7月16日 ブルターニュの伝統漁船、ドリスに乗る(2)

2008年07月17日 | 風の旅人日乗

ドリスのセーリングの様子はこんな感じ。
ドリスはサバニと違ってとても軽く造られていて、
少しでも速く、少しでもたくさんの魚を積めるよう、考えられている。
バイキング船もそうだけど、
北部ヨーロッパの船は、構造を工夫して少しでも軽く造ろうと追求している。
速さと、積載能力を追求していると言われている。

一方、サバニも、八丁櫓も、その大きさからすると、とても重い。
なぜそんなに重くしなければならないのか?
まだぼくには理解不可能だけど、きっと何か理由があったはず。
いつかそれを解き明かしたい。

ドリスでセーリング中のもっと面白い写真があるのだけれど、
それは、ヨット専門誌KAZIで、追って報告します。

この日の夜は大帆船祭りのフィナーレ。
明日は、全艇ブレストを出て、次のお祭りの港ドゥアーネに移動する。
それでこの夜、参加艇みんながセールを揚げて、
ブレスト港の中を大パレードをした。

ブレストの港は、
東京ディズニーランドの『カリブの海賊』の100倍規模の状態になり、
ぼくたちは、ライトアップされた港内を、
恍惚状態でセーリングしまくりました。

7月16日 ブルターニュの伝統漁船、ドリスに乗る(1)

2008年07月17日 | 風の旅人日乗

ブレスト大帆船祭り。
ブルターニュ出身の友人が、この帆船祭りに出展・参加しているブルターニュ地方伝統の小型漁船に乗っている。
ドリスと呼ばれる、非常に古くからブルターニュ地方に伝わる帆装漁船。
全長6mくらい。
母船に載せて、遠く、カナダ沖のグランドバンクス(タイタニック号が沈んだ海。パーフェクトストームの舞台)まで行き、
そこで海に降ろして、囲い網や一本釣りをした。
やんばる船に載せられて遠くフィリピンとかまで行っていた
沖縄のサバニそっくりの使われ方だね。