先月27日、大阪市・エディオンアリーナ大阪第2競技場で行われた試合結果です。
ウェルター級8回戦:
出田 裕一(三迫)判定2対0(78-74、77-75、76-76)元日本ウェルター級王者矢田 良太(グリーンツダ)
*もう一昨年となってしまいましたが、その年に矢田は日本王座から転落し、WBOアジア太平洋王座王座の獲得にも失敗していました。しかし同級の日本を代表する選手であることには変わりありません。昨年8月に再起を果たていた矢田が迎えたのは、13勝(7KO)15敗(5KO負け)1引き分けという戦績の出田。2011年2月に勝利を収めた後の戦績は、何と1引き分け12敗。その負け犬ボクサーが、コツコツとジャブを放ちながら元日本王者に肉薄。大番狂わせを演じてしまいました。私(Corleone)のとってまったくノーマークだった試合なだけに、年末にこの試合結果を聞いた時には正直耳を疑ってしまいました。
出田は今はなきヨネクラジム出身の36歳。今後、どのような路線が引かれているのでしょうか。注目です。
当日、同じ興行で行われた試合結果です。
スーパーフライ級8回戦:
古谷 昭男(六島)判定2対0(77-75x2、76-76)元日本スーパーフライ級王者奥本貴之(グリーンツダ)
*共に有効打を奪えなかった一戦。常に先手を取っていた古谷が、僅差の判定勝利。日本ランキングに顔を見せたばかりでしたが、2019年末まで日本の頂点に立っていた奥本を破るという殊勲の勝利を収めています。
ボクシングに番狂わせというものはつきものですが、同じ興行で立て続けに起きるとは。これもボクシングの醍醐味の一つと言って良いでしょうな。