DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

久高、45戦目でようやく日本王者に(日本スーパーフライ級ほか)

2018年04月20日 01時43分11秒 | 日本ボクシング
先週末14日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
日本スーパーフライ級王座決定戦:
久高 寛之(仲里)判定2対0(97-94x2、95-95)翁長 吾央(大橋)

*昨年師走に後楽園ホールで対戦している両選手。その時は3回負傷ドローで痛み分けに終わっています。共にキャリアが豊富な実力拮抗者同士による再戦は、予想通りに競った試合内容に終始。後半戦に入りライバルを上回る場面が勝った久高が僅差判定勝利をものにすることに成功。これまでに4度もの世界王座挑戦を経験してきましたが、日本王座獲得は今回が初(以前、WBCフライ級のインターナショナル・シルバー王座を獲得)。自身45戦目にしてようやく日本の頂点に立つことに成功しています。

対する翁長はこれが3度目の日本王座挑戦になりましたが、またしても王座獲得はなりませんでした。


日本ライトフライ級戦:
王者久田 哲也(ハラダ)判定2対1(97-94、96-95、94-96)挑戦者板垣 幸司(広島三栄)

*スーパーフライ級戦に劣らず苦労人同士の対戦となったライトフライ級戦。1年前に39戦目にして初の日本王座戦出場でベルトを腰に巻くことに成功した久田が、33戦目にして初の日本王座挑戦の機会を得た板垣に僅差の判定勝利。苦しんだ末に3度目の防衛に成功しています。

ベテラン同士の対戦となった日本2大タイトルマッチ。やはりいいですね、日本国内王座は色々なストーリーがあって。
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村田、きっちりと初防衛に成功(WBAミドル級:レギュラー王座)

2018年04月19日 02時39分54秒 | 世界ボクシング
今週15日・日曜日、横浜アリーナで行われた試合結果です。
WBAミドル級戦(レギュラー王座):
王者村田 諒太(帝拳)TKO8回2分56秒 挑戦者エマヌエール ブランダムラ(伊)

*WBAのレギュラー王者、そう第2の王者とはいえ村田が世界王者であることは事実です。しかしミドル級の世界ランカーを相手に、ワンサイドの試合内容の上のTKO勝利を収めるとは。当たり前のことかも知れませんが、日本ボクシング史を振り返ってみるとどれだけ凄い事かが分かります。

村田には年内にあのゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)との対戦するという計画もあるようですが、まずは一戦一戦確実に勝利を収めて行って貰いたいですね。


WBCフライ級王座決定戦:
クリストファー ロサレス(ニカラグア)TKO9回1分42秒 前王者比嘉 大吾(白井・具志堅)

*前日計量に失敗した比嘉。試合の方でも元気なく敗れ、その全勝全KO記録が15でストップしてしまいました。改めて残念ですよね、今回の一戦。結果論ですが、世界王座の保持にこだわらず、スーパーフライ級かバンタム級での無冠戦出場でもよかったのではないでしょうか。比嘉陣営が、ひょっとしたら世界王者としてKO記録を更新する事に固着し過ぎていたのではないでしょうか。

比嘉は厳しい処分を受けなければいけません。しかし再起後は、これまで以上に頑張ってほしいものです。
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クルーザー級統一戦も延期に(色々:04‐18‐18)

2018年04月18日 00時11分10秒 | 世界ボクシング
最近(2018年4月18日ごろ)のニュースです。

1)来月11日に予定されていたクルーザー級の4団体王座統一戦、IBF/WBA王者ムラト ガシエフ(露)対WBO/WBC王者アレくサンデル ウシク(ウクライナ)戦は、ウシクが肘を痛めたために延期となっています。まだ新たな日程は発表されていませんが、近日中にも公表される見通しです。

2)こちらも本来なら来月に行われる予定だったWBAヘビー級レギュラー王座戦、王者マヌエル チャー(独)対 挑戦者フレス オケンド(プエルトリコ)戦は、9月29日にドイツで行われるようです。

3)そのWBAヘビー級レギュラー王座に挑戦を目論んでいる(?)OPBF(東洋太平洋)、WBOアジア太平洋ヘビー級王者の藤本 京太郎(角海老宝石)が来月7日、クルーザー級を中心に戦っている豪州人アーロン ラッセルを迎え王座の防衛戦を行います。

4)同じラッセルでもフェザー級を拠点にしているWBC王座保持者の米国人であるゲーリー ラッセル。その実力は認められていながらも、試合間隔が開き過ぎているために忘れられた存在になりつつあります。そのラッセルが来月19日、こちらも評価が高い指名挑戦者ジョセフ ディアスを相手に3度目の防衛戦を行います。王者ラッセル、2015年以降は1年に1試合というインターバルを続けていますがどんな試合を披露してくれるのでしょうか。

5)そのラッセルに2015年3月にWBCフェザー級王座を奪われて以来、8勝1敗という好戦績を収めてきた日本でもお馴染みのジョニー ゴンザレス(メキシコ)。今月7日にドミニカのマーリン カブレラに大差判定勝利を収め、保持するWBCスーパーフェザー級ラテン王座の3度目の防衛に成功しています。

6)ジョニゴンが2度挑戦し、獲得することが出来なかったのがWBCスーパーバンタム級タイトル。現在は彼の同胞であるレイ バルガスがそのベルトを腰に巻いています。バルガスは来月12日、保持する王座の3度目の防衛戦をアザト ホバニシャン(アルメニア)を相手に行う予定です。
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小原、まさかのKO負け(WBOアジア・太平洋ウェルター級)

2018年04月17日 01時43分50秒 | 世界ボクシング
先週12日・木曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
WBOアジア・太平洋ウェルター級戦:
挑戦者アルビン ラガンベイ(比)KO2回2分36秒 王者小原 佳太(三迫)

*このあたりの階級で日本人選手が世界を獲得するのは難しいでしょう。しかし小原は世界戴冠なくとも世界ランカーとして十分やっていける力はあると思っていました。

結果論ですが、相手のペースで戦ってしまったんでしょうね。ガンガンと前に出てくる比国人から2度のダウンを奪うも、最後はダブルノックダウンからKO負け。昨年の夏に獲得した自身3つ目のベルト(以前にスーパーライト級で日本王座とOPBF(東洋太平洋)王座を獲得)を手放してしまいました。

まあ再戦で王座返り咲きも十分にあると思いますが、19勝のうち17のKO勝利、そして3敗はすべてKO/TKO負けとファンからすれば見ていて面白い選手であることには間違いないでしょう。


WBOアジア・太平洋フェザー級戦:
王者リチャード プミクピック(比) 判定3対0(116-112x2、115-113)挑戦者木村 吉光(白井・具志堅)

*昨年9月に天笠 尚(山上)に僅差の判定ながらも明白な勝利を収めているプミクピック。当時は比国の中堅選手と思われていましたが、30戦も実戦を重ねているうちにジリジリと底力をつけ始めたようです。

10戦目でタイトル初挑戦となった木村ですが、要所要所にポイントを奪われていき最終的にはポイント負け。このプミクビックも日本人選手にとり、世界挑戦前に倒さなければならない壁となりつつあるようです。現在OPBF王座には清水 聡(大橋)が君臨し、今月7日に源 大輝(ワタナベ)が日本新王者の座に就いています。清水、源対プミクピックという対戦カードが実現してほしいものですね。
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戻ってこなくていいです(色々:04‐16‐18)

2018年04月16日 00時11分02秒 | 世界ボクシング
最近(2018年4月16日ごろ)のニュースです。

1)2015年11月に、あのウラジミール クリチコ(ウクライナ)に勝利をおさめ、ウラジが築いて長期政権に終止符をうったタイソン フューリー(英)。ウラジとの再戦が何度も予定されましたが、そのたびにフューリーの個人的(精神面)な理由で試合直前のキャンセルされてきました。そして英国人は挙句の果てにヘビー級王座返上+現役からの引退を発表していました。

そのフューリーが6月9日、対戦相手は未定ながらも再起戦を予定しているようです。まあその試合が実際に行われるまでは信用できる情報ではありませんが。正直、リングに復帰してほしくないんですよね、こういう人には。しかし試合が決まれば頑張ってほしいです。ちなみにこの英国のタイソン氏、25戦全勝(18KO)という素晴らしい戦績の持ち主です。

2)7月に、マレーシアのリングでWBAウェルター級王者ルーカス マッティーセ(亜)に挑戦を予定している現在のボクシングの生きる偉人マニー パッキャオ(比)。当初その試合は7月8日に予定されていましたが、一週間後の7月15日に開催されることに変更されています。

3)マッキャオの後輩で、IBFフライ級王座を保持していたドニー ニエテス(比)がその王座を返上。井上 尚弥(大橋)が返上したWBOスーパーフライ級王座の決定戦に出場する見込みです。ニエテスはすでにWBOスーパーフライ級の1位にランキングされていますが、2位にはニエテスの同胞アストン バリクテが、3位には我らのローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)、4位にはマクウィリアム アローヨ(プエルトリコ)が虎視眈々と王座挑戦に睨みをきかせています。

4)ニエテルが返上したIBFフライ級の王座決定戦はすでに決まっており、以前その王座を保持していたモルティ ムタラネ(南ア)とモハマド マシーム(パキスタン)の間でその王座が争われます。このIBFフライ級王座決定戦は、「マッティーセ対パッキャオ」戦の前座で行われます。

5)そのマレーシアのリングでは、マイナー団体IBOフェザー級王座決定戦も決行されます。その試合に出場するのはマーク マグサヨ(比)とエディバルド オルテガ(メキシコ)。マグサヨは21戦全勝(16KO)の戦績の持ち主で、WBC、WBOでは世界上位ランカーとして位置している中々楽しみな選手です。

6)5月5日にサウル アルバレス(メキシコ)との再戦を予定していたゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)。同日に代役相手に試合決行を目指していますが、中々対戦相手が見つからないようです。
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バカヤロー!(WBCフライ級)

2018年04月15日 12時54分09秒 | 世界ボクシング
現地時間の約半日後(日本時間の15日・日曜日)に行われるWBCフライ級戦、王者だった比嘉 大吾(白井・具志堅)と挑戦者クリストファー ロサレス(ニカラグア)の一戦。前日計量で比嘉が計量失格という日本人の世界王者としては初の大失態劇を演じてしまいました。あきれるというか何というか。この行為、プロ失格以外の何ものでもありませんね。

今回のロサレス戦にもしKO、またはTKO勝利を収めていれば、日本記録の16連続KO勝利樹立だったんですがね。そうなっていれば、比嘉は将来的に国民的ヒーローの地位にさえ手が届いたかもしれないのに。非常に残念です。

残念ですが、試合では比嘉の勝利を願っています。
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今週末の試合予定

2018年04月14日 00時33分50秒 | 世界ボクシング
2018年4月第2週末の試合予定です。

14日 土曜日
エディオンアリーナ大阪
日本ライトフライ級戦:
王者久田 哲也(ハラダ)対 挑戦者板垣 幸司(広島三栄)

日本スーパーフライ級王座決定戦:
翁長 吾央(大橋)対 久高 寛之(仲里)


15日 日曜日
横浜アリーナ
WBCフライ級戦:
王者比嘉 大吾(白井・具志堅)対 挑戦者クリストファー ロサレス(ニカラグア)

WBAミドル級戦(レギュラー王座):
王者村田 諒太(帝拳)対 挑戦者エマヌエール ブランダムラ(伊)


16日 月曜日
後楽園ホール
日本ウェルター級戦:
王者有川 稔男(川島)対 挑戦者矢田 良太(グリーンツダ)


17日 火曜日
後楽園ホール
OPBF(東洋太平洋)ミニマム級戦:
王者小浦 翼(E&Jカシアス)対 挑戦者田中 教仁(三迫)
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ハード、きわどく王座統一に成功(2団体スーパーウェルター級)

2018年04月13日 00時42分33秒 | 世界ボクシング
先週末7日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
2団体スーパーウェルター級王座統一戦:
IBF王者ジャレッド ハード(米)判定2対1(114-113x2、113-114)WBA王者エリスランディ ララ(キューバ)

*王者同士による世界タイトルの統一戦。拮抗した試合内容が続いていましたが最終回、ハードがダウンを奪うことに成功。WBA王座を吸収するとともに、IBF王座の2度目の防衛に成功しています。


IBFスーパーミドル級戦:
挑戦者ジェームス デゲール(英)判定3対0(114-113x2、117-111)王者カレブ トゥルアックス(米)

*昨年の師走に、当時無名のトゥルアックスにまさかの判定負けを喫し王座から転落してしまったデゲール。今回の再戦ではきっちりと借りを返すとともに、王座返り咲きに成功しました。
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源、2度目の挑戦で王座獲得に成功(日本フェザー級)

2018年04月12日 00時40分46秒 | 日本ボクシング
先週末7日・土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フェザー級戦:
挑戦者源 大輝(ワタナベ)TKO7回1分12秒 王者大橋 健典(角海老宝石)

*約2年半ぶりの日本王座の挑戦権を手にした源。初回から大橋を圧倒し最後はレフェリーストップに持ち込んでいます。実力拮抗者が多く存在する日本フェザー級戦線。その中で源がその強打でどれだけの存在感を示していけるのでしょうか。まずは初防衛戦の行方を見守っていきましょう。
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ヤップ、新たな日本人の壁に(OPBFバンタム級)

2018年04月11日 00時24分23秒 | 世界ボクシング
今月4日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)バンタム級戦:
王者マーク ジョン ヤップ(六島/比)判定3対0(116-112x2、117-111)挑戦者中嶋 孝文(竹原慎二&畑山隆則)

*ここまでのキャリアの40戦の内、12もの敗戦を重ねてきたヤップ。しかし2012年初秋に日本に本拠地を移して以来、そのキャリアが反転。ここ3年間は負けなしの状態が続いています。

2016年11月に同王座を獲得して以来今回が3度目の防衛戦となったヤップ。出場したすべてのOPBF戦では日本人選手に圧勝してきましたが、その記録に新たな被害者を加えることに成功しました。大阪を本拠地にしているヤップが後楽園ホールのリングに立つのは、2013年11月以来3度目。同地で初の勝利を収めるとともに、OPBF王座の3度目の防衛に成功しました。今後どれだけの日本人選手を相手に勝利を収めていくのでしょうかね。そのあたりに非常に関心がもたれます。
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