勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

記憶力

2008-05-31 14:50:02 | Weblog
 人には誰にも得手不得手がある。得手の少ない僕には不得手がいっぱい。若い頃から僕の記憶の回路は壊れている。歳のせいだけではない。特に人の顔を覚えることが苦手である。それによる失敗談、数え上げたらきりがない。

 昨日のこと、フロントでお客様を待っていた。そのとき、お店のお客様としては若い妙齢のご婦人に挨拶された。一瞬 “アレッ、誰だっけ、見たことあるけど思い出せない” そう思いながら返した挨拶はぎこちない。そのご婦人も戸惑った顔。


 踊っているとある教師と踊っているその方を発見。そうだ、先月14日のデモに出演し、頼まれて写真を撮った方だ。その時も何度かお話をしている。音楽が終ると同時にその方のそばに行って、事情を説明する。ニッコリしてくださったが、納得していただいたかどうかはわからない。

 以前、お客様に指名され、リストで呼ばれたときのこと。「あの~、僕と踊ったことありますか?」と聞くと「同じ質問されたのこれで3回目です」「・・・???」。お客様に頼まれたとき、他の教師のお客様だったりすることがあるので、気をつけなければいけないのだが、これでは今の職業、失格である。

 ある日、スーパーのレジに並んでいると、前の女性から「こんにちは」と、挨拶された。「誰だっけ?」と聞くと、一瞬その方は固まった。開店して1~2ヶ月経ち、週に2回は食べに行っていたラーメン屋さんのママだった。

 反省です。知らない人に挨拶されたら、何も考えずに丁寧に挨拶を返すこと。後で誰だっけと悩まない。でも、心のこもらない挨拶はしたくないし・・・♪

人相

2008-05-30 11:46:16 | Weblog
「わたしって、変な顔してるのかしら?」 
「何故?」
「東京駅を歩いていると、いつも声を掛けられるの」
「なんて?」
「顔の相が、どうのこうの言うのよ」
「他の人には声をかけないのに、あの人混みの中で何故わたしなのかしら」

「隙があるんじゃないの」
「わたし、急いで歩いているのよ」 
「そういうことじゃなくて・・・」
「名刺もらってきたわ」
「それで、見てもらうつもりでいるの?」
「だって、今日で4回目よ」
「だからぁ、それが隙があるっていうことなのっ!」

お客様との会話である。

「いまでも、別の人から電話がかかってくるんだけど、いつも主人が出ちゃうので、話せないのよ」
「電話番号教えたの?」
[いい人相してますねぇ、って言われたの」
「それでいい気になったんだ」
「その人の名刺もあるわ」
「そんなもの捨てなさいっ!」

僕の声が、だんだん荒くなってくる

「あのねぇ、外を歩いていて声をかけてくる人に、信用できる人なんかいませんっ!」
「わたし、電車の中で隣に座った人の話で、24時間風呂の工事をその場で頼んだわ」
「えっ、どこの誰かわからない人に?」
「50万位かと思ったら80万かかったの」
「主人は怒って一週間お風呂に入らなかったのよ」
 
「僕なら、一ヶ月入りませんっ!」
「わたし、他人を疑ったことないのよ、みんないい人に見えちゃうの」
「だから、僕のところにも来るわけ?」
(笑)
「電話や、道端での勧誘にまともなものはありませんからねっ!」

「わたし、今日は怒られに来たみたい」
「振り込め詐欺にあわないように気をつけなさいよ」

僕よりご年配のご婦人である

はじける若さ

2008-05-28 23:47:34 | Weblog
 恒例となった我が店のイベントのひとつ、アルバイトで働く学生さんによるデモンストレーションが行われた。そのレベルは高く、大学を卒業して、プロの競技選手として活躍するカップルもいる。躍動感のあるエネルギッシュな踊りは、未完成なるがゆえに魅力的でもある。彼らの若さに溢れたダンスをお楽しみいただけたら幸いです。
 彼らの踊りを見る度に思い知らされる。若さに優る財産はないことを・・・♪

木漏れ日

2008-05-27 23:59:36 | Weblog
 梅雨も近い5月の末、真夏のような暑い日が続いている。僕の大好きな季節である。木々の間から洩れる陽の光を揺らして、爽やかな5月の風が吹き抜けた。

 上野寛永寺境内では、木漏れ日の中、絵を描く人、お参りをする人、散策をする人、それぞれが初夏の午後を楽しんでいた。

 重なり合う木々の葉がレンズの役目をして地面に落ちる木洩れ日は、何故かみな丸い。それは光源である太陽が丸いからだそうだ。光源を星型やハート型にすると、木漏れ日もその形になるという。

 何の疑問も持たず、当たり前に見ていたことも、その理由(わけ)を知ると不思議発見である。ちなみに日食のときの木漏れ日は、欠けた円になるそうだ。日食があったら気をつけて見てみよう。

夏日

2008-05-26 18:11:28 | Weblog

麦藁帽子は もう消えた
田んぼの蛙は もう消えた
それでも待ってる 夏休み
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 吉田拓郎の歌が聞こえてきそうな暑い日になった今日、小憎君も夏姿に衣替え。ボランティアのお嬢さん方の着せ替え作業がちょうど終了したところだった。(マウスオンでどうぞ)

「ボク、今日は暑いねぇ」 「小憎君、早く夏休みが来ないかなぁ♪」

暑さのためか、今日はおしっこの出が悪いよ~♪

みんながカメラを向けるから、恥かしくていつものようにおしっこが出ないんだよ♪

雨上がり

2008-05-25 17:18:17 | Weblog

◇ 陽はまた昇る ◇

夢を削りながら 
年老いてゆくことに 気が付いたとき 
はじめて気付く空の青さに



 窓の外の雨音に目覚め、枕元のミニコンポのCDに耳を傾けると、雨だれのようなピアノの流れに乗って聞こえてくる歌は、谷村新司の『陽はまた昇る』。


鉢植えの紫欄の花
朝の雨にうたれ 息絶えだえに
ただひたすらに 遠い窓の外



 歌は続く、『もしかして言わなければ、別離(わかれ)ずにすむものを・・・』 『あの人に教えられた 無言のやさしさに 今さらながら涙こぼれて・・・』

 雨上がりの午後、厚い雲に覆われた日曜日。『陽はまた昇る どんな人の心にも あ~ 生きているとは 燃えながら暮らすこと』。

 年老いてはじめて気付くことのなんと多いことか。昔聴いた「陽はまた昇る」と、今また聴く「陽はまた昇る」は、なぜか微妙に響きが違う。人は何かを愛しながら生きている。生きているとは、燃えながら暮らすこと。雨上がりの午後は、センチメンタルな日曜日でもあった。

2008-05-24 01:06:26 | Weblog
 あるダンス教師がいました(過去形です)。お客様を待つ間、椅子に座っていつも居眠りをしています。身体がほとんど倒れる寸前に元に戻りますが、そのまままた居眠りを続けます。ある時立ったまま居眠りをして、身体が倒れそうになり、2~3歩踏み出して辛うじて止りました。


 その教師のお客様に姉妹で踊りに来る方がいました(過去形です)。お姉さんはかなりの高齢で、階段は手摺りに掴まらないと昇り降りできません。手を貸そうとしても嫌がります。

 時々、僕がお手伝いで踊ることがありました。妹さん曰く、「○○先生、踊りながら、居眠りするのよ」 「嘘でしょう?」 「ほんとうよ、お姉ちゃんに聞いたのよ、お姉ちゃんと踊りながら、白鳥が飛んでるって言ったらしいの」 「それで?」 「お姉ちゃんが何?って聞くと、あっ、オレ今夢見てたって言ったそうよ」 「・・・」

 これ、ほんとうの話です。お姉さんにも確認しました。でも、これで我々の仕事が成り立つとは思わないでください。それは病気かもしれませんから・・・。

寝ボケ?

2008-05-23 01:02:08 | Weblog
 ここ数日寝不足が続いたので、夜の仕事に備え昼寝をした。午後4時に目が覚めたが、身体がだるい。仕事に出かける前に体調を整えるための栄養剤を飲んだ。頭はまだ覚めきっていない。錠剤を飲み込んで気がついた。「あれっ、睡眠薬だっ!」


 あまり薬は飲まない僕だが、薬類を飲むパターンが2通りある。疲れたときに飲む栄養剤と、寝不足が続いたとき、たっぷりと睡眠をとるために飲む誘眠剤。それぞれ置く場所が違う。

 寝起きで、まだ完全に目覚めていない頭は、無意識に後者のパターンを選んでしまった。その途端に寝ぼけていた我が頭は目覚めたのだ。

 濃い目のコーヒーを飲んで仕事に出たが、身体の動きは鈍い。いつもの切れがない。眠ろうとする身体と、起こそうとする意志。身体と意識の喧嘩は、お客様には気づかれないよう注意を払って踊った。いつもより疲れた。

ある晴れた日の午後

2008-05-22 01:39:26 | Weblog

雨が降ってた しとしとと 
ある日の午後の ことだった
君と僕とは 寄り添って 
雨の歩道を 濡れながら
ふたりたのしく 歩いたね

-ある雨の午後-


 激しい雨と風から一夜が明けた東京は、初夏の陽ざしに照らされた木々の緑が、一段と眩しく輝いていた。

 汗ばむような晴れた日の午後、友の誕生日を兼ねた食事を青山で済ませ、のんびり歩いたケヤキ並木は、天にも届けとばかりに枝を広げ、ファッションの街原宿の表参道を今日も見守り続けている。

 築年数80年を経過していた同潤会青山アパートを取り壊し、その跡に建設された表参道ヒルズは、全長約250メートル、地上6階地下6階の建物である。国内外の有名ブランドなどが入居する商業施設であり、4階以上は住居施設となっている。表参道の傾斜にあわせ、床をスロープ状に傾斜させているのが特徴として話題になった建物でもある。

 大正9年明治神宮が設営されてから植えられたという、歴史あるケヤキ並木の木漏れ日が心地よく、緩やかな坂道はファッションの街の名に恥じない、若者たちが行き交うおしゃれな空間である。浅草とはちょっと雰囲気が違うなぁ♪

人生いろいろ祭もいろいろ

2008-05-20 00:00:37 | Weblog
浅草三社は男の祭 三社の祭で夏が来る

浅草は夏と祭と浴衣美女

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浅草は美女と般若と観音菩薩(マウスオンでどうぞ)

浅草はキューピーさんも肌絵好き

何も言うまい親子の絆

人生いろいろ生き方いろいろ

親子もいろいろ

パパもいろいろ

やさしいパパと

強面パパと

男とパパのやさしさは 顔じゃないよこころだよ

祭に酔ったそのあとは あとの祭にならぬよう 人生いろいろ祭もいろいろ♪

三社祭

2008-05-19 04:02:42 | Weblog
 毎年恒例の浅草三社祭は、主役の本社神輿三基の宮出しが中止となり、人出も昨年に比べ大幅に少なくなった。全国から集まる担ぎ手も、今年は寂しい思いをしたに違いない。そこで我が画像は、神輿を様々な角度から撮ってみた。以下は町内神輿の練り歩く姿の一部です。一緒に担いだ気分を味わっていただければ幸いです。
 神輿を中心とした多くの画像をご覧いただきありがとうございました。明日は祭に見る人間模様を取り上げてみようと思います。ご期待(?)ください。

あぁ勘違い♪

2008-05-17 02:28:12 | Weblog
 街なかの看板に思わずドキッとしたり、ニヤッとしたりの、あぁ勘違い。そんな体験はありませんか?
ご飯(まんま)やさんです。東国原さんはいません。

青春のシンボル?今の僕には懐かしい。

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マウスオンでどうぞ・・・???

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マウスオンしちゃだめぇ~♪ 

ドッキリカメラでした~♪

ムラサキツユクサ

2008-05-16 00:54:40 | Weblog
寒い日が続いた東京は、一週間ぶりの晴天に恵まれ青空が顔を出した。

-むらさきつゆくさ-

◇ 青い沼 ◇

胸の奥の 青い沼
そのほとりに涙をためて
たっている人がいる

ああ
きょうの水は
なんて青いのだろう

-星野富弘さん-
 
大地震が発生した中国四川省から届く画像が涙を誘う。
カメラを見つめる眼差しが悲しげだ(朝日新聞から)
 
◇ 憂い ◇

昔の人の詩にありました

君看よ双眼のいろ
語らざれば憂い無きに似たり

ぬくもりの残る手を握りしめる手は母親か(朝日新聞から)

憂いがないのではありません
悲しみがないのでもありません
語らないだけなんです

語れないほどふかい憂いだからです
語れないほど重い悲しみだからです


語らざれば憂い
無きに似たり

-みつをさん-
 

◇ 青い空 ◇

久しぶりの青空は 胸の奥の青い沼か
そのほとりに涙をためて
たっている人がいる
あぁ 
今日の空はなんて青いのだろう
 

儚きは・・・

2008-05-15 01:11:16 | Weblog

きみの線香花火を 持つ手が震える
揺らしちゃ駄目だよ いってるそばから
火玉がぽとりと落ちて ジュッ

☆線香花火☆
-作詩/作曲 さだまさしさん-
儚きもの、それは季節はずれの線香花火

儚きもの、それは季節はずれの寒さに震えるタンポポの綿毛



君故に
永き人生(ひとよ)を 霜枯れて
永遠に春見ぬ 我が運命
ながろうべきか 空蝉(うつせみ)の
儚き影よ 我が恋よ

☆影を慕いて☆
-作詞/作曲 古賀政男さん-

儚きは、ながろうべきか 空蝉の 儚き禿げよ 我が髪よ(禿を慕いて)

 真冬を思わせる季節はずれの寒さに、頭の回転も鈍りがち。オォ、サブ~~~♪