DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

オペタイア、打撃戦を制す(IBFクルーザー級)

2025年01月20日 05時49分36秒 | 世界ボクシング

今月8日、豪州で行われた試合結果です。
IBFクルーザー級戦:
王者ジェイ オペタイア(豪)TKO4回2分17秒 デビット ニイカ(ニュージーランド)

*2025年の世界戦は南太平洋で開幕しています。本来ならこの日、オペタイアは指名挑戦者フセイン シンカラ(独)との防衛戦を予定していました。しかしシンカラが足を骨折したため、試合出場は不可能に。代わってオペタイアは、東京五輪の銅メダリストでもあるニュージーランド人ニイカを迎え防衛戦を行うことになりました。

年齢では同じ29歳となるオペタイアとニイカですが、プロのキャリアでは豪州人が大きく上回っています。そんなプロでは格下の挑戦者を、試合開始と同時に強引に倒しにかかったオペタイア。自らの強打でニイカを追い詰めると同時に、無駄にパンチを被弾する場面も幾度かありました。しかし雑なボクシングを展開する王者とは裏腹に、激しい打撃戦が繰り広げられたため会場は大いに盛り上がりました。

迎えた4回、シーソーゲームが続く中、オペタイアがニイカの死角を突く形で見事な右アッパーをヒット。一発でライバルをキャンバスに送っています。試合再開後、連打から再びダウンを奪うことに成功した豪州人。今度は完全にニイカをKOすることになりました。

2022年7月以来の地元のリングで豪快な試合を見せたオペタイア。WBAとWBOの2つの王座を保持するヒルベルト ラミレス(メキシコ)との3団体王座統一戦の実現に期待が持たれています。今日のようなボクシングだと、常に安定したボクシングを見せるラミレスには勝つことは出来ないでしょう。

下記は2025年1月20日現在の、クルーザー級のタイトル保持者たちとなります。

WBA:ヒルベルト ラミレス(メキシコ/防衛回数1)
WBC:ノエル ミカエルヤン(アルメニア/0)
IBF:ジェイ オペタイア(豪/2)
WBO:ヒルベルト ラミレス(メキシコ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:デビット ニーカ(Nyika)(ニュージーランド/0)

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