今から30年前となる1995年1月30日、北海道札幌市月寒グリーンドームで行われた試合結果です。
WBCフライ級戦:
王者勇利 アルバチャコフ(協栄/露)判定3対0(116-112x2、116-113)挑戦者オスカル アルシニエガ(メキシコ)
北国ロシア出身の勇利が試合前から体調を崩していて、常夏のメキシコ出身のアルシニエガが絶好調という不思議な構図となった真冬に北海道で行われた世界戦。中々調子に乗れない勇利は、序盤戦思わぬ苦戦を強いられる事になりました。7回以降、その強打を上下に散らし始めた勇利。終盤戦にはKOのチャンスを掴むなど、挑戦者を後手に回す展開に持っていきました。結局は僅差ながらも明白な判定を手にした王者が6度目の防衛に成功しています。
(珍しく北海道で行われた世界戦)/ Photo: 楽天市場
調子は悪くとも、最後は自分のペースに持っていき勝利を収める。絶対王者の条件となりますが、勇利はこの試合でそれを見せる事にも成功しました。