先月27日、英国で行われた試合結果です。
IBFウェルター級戦:
挑戦者エロール スペンス(米)KO11回1分47秒 王者ケル ブルック(英)
*「挑戦者が常に王者を上回っていた」と言ってしまえばそれまでですが、昨年9月に2階級上の絶対王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)に善戦しながらも敗北を喫したブルック。今回の敗戦は少々残念な気がします。
左構えのスペンスが、右のリードジャブで主導権を握り続けたこの試合。英国人は常に後手後手に回ってしまい、ホームグラウンドでの対戦ながらも劣勢にさらされ続けました。10回終了時までの採点も、3対0(97-92、95-94、96-93)で新王者が有利だったとされています。
中盤戦、強引に仕掛け、何とか逆転を目論んだブルックですが、スペンスが丁寧ながらも攻撃的なボクシングで対抗。試合前の予想通りに英国人を上回り続けました。回を追う毎に左目の腫れが目立って行ったブルック。10回には連打でダウンを喫し、最終回となった11回は自ら膝をついてそのままカウントアウト。正に「元気なく」王座から転落してしまいました。前回のゴロフキン戦に続いて、目の負傷で敗れたブルック。怪我の場所が目なだけに、このまま引退する可能性もあるのではないでしょうか。
実力者を敵地で下し、念願の世界のベルトを巻く事に成功したスペンス。全勝記録を22に伸ばすとともに、KO/TKO勝利を19としています。
WBAスーパーミドル級王座決定戦(スーパー王座):
ジョージ グローブス(英)TKO6回1分14秒 ヒュードル チュディノフ(露)
*レギュラー王者にタイロン ツォイゲ(独)が君臨し、定期的に防衛戦をこなしていながらも行われた今回の空位であるスーパー王座の決定戦。カード的には今回が4度目の世界挑戦となる地元のヒーローと、元王者であるチュディノフによる中々のものでした。結局の所、グローブスの執念が上回り中盤戦で勝利を収めることに。次戦では、今週末に防衛戦を予定しているツォイゲとの王座統一戦が行われる運びになるようです。
IBFウェルター級戦:
挑戦者エロール スペンス(米)KO11回1分47秒 王者ケル ブルック(英)
*「挑戦者が常に王者を上回っていた」と言ってしまえばそれまでですが、昨年9月に2階級上の絶対王者ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)に善戦しながらも敗北を喫したブルック。今回の敗戦は少々残念な気がします。
左構えのスペンスが、右のリードジャブで主導権を握り続けたこの試合。英国人は常に後手後手に回ってしまい、ホームグラウンドでの対戦ながらも劣勢にさらされ続けました。10回終了時までの採点も、3対0(97-92、95-94、96-93)で新王者が有利だったとされています。
中盤戦、強引に仕掛け、何とか逆転を目論んだブルックですが、スペンスが丁寧ながらも攻撃的なボクシングで対抗。試合前の予想通りに英国人を上回り続けました。回を追う毎に左目の腫れが目立って行ったブルック。10回には連打でダウンを喫し、最終回となった11回は自ら膝をついてそのままカウントアウト。正に「元気なく」王座から転落してしまいました。前回のゴロフキン戦に続いて、目の負傷で敗れたブルック。怪我の場所が目なだけに、このまま引退する可能性もあるのではないでしょうか。
実力者を敵地で下し、念願の世界のベルトを巻く事に成功したスペンス。全勝記録を22に伸ばすとともに、KO/TKO勝利を19としています。
WBAスーパーミドル級王座決定戦(スーパー王座):
ジョージ グローブス(英)TKO6回1分14秒 ヒュードル チュディノフ(露)
*レギュラー王者にタイロン ツォイゲ(独)が君臨し、定期的に防衛戦をこなしていながらも行われた今回の空位であるスーパー王座の決定戦。カード的には今回が4度目の世界挑戦となる地元のヒーローと、元王者であるチュディノフによる中々のものでした。結局の所、グローブスの執念が上回り中盤戦で勝利を収めることに。次戦では、今週末に防衛戦を予定しているツォイゲとの王座統一戦が行われる運びになるようです。