ここあコテージ

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「アレクセイと泉」上映会で木内さん語る

2011-08-21 22:52:35 | 原発関連
きょうは一日かなり多忙でした。

礼拝して、午後一で子供達の集会をして(黒石福音教会のブログを見てね)、その後、映画の上映会で弘前のホテルへ行って、その後、某教会から、明日の被災地ボランティアのための救援物資を受け取りに行き、そして明日のための買い物と日常の食品を買って、家についたのが8時過ぎ。

はあ・・・。丸12時間は外出していたことになります。

さすがに年を重ねるごとに、体力が落ちていく現実がありますよね。

ところで、きょうの「アレクセイと泉」ですが、ドキュメントなので、やはり物語は淡々と説明されていきますが、映像は10年前のものなのに、ここの舞台はまるで50年いや100年前の世界と変わらないほど、時の流れがゆっくりで、馬車ででかけたり、薪で煮炊きしたり、自給自足の生活です。

映画のパンフです。真ん中が不思議な「泉」です。

チェルノブイリ事故から16年ほどたった頃。チェルノブイリから180キロ離れた村には、お年寄りを中心に生活していました。
村のたった一人の青年が「アレクセイ」です。アレクセイは、両親がこの村を捨てられず、残ると決めたために、彼も両親とともに残る決意をしました。

ほかの若者達は村を出て行きました。
なぜなら今なお放射能がこの村を汚染しているからです。

この村にはなぜか汚染されていない「泉」があります。
村人にとっては欠かせない水源であり、まさにいのちの水です。
この泉の周りを木で囲ったりする重労働も、老人達とアレクセイとでまかなわれます。

村人はみなロシア正教徒。泉がどうして汚染されないのかは、神のみぞ知る。
村人たちは神の恵みだと信じています。

私は、村人達の素朴な姿、放射能で汚染されても尚ふるさとを捨てられない彼らを、複雑な思いで見ていました。

映画上映のあと、ゲストの女優の木内みどりさんがトークしてくれました。
最近彼女をテレビドラマで見ることは少なくなりました。
でも60歳には見えない若さと、上手なトークに、一同集中。


彼女は3.11以降、人生観が変わったと言います。
特に原発事故の衝撃は大きかったようです。それ以来、あちこちを回っては、原発反対の立場を明確にして語ってくれてます。

「みんな自分の国の、自分の周りで起こっている事だから、もっともっと怒りましょうよ!」というのが彼女の主張の一つでした。

つまり、国や官、産業、メディアの癒着下では、国民は真実を告げられない、真実とはかけはなれた情報をだされている、お金の力が物を言わせている、そんな社会・日本に対して、日本人はなぜもっと怒らないのか・・・

おっしゃるとおりです。

映画以上に説得力があったと思います。

私も自分の周りから、自分でできる事を見つけて、発信を続けます!

ここあでした。