今月2日、米国・テキサス州で行われた試合結果です。
WBCライト級王座決定戦(暫定王座):
ライアン ガルシア(米)TKO7回1分58秒 ルーク キャンベル(英)
*2017年9月にホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)、そして2019年8月にワシル ロマチェンコ(ウクライナ)と、当時にライト級第一人者に挑戦したキャンベル。両試合とも最終回まで頑張りますが、念願の王座獲得はなりませんでした。
新年早々、3度目の世界挑戦の機会を得たキャンベルが対戦したのは、自身より10歳以上若い期待の新鋭ガルシア。将来のスーパースター候補相手に、ベテランがどこまで食い下がれるかに注目が集まりました。
2012年リオ五輪の金メダリストであるキャンベルは、その主武器である右ジャブで試合をリードしていきます。2回には左フックでダウンを奪うなどして試合のペースを奪ったように見えました。しかしそこからガルシアが若さと勢いで盛り返していきます。中盤に差し掛かるころにはガルシアが試合を完全にコントロール。最後はボディーで英国人からダウンを奪い、そのままゲームセット。米国人が21戦目(全勝18KO)にして暫定ながらも世界王座奪取に成功しました。
残念ながら「3度目の正直」が実現しなかったキャンベル。このまま終わってしまうには惜しい選手です。
ガルシア、ハニー、ロペスと、期待の新鋭が次々に世界のベルトを腰に巻いているライト級戦線。2021年1月27日現在の、同級の王者たちの顔ぶれは下記のようになります。
WBA(スーパー):テオフィモ ロペス(米/防衛回数0)
WBA(レギュラー):ジェルボンテ デービス(米/1)
WBA(暫定)ローランド ロメロ(米/0)
WBC:デビン ハニー(米/2)
WBC(暫定):ライアン ガルシア(米/0)
IBF:テオフィモ ロペス(米/1)
WBO:テオフィモ ロペス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/1)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/1)
日本:吉野 修一郎(三迫/6)