最近(2019年9月12日ごろ)のニュースです。
1)以前より実現が噂されていた一戦、ミドル級王者サウル アルバレス(メキシコ)が、2階級上のWBOライトヘビー級王者セルゲイ コバレフ(露)に挑戦するという話が現実味を帯びてきています。もし実現の場合、その試合は11月2日、米国・ネバダ州ラスベガスで行われるとの事。この試合が開催される場合、しっかりとライトヘビー級リミットでの試合として行われたほしいものです。
2)WBAライトヘビー級王者ドミトリー ビボル(キルギスタン)が来月12日、米国・イリノイ州シカゴで防衛戦を予定しています。挑戦者は現在までに発表されていませんが、この試合はビボルにとり同王座の8度目の防衛戦となります。
3)WBOスーパーミドル級王者ビリー ジョー ソーンダース(英)が11月9日、米国のリングに初登場。対戦相手は決まっていませんが、ロサンゼルスで保持する王座の初防衛戦を予定しています。
4)これまでにOPBF(東洋太平洋)ライト級王座を11連続防衛に成功してきた中谷 正義(井岡)。同王座を返上し、世界挑戦に向け準備態勢に入るようです。
5)中谷の返上した王座の後継者争いはすでに決定しており、日本同級王者吉野 修一郎(三迫)10月10日、比国出身のハルモニト デラ トーレとその王座を争うことが発表されています。この試合にはOPBF暫定王座と、WBOアジア太平洋王座が争われますが、OPBFの『暫定』の2文字は、試合前に返上されることが予想されます。
6)2014年1月にOPBFライト級王座を獲得した中谷。その防衛回数は日本ボクシング史に残る歴代3位タイのものとなります。日本人選手によるOPBF王座の防衛記録を並べて見ると下記のようになります。
1位(12度):関 光徳(新和:フェザー級:1962-1967)
1位(12度):村田 英次郎(金子:バンタム級:1978-1983)
3位(11度):龍 反町(野口:ウェルター級:1970-1979)
3位(11度):中谷 正義(井岡:ライト級:2014-2019)
5位(9度):中村 剛(新和:フライ級:1963-1969)
6位(8度):金沢 英雄(神林:スーパーウェルター級:1969-1975)
中谷にはその防衛回数を13に伸ばしてから世界挑戦に向け動き出してほしかったです。