DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ホプキンス、完敗(3団体ライトヘビー級王座統一戦)

2014年11月10日 00時23分53秒 | 世界ボクシング
昨夜8日、米国ニュージャージー州で行われた試合結果です。
3団体ライトヘビー級王座統一戦:
WBO王者セルゲイ コバレフ(露)判定3対0(120-107x2、120-106)IBF/WBA王者バーナード ホプキンス(米)

*2ヵ月後に50歳の誕生日を控えているホプキンス。半年後に32歳になるコバレフに完封負けを喫してしまいました。

初回、出て行ったところに右を合わされダウンを喫したホプキンス。そのダウンによるダメージは有無に等しかった様子。3回以降徐々に右パンチのタイミングが当たり始め、中盤以降の試合展開に大きな期待が寄せられました。

ペースはホプキンス、ポイントはコバレフといった展開が続いたこの試合。体格(リーチ、身長)で上回るロシア人は距離を保つ事を念頭に丁寧に戦って行きます。これまでのホプキンスの対戦者とは違い、パンチが当たらなくても手を出し続けたコバレフ。距離と手数が今回の試合の最大の要因だったのではないでしょうか。

精神的には余裕が見られた大ベテランですが、採点の方は回を重ねるごとに開いていくのみ。大崩れすることはなくも、結局は流れを変えることは出来ませんでした。私(Corleone)はフルマークではありませんでしたが、118対109でロシア人を支持しました。

WBO王座の4連続防衛に成功すると共に、WBA(スーパー)、IBF王座も吸収したコバレフ。これがプロ27戦目にして3度目の判定勝利となり、7ラウンド以降戦うのは初となっています。

偉大なるホプキンス。今回の完敗により、その評価が落ちる事はある筈がありません。ダウンは喫しましたが、その防御力、したたかな戦術は衰えをしらないようです。

今回の試合後は悪びれる事なく敗北を認めているようなホプキンス。体格差については、「ミドル級対クルーザー級のようだった」と試合後コメントを残しています。今後の方針はもちろん未定。しかし本人が望めば、まだまだ世界王座に返り咲く実力は残しているように見えました。
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同団体内での王座統一戦(WBOバンタム級)

2014年11月09日 02時10分30秒 | 世界ボクシング
今月1日、米国イリノイ州で行われた試合結果です。
WBOバンタム級王座統一戦:
正規王者亀田 和毅(日本)判定3対0(115-113x2、113-115)暫定王者アレハンドロ エルナンデス(メキシコ)

*僅差の判定ながらも勝利を収め、WBO王座を一つにまとめることに成功した和毅。防衛回数を3に伸ばしています。

スーパーフライ級10回戦:
亀田 興毅(日本)KO2回2分21秒 オマール サラド(メキシコ)

*1年ぶりの試合となった興毅。ボディー攻撃でメキシカンを攻め落としたそうです。
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今週末の試合予定

2014年11月08日 00時56分59秒 | 世界ボクシング
2014年11月第2週末の試合予定です。

8日 土曜日
ドイツ
スーパーミドル級12回戦:
ロバート スティグリッツ 対 フェリックス シュトルム(共に独)

メキシコ
フェザー級10回戦:
フェルナンド モンティエル 対 セルジオ プエンテ(共にメキシコ)

米国ニュージャージー州
3団体ライトヘビー級王座統一戦:
IBF/WBA王者バーナード ホプキンス(米)対 WBO王者セルゲイ コバレフ(露)


13日 木曜日
米国ワシントンDC
WBCスーパーフライ級戦:
王者カルロス クアドラス(メキシコ/帝拳)対 挑戦者マービン マバイ(比)
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井上、評価されるべき挑戦(WBOスーパーフライ級)

2014年11月07日 05時48分38秒 | 世界ボクシング
12月30日、東京体育館で予定される試合です。
WBOスーパーフライ級戦:
王者オマール ナルバエス(亜)対 挑戦者/WBCライトフライ級王者井上 尚弥(大橋)

*プロ8戦目で世界2階級制覇達成を目論む井上。その井上が選んだ相手が何と2階級上の絶対王者ナルバエス。これまでにWBOフライ級王座の16連続防衛に、そして現行の王座の11連続防衛に成功しているアルゼンチンの国民的英雄です。

この試合、井上が勝利すればもちろんですが、敗れたとしても井上陣営の姿勢は評価されるべき挑戦でしょう。
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木村、負傷判定勝利(日本ライトフライ級)

2014年11月06日 02時59分51秒 | 日本ボクシング
先週末1日土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦:
王者木村 悠(帝拳)負傷判定7回1分50秒(3対0:69-64x3)挑戦者油田 京士(エディタウンゼント)

*16戦目にして初の王座戦出場の油田。これが初の10回戦出場ともなりました。そんな格下(と言っても木村の初の10回戦出場も2戦前の初の日本王座戦でした)を相手に、後手の展開で試合が開始された一戦。徐々にではありますが王者が技巧で挑戦者を上回っていきます。

結局は5回のバッティングの影響で負傷判定となったこの一戦。何となく現在の日本同級(世界王者を除く)を表すかのような試合内容、結果となっています。

2度目の防衛に成功した木村ですが、15勝の内KO勝利は僅かに2.来年はその存在感を示す何かを伸ばしていく必要があるでしょう。
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中々好カード、IBFクルーザー級戦(色々:11‐05‐14)

2014年11月05日 00時48分15秒 | 世界ボクシング
最近(2014年11月5日ごろ)のニュースです。

1)IBFクルーザー級王者のヨアン パブロ エルナンデス(キューバ)が来月6日、これまでにWBO暫定王座を2度、マイナー団体IBO王座を1度獲得している実力者オラ アフォラビ(英)を相手に5度目の防衛戦を行います。

2)元WBOミドル級、スーパーミドル級王者クリス ユーバンク(英)の実子が今月29日、同国人ビリー ジョー サンダースの保持する英国、英連邦、欧州ミドル級王座に挑戦します。これまでのユーバンク ジュニアの戦績は18戦全勝13KOと中々のもの。しかし王座戦はもとより、10回戦出場も僅かに1つ。対するサンダースは今回が9度目のタイトル戦出場となります。

3)今月13日、WBCスーパーフライ級王者カルロス クアドラス(メキシコ/帝拳)がソニー ボーイ ハロ(比)を迎え2度目の防衛戦を行います。この試合の開催地は米国の首都ワシントンDC。軽量級の世界戦が同地で行われるのは珍しい事ですね。

4)WBAウェルター級暫定王者のキース サーマン(米)が来月13日、レオナルド ブンドゥ(伊)を相手に3度目の防衛戦を予定。

5)いつの間にやら空位になっている様子のWBAスーパーバンタム級の暫定タイトル。その王座決定戦が来月11日に予定されています。この試合に出場するのはオスカル エスカンドン(コロンビア)とタイソン ケイブ(カナダ)。

6)WBCライトヘビー級王者アドニス ステベンソン(カナダ)が師走の19日、ドミトリー スコスキー(露)を相手に4度目の防衛戦に臨みます。
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中谷、大差判定で防衛(OPBFライト級)

2014年11月04日 00時34分59秒 | 世界ボクシング
先月28日、神戸市立中央体育館で行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ライト級戦:
王者中谷 正義(井岡)判定3対0(119-111、118-110、118-111)挑戦者宇佐美 太志(岐阜ヨコゼキ)

*今年の1月、後楽園ホールに乗り込み、強豪加藤 善孝(角海老宝石)に競り勝ち同王座を獲得している中谷。格下宇佐美に大差判定勝利を収め、同王座の初防衛に成功しています。今回が3度目の王座戦出場となった中谷ですが、これまでにタイトル戦でKO/TKO勝利はありません。

この半月ほどに3度のOPBF戦(ミニマム、フェザー、ライト)が行われましたが、その3戦すべてが日本人対決となっています。
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山中のV7戦(WBCバンタム級)

2014年11月03日 00時10分14秒 | 世界ボクシング
先月22日、国立代々木競技場第二体育館で行われた試合結果です。
WBCバンタム級戦:
王者山中 慎介(帝拳)判定3対0(114-110、115-109、116-108)挑戦者スリヤン ソー ルビンサイ(タイ)

*ようやくこの試合をフルラウンド通して見ることが出来ました。山中の連続KO防衛記録は途切れましたが、内容的にはほぼワンサイド。私(Corleone)は公式なスコア以上に山中と見ました(117-106)。

以前にも書きましたが、問題の第7ランド。山中がダウンを奪ってから試合再開まで25秒ありました。レフェリーの処置は不手際でしたが、山中も主審の支持通りに指定されたコーナーに待機していれば、このダウンで試合が終わっていたかもしれません。

スリヤンのブンブンと振り回すパンチ、そして走って山中に攻め込む姿勢など結構好感が持てました。逆に山中、いい加減試合中に髪の毛を気にする仕草はやめて貰いたいです。


ライト級10回戦:
粟生 隆寛(帝拳)判定3対0(97-93、97-94、98-92)ファン カルロス サルガド(メキシコ)

*数字的には元対抗王者に快勝した粟生。しかし世界3階級制覇以前に、ライト級で日本、又はOPBF(東洋太平洋)王座奪取を目標にすべきではないでしょうか。
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意見番(11‐02‐14)

2014年11月02日 00時19分19秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2014年11月2日ごろの意見番です。

   

*気がつけばもう11月です。今年もあと2つの新刊号の発売となりますね。

   

*また上記のようなものも発売されました。内容的にはありきたりなもののようですが、質の方はどうなのでしょうか?
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今週末の試合予定

2014年11月01日 00時10分45秒 | 世界ボクシング
2014年11月第1週末の試合予定です。

1日 土曜日
後楽園ホール
日本ライトフライ級戦:
王者木村 悠(帝拳)対 挑戦者油田 京士(エディタウンゼント)

米国イリノイ州
WBOバンタム級王座統一戦:
正規王者亀田 和毅(日本)対 暫定王者アレハンドロ エルナンデス(メキシコ)

スーパーフライ級10回戦:
亀田 興毅(日本)対 オマール サラド(メキシコ)


6日 木曜日
タイ
WBCミニマム級戦:
王者オスワルド ノボア(メキシコ)対 挑戦者ワンヘン メナヨーシン(タイ)
コメント (2)
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