勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

うそ

2013-06-13 00:51:24 | Weblog
 「折れた煙草の吸いがらで あなたの嘘がわかるのよ♪」と中条きよしは歌った。歌の主人公の女性は、そんな嘘のうまい人を心のどこかで許しているのかもしれない。でも世の中には許せない嘘もある。


 プロ野球の統一球問題で記者会見した加藤良三コミッショナーは、変更した事実は11日まで全く知らなかったとしらを切った。日本野球機構(NPB)の下田事務局長が、コミッショナーと相談して変更を決めたといいながら、記者会見では「報告しなかった」と発言を翻した。そして加藤コミッションーは、「事実を隠蔽する意図はなく、不祥事を起したとは思っていない」と開き直り、辞任の意思がないという。こんな嘘が通るとでも思っているのだろうか?これを不祥事といわずしてなんというのか?百歩譲って、報告を受けていなかったとして、そんなコミッショナーが必要なのか?それを恥じる気持ちはないのか?


 統一球を飛びやすく変更したことを隠すという嘘。そして一度は相談したといいながら、報告しなかったという嘘。それを受けての報告がなかったとの見え見えの嘘。そんな嘘つき団体を信用などできない。

 そもそも、この問題で嘘をつく必要がどこにあったのか。メディアでは様々な憶測が飛ぶ。報道によると去年のボールの在庫処分が2月迄行われたという。そんなみみっちい根性が、ファンも、命がけでプレイをする選手をもないがしろにした、愚かな嘘の源ではないのか。数年前、読売新聞のトップに君臨する、傲慢な老害を撒き散らすナベツネの言動に嫌気が差して、巨人ファンをやめ、プロ野球を見なくなった。しかし、今年は日ハムの中田君や大谷君の活躍で、日本のプロ野球も見るようになったが、この問題の発覚と、ファンや選手無視の嘘つき体質に再び野球に興味がなくなった。