コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

弱気な心を殺菌する

2015-12-21 06:37:39 | Weblog
消極的な気持ちが少しでも残っていると、
それは腐ったミカンのように
あっという間にはびこってきます。

人の心の中の抵抗力のない場所にそっと忍びこみ、
みずみずしい夢を食い荒らして枯らしてしまいます。
このやつかいなばい菌を撲滅する方法はないものだろうか?

磁石をもって砂浜を歩いてみると、
コインや時計の拾いものをするだけでなく、
砂に隠れた危険な釘なども発見できます。
危険物のもちこみを防ぐために、
空港では荷物も人間もチェック装置を
くぐり抜けなければなりません。
ブザーが鳴って赤色のランプが点滅する。
「申しわけありませんが、もう一度やり直してください」
係員の指示にしたがってやり直します。
が、またしてもブザーがなります。
「ポケットの中を見せてください」
「あっ、いけない。安全ピンが入っていた!」
こんな経験をおもちのかたも多いだろう。

私たちも自分の心の中をチェックして、
危険物、つまり消極的な気持ちをさがし出す
警報装置を取りつけましょう。

「金もないし、コネもない。これじゃ手も足もでない」
「こんな貧乏なのに成功なんて夢のまた夢さ」
「これが自分のやり方だ。放っておいてくれ」
「自分より賢い人間なんていやしない。
他人のアドバイスなんて必要ない」
こんなマイナスの気持ちの影を感知したら、
すかさずブザーが鳴り響く。
そんな装置を自分で心の中に設置したい。

プラス思考という辞書では「経験がない」は
「新しい冒険の楽しみ」といいます。

「こんなことは、今まで経験したことがない」
と言って逃げようとする人がいますが、
経験がないことを逃げの口実にしてはいけません。
レンブラントだって
アインシュタインだって、
未経験なことにチャレンジしました。
大リーガーのスーパースターだって、
最初だれでもルーキーでした。

おびえてはいけません。
経験がなければ経験すればいい。
その勇気さえあればいいのだ。

野球帽をかぶり、
ボールとバットを自慢げにもった男の子が、
暗くなった公園でバッティングの練習をしていました。
「僕は世界一の野球選手だ」
そうつぶやききながら、
彼は空中にボールを投げてバットを振った。
から振り。二回目のトスを投げる。
しかし、バットはむなしく空を切ります。
三回目、少年は念入りにバットを調べてから再び、
「僕は世界一の野球選手なんだ」とつぶやきながらボールを投げた。
が、これもみごとなから振り。

その他、彼はこう叫んだ。
「三振!撲ってなんてすごいピッチャーなんだろう!」
この微笑ましい少年の姿こそ、
プラス思考、
積極思考のあらわれだと私は感心しました。

経験がないということは、
裏返せば、
これからどんな新しい冒険が待ち受けているかわからないという、
スリリングな楽しみが残されているという意味です。

心の片隅にくすぐっている、
どんな小さなマイナス思考でも見逃さず、
医者の処方箋のように、
そのばい菌を殺すためのプラス言葉という消毒液を散布します。
この殺菌作業を根気よく続ければ、
病弱な心は強くなっていくにちがいありません。