コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

やるべきことをやること

2018-04-05 06:24:41 | Weblog
ピーター・ドラッカーは、
仕事のできる人の条件を3つあげています。

「より速く」
「より良く」
「今やるべきことをやること」

最初に2つはそのままですが
3つ目はどういうことでしょうか?

禅の話に次のような話があります。

ある時、新米の坊主が和尚のところにやってきてこう言いました。
「和尚様、 私は新米の修行僧です。よろしくご指導下さい」
すると和尚はこう言ったのです。

「ところで、おまえは朝飯を食べたか?」
「はい、食べました」
「そうしたら、茶碗を洗っておきなさい」
とたったこれだけです。

この短い話で何を考えるか、
その人の「気づき」です。

私たちは実は、
どうやったら成功できるかを知っています。

でも、
それを「やりたくない」「面倒だ」と実行しないために、
成功できないだけのです。

「当たり前のことをやる」

これがこの話の示すところではありませんか?

食べたら茶碗を洗うこと、
この当たり前のこと、
つまり優先順位の高いことをするのが成功への道です。

「洗いたくないな」
「誰かにやらせようかな」
「あとでやろう」となるのが、
多くの人ではありませんか?

これは何も茶碗に限ったことではありません。
もっと勉強すれば資格が取れる。
そう思ったなら勉強すればいいのですが、
なかなかやりたくないのです。

松下幸之助も「成功するには?」という問いに
「雨の日には傘をさす」と答えたそうです。
往年の中日の落合監督も、
「当たり前のことを、当たり前にやる。それがプロだ」と言っていました。

やるべきことをやるべき時にやる。
ドラッカーの述べた三つの条件を言い直しますと、
当たり前のことをやるということにつきます。