本当に変わりたいと思えば人は変われる

変わりたいと思いながら変われない人がいます。
その人の多くは、
自分が何をするべきかを
自覚している人もたくさんいます｡

しかし、
やるべきことはわかっている｡
わかっているのにもかかわらず、
一歩が踏み出せない｡

このような経験はありませんか？
私も常々感じています。

ジムで汗を流している時も､
口では「健康が大切だ」と言いながら､
心の中では
「体を動かすのは苦しい｡疲れているんだから休んでもいいかも」
と考えることもあります。

変われない人は､
変わるプロセスで味わう苦痛よりも､
変わらないことで得られている何かを選んでしまいます｡

だから､変われません｡
タバコをやめられないのも同じ理由です｡
「本当にタバコをやめたい」
「本当に健康になりたい」
「心当に自信をつけたい」

心の底からの強い思いがあれば､
人は必ず変わることができるはずです｡
人は､
自分の思い通りの人間になることができるのです｡

会話の質を高める

会話の質を高めるということは、
「難しい話をする」ということではありません｡

会話によってもたらされるものを、
より多くしていくということです｡

つまり、
その場その場の瞬間で、
人を育てるという効果を高めると
考えていただければよいと思います｡

会話というのは、
人を育てるために
最も身近なツｰルであることは当然ですが、
そのことに対する認識を強くもつことで、
会話の質はかなり向上します｡

もちろん、
そこにはコーチングというコミュニケｰションスタイルが
特に適していることが、
実践によって理解できることでしょう｡

なかでも、
コーチングで大切にしている
「肯定的な会話」というのは、
問題解決型人材を育てるのにうってつけです。
肯定的な会話は思考を前向きにするだけでなく、
いかなる問題でも解決できるという信念で
物事に取り組める人材を育て上げます｡
これは、
組織にとって何事にも代えがたい強力な力です｡

会話の質を高めるためには、
それを行いやすくする時間を
積極的につくることが効果的です｡

たとえば
「否定的な言葉撲滅作戦」、
「できない,やらない」という言葉を一切口にしない、
「気楽にまじめな話をする会」など、
無理なく始められるものから
機会をつくることです｡