今回はこのシリーズの最終回です。
ステップ3で
「目の前の出来事に反応する理由を考える」でした。
感情が生まれるには理由があります。
出来事に対して、
感情が生まれる理由を冷静に見つめ直すことでした。
ステップ4は「行動を選ぶ」です。
このステップに至るまでに、
怒りの感情のほとぼりもずいぶん冷めているでしょう。
過去に起こった出来事を変えることはできません。
過去の感情に引きずられたままではなく、
未来に向かって冷静な行動を選びたいものです。
さて、上司が急な仕事を押し付けて
とても嫌な気持ちになっている場面を考えてください。
そのときに、どのように上司に接するか?
「上司は、私に仕事を覚えさせようと考え感謝する」
「全く何もなかったように接する」
「いやいやながらとにかく片づける」
「ステップアップの機会であると最高の仕事をしようとする」
・・・・などなど、いろいろな選択肢が考えられます。
この時、自分の心の中は
一段階ステップアップしているはずです。
自信を持って、行動を選択しましょう。
私も今では、
以前より少しは感情のコントロールが
できるようになってきました。
しかし、
以前は、
目の前の出来事が期待通りでないと
怒りの感情が発火してしまい、
周囲に威圧的な態度で怒鳴ったり、
何度も嫌な思いをさせたりしてきました。
自分の感情に気づき、
「出来事」
「感情」
「行動」を少しずつ分類できるようになってきた今、
以前よりも感情のコントロールができるようになってきました。
今回ご紹介した方法で、
すぐに感情コントロールができるようには
ならないかもしれません。
しかし、
周囲の人といい関係をつくり、
過ごしやすい学級や職場を作るためにも、
そして、
自分自身がストレスを溜め込まないためにも、
感情コントロールは大切だと思っています。
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