重が７５キロ。
身長１７０センチだから、
もともと、
コンプレックスのといえるほどの肥満ではなかった。

街をすれ違う女性がくすくす笑ったというのも、
自意識過剰だっただけだろう。

彼女たちはただ、
楽しい会話にはずんでいただけかもしれない。

だが、
「本人がつらいと思っている以上、
誰が何といってもつらいんです。
気にするほどではないといわれればいわれるほど、
さらに気になるだけなんです」
と言っています。

つまり、
コンプレックスで悩んでいるあいだは、
そこから脱げだす道はないようです。

あるとすれば、
ほかのことに夢中になり、
コンプレックスを忘れるほかはないということです。

だが、
忘れよう、
忘れようと思えば思うほど、
コンプレックスは肥大化してくる性質があります。

では、どうしたらいいか。

放っておくにかぎります。

一生、
悩みつづける人などいないからだ。

たとえ太ったままだとしても、
やがて太った自分を受け入れるようになります。

慣れること、
受け入れること。
そしてやがて気にならない日を待つこと。
コンプレックスの解決法はこれしかない。

そして、
その日はかならずやってきます。