コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

不平、不満に耳を傾ける

2019-03-08 07:45:30 | Weblog
不平、不満はよくないと信じている人がいます。

このような人は、
組織の不平、不満にも耳を傾けない。
「何を言っているんだ。そんな暇があったら仕事をしろ」
「経験もないのにわかったようなことを言うな」などと、
不平を不平のままに、
不満を不満のままに封じ込めてしまいます。

不平、不満が好ましくないと考えられるのは、
不平のための不平、
不満のための不満になってしまって、
そこに、とどまっているかぎり、
次への発展性がないからです。

しかし、
不平、不満というのは、
要するに「現状に満足していないというメッセージ」です。
その中には、
実はどうしたら現状を変えることができるのか
というヒントがたくさんつまっています。

また人は、
不満をあまり聞きたくありません。
なぜなら、
自分の正しさを壊されたくないからです。

すなわち、
不平不満というのは
「私はあなたに満足していない」というメッセージになってしまいます。

だからそれを言われると、
人は「ではどうすればよいか」と未来に目を向けるよりも、
自分の「欠けている」部分や
「間違っている」部分を見ざるを得なくなるからです。

研修会が終わると
アンケートを見るのが楽しみですが、
緊張もします。
それはある意味で先に述べた自分の正しさが
壊れてしまうのではないかという恐れがあるからです。

良くないことが書かれているとへこんでしまい、
良いことが書かれていると嬉しい。

良くない結果だと
「どうすれば良かったのか」と自分に質問をし、
答えをさがします。

同様に相手が、
不平、不満を言ってきたら多いに耳を傾けるべきです。

真剣に聞きあうことで、
問題解決になることがあります。
そして大切なことは、
聞くだけにとどまらず、
質問をすることです。
「どうしたら良いと思う?」
「改善するための君の考えを教えてくれないか?」
「君の案を出してくれないか?」
この質問で、
不幸や不満は貴重な提案に変わります。