キレ過ぎる刃物になるな

鬼滅の刃が流行っていますが、
人間も往々にしてキレ過ぎると
失敗することがあります。

頭の良い人にありがちなのが、
知識が勝って物事を分析し過ぎたり、
解説し過ぎたりすることです。

本人にとっては
非の打ちどころのない論理であり、
それを述べることは
非常に気分の良いものでしょう。

しかし、
それを聞かされる方は、
鼻持ちならず、
決して心地の良いものではありません。

もちろん、
頭はキレるに越したことはありません。

しかし、
本当に智恵のある人間は、
決して語り過ぎず、
会議などでも自己主張をほどほどに
抑えるものです。

まずは、
相手に多く語らせることです。
これが大切です。

そして、
たとえその意見が間違っていたとしても、
いったんは認めること。

十分に相手の気分を良くしたあとで、
最終的に自分の考えた結論を述べれば、
自ずとその意見が総論となります。

まずは相手に語らせ、
それから自分の意見を述べる。

これが、
本当に頭がキレる人のやることなのです。

本物の自由とは

誰だって何事にも縛られず、
自由でいたいものです。

自由には二つの種類があることを
知っているだろうか？

それは、
逃げの「逃避型自由」と、
戦って勝ち取る「変革型自由」です。

嫌な人との付き合いや仕事を避け、
見とても自由に見える。

好きなことだけを楽しんでいる
「逃避型自由」は、
確かにストレスから逃げているので、
脳は大変リラックスしています。

しかし、
このとき脳は苦しみを克服していないので、
達成感や満足感は得られていません。

本当の自由というのは、
嫌なことにも、
好きなことにも積極的にチャレンジをし、
苦しみを克服して勝ち得る
「変革型自由」からしか発生しないものなのです。

「自分らしく生きたい」
「好きなことを仕事にしたい」と言い、
仕事から逃げている人々が
一生逃げてばかりではいられません。

いつか必ず将来に不安を感じることは目に見えてます。

誰もが求める「自由」。

それには豊かになる強者の自由と、
貧しくなる弱者の自由があります。

自由は自分の手で勝ち取らなければ、
本物の自由とは言えないものなのです。