コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

ペーシングで親密さを

2015-12-01 06:08:19 | Weblog
「ペーシング」(pacing)というのは、
相手に合わせることを意味します。

親密さをつくるための基本的なスキルです。

なぜ相手に台わせることで親密さを作り出せるのか?

たとえば、
高級ホテルに入るときはきちんとした服装をします。
外国に行けばその国の習慣に合わせます。
周囲の人が礼儀正しく振る舞っていれば、
自分も言葉遣いに注意を払ったりします。

どの場合も、
なるべく周囲の人に強い防衛意識を持たせず、
受け入れてもらおうという気持ちの表れです。

その場に合わない身なりや言動をしている人に対しては、
たとえ平気なふりはしていても、
どこかで強く防衛を働かせるものだからだ。

相手に合わせることで、
相手の防衛意識を弱め、
相手との間に親密さを作り出すことができるというわけです。

ペーシングの方法は、次の通りだ。

1 視線を軽く合わせる。視線の高さを合わせる。

2 同じ速さ、同じ声のトーンで話す。

3 共通の話題について話す。

4 相手の話を途中でさえさらない。

5 相手の言葉をオウム返しに繰り返す。

6 同じものを注文する。同じものを飲む、食べる。

7 自分のことを話す。

日常的にペーシングを繰り返すと、
親密さが増し、
こちらの伝えたい情報がスムーズに相手に入り、
こちらの聞きたい情報がスムーズに
相手から出てくるという状態が割り出せます。

自分が相手とは違う意見を言いたいときも、
ペーシングが役に立ちます。
相手の意見が、
たとえ自分と違うものであっても、
まず「そうかもしれないね」と、
その可能性には承認を与えた上で、
自分の意見を言うことです。