勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

向日葵

2010-06-26 23:54:11 | Weblog



小憎くん 黄色ずくめで もうすっかり夏の装いだねぇ



おじちゃん ひまわりいろはね 6月13日の誕生色なんだって



で 6月13日は小憎くんの誕生日かい?



ううん 違うよ でもね 6月25日はマイケル・ジャクソンの命日なんだよ



そうか マイケルが亡くなってもう一年も経つんだね でもマイケルとひまわりとどんな関係があるの?



マイケルは ひまわりの花が好きだったんだって



そういえば マイケルが眠る地に 2,000本のひまわりが花を咲かせていると ニュースで見たよ
 



おじちゃん 向日葵っていう字は 難しいね



花の漢字は読めても書けない字が多いね



ひまわりも 「向日葵」か「日向葵」か わかんなくなっちゃうよ



じゃぁ 花の漢字のお勉強しようか 小憎くんに問題を出すよ



ぼく 読めるかなぁ



次の漢字は 花の名前だけど 全部読めたらテレビのクイズ番組に出ようね



紫陽花
馬酔木
無花果
女郎花

蒲公英
紫雲英
百日紅
合歓
浜木綿
芥子
土筆
万年青



次の字が読めなかったら お尻ペンペンだよ

勿忘草


最近 こんな題名の歌もヒットしたねぇ

吾亦紅


おじちゃん ぼくには難しいよ でも「勿忘草」は読めるよ



答えは上から順に


あじさい
あせび・あしび
いちじく
おみなえし
すみれ
たんぽぽ
れんげ・げんげ
さるすべり
ねむ
はまゆう
けし
つくし
おもと
わすれなぐさ
われもこう



さて 小憎くん いくつ読めたかな 読めなくても 恥かしくはないけど 読めるとうれしね



おじちゃん ぼく 今度逢うまで全部読めるように お勉強しとくね



また来月逢おうね



バイバ~イ

裸の王様

2010-06-25 05:42:44 | Weblog

赤ちゃんは王様だ
裸の王様だ
笑ったら王様だ
泣いたって王様だ

 1963年(昭和38年)第5回・レコード大賞歌唱賞を受賞した、フランク永井さんの「赤ちゃんは王様だ」で歌われた赤ちゃんは、泣いても笑っても、声を出しても黙っていても、眠っていても目を覚ましても、何をやっても「みんなの王様だ」と歌う。

 アンデルセンの童話では、子供に指摘されて初めて己の愚かさに気付く裸の王様がいた。この話、王様の愚かさだけでなく、権力者に迎合する民衆の愚かさをも揶揄しているようだ。

Bebe Brasile醇oo Baila Samba - Brazilian Baby Dancing the Samba

 しかしながら、おむつ姿で全身を使い腰をくねらせ、サンバのリズムに合わせて踊る裸の王様のなんと可愛いことか。今話題の、この赤ちゃんの見事な踊りとバランス感覚、さらにリズム感の良さには、ダンスを生業にしている僕も真っ青。マイケル・ジャクソンもあの世で驚いているかもしれない。小さな裸の王様の、無邪気な癒しのパフォーマンスをじっくりとご覧いただきたくて、紹介させていただきました。

雨上がり

2010-06-23 22:51:11 | Weblog

六月の雨には
六月の花咲く
花の姿は変わるけれど
変わらぬ心を誓いながら


小椋佳さんは「六月の雨」の中で、移り気な愛を静かに切なく歌う。六月の花・紫陽花の花言葉は「移り気」だとか。
 

朝からの鬱陶しい梅雨空も夕方には晴れ間も覗き、雨上がりの墨田公園の紫陽花が木々の緑に映え一段と美しさを増している。
 

夕日に照らされた紫陽花も美しい



しかし、紫陽花が流す一雫の涙は美しく悲しげだ




いくつ春を数えても
いくつ秋を数えても
二人でいたい


雨の日は、心がやさしくなれるような気がする

Cafe Bach

2010-06-21 23:43:32 | Weblog
 我が住む下町浅草には、人生の縮図が見える場所がある。我が家に隣接する一角は、その昔遊郭として栄えた、名にし負う歓楽街吉原である。今は日本一のソープランド街としてその名を轟かせている。

 そのソープ街を抜けた先には、清川と地名が変わったが、以前は山谷と呼ばれた、日雇い労働者の滞在する場所(俗に言うドヤ街)があり、昼間から路上でお酒を飲む人たちがたむろし、そこここでは寝込んでいる人もいる。

 山谷と吉原の間には、料金が安いことから、外国人旅行者の利用が増えてきた簡易宿泊施設が軒を並べる一角もある。そんな環境の中にある自家焙煎珈琲の店「カフェ・バッハ 」は、美味しいことで有名であり、沖縄サミットではこの店の店主「田口護氏」が、コーヒーを任されたという。
 
 我が家の近くに、場違いとも思われるこんな有名な珈琲店があることを知り、早速出かけてみた。店内はセンスのいい落ち着いた雰囲気の珈琲色の椅子とテーブル。邪魔にならない音量でクラッシック音楽が流れ、店員の応対もきびきびとして気持ちがいい。


 注文した「バッハブレンド」は苦味が強く、コーヒー好きは満足する味に違いない。人生の縮図が見え隠れする環境の中で飲むコーヒーの味はほろ苦く、コーヒー通ではない僕にも、これが美味しいコーヒーというものなんだな、と思わせてくれた。

 コーヒー好きの仕事仲間から頼まれたコーヒー豆は「マンデリン」。コーヒー通の彼はこの味に満足してくれるだろうか。。。

恋文

2010-06-18 21:57:52 | Weblog
二つ折りの恋文が 花の番地を探している 

あの『にんじん』の著者で、フランスの作家ジュール・ルナールは、『博物誌』の中で蝶のことをこう詠んだ。



 PCや携帯で、いつでもどこでも簡単にメールが送れる時代、手紙を書く機会はほとんどなくなってしまった。ましてやラブレターなど。。。

恋文
  

あなたに初めて貰った手紙には、たった一行
「君は僕の太陽だ」
そう書かれてありましたね
初めはなんてキザな人なんだろうと思いました
でもね、あなたの所に遊びに行った時
ゴミ箱から溢れるほどくしゃくしゃに丸められた便箋には
「君は、君は、君は・・・」とだけ
その一言だけを何度も何度も書き潰されてありました
あの時、あなたの心に触れたようで、私は涙が止まりませんでした
あなたはどうして泣いているのか分からず、ボロボロのタオルを貸してくれましたね
あれから三十二年、あなたがくれたこの手紙と
そこから生まれた家族の愛は
これからも私にとって大切な宝物です
そして、私は今でもあなたの太陽ですか?  
「妻から夫へ」

-60歳のラブレターから-



私が先に死んだら
新しい奥さんをもらいなさいよ

いいとも、その時は
うんと若いかみさんをもらおうか

そんな話をしたこと覚えているかい
あれは冗談のはずだろう?
それなのに、本当に先に逝くなんて
そりゃないよ

でも、心配するな
なんでもひとりで出来るようになったんだ
掃除だって、洗濯だって
ちゃんとやってるさ
料理だって、立派なもんだ
きみに見せたいくらいだ

でもな~
でもな~

ひとりぼっちで笑うのって
難しいよ



「夫から妻へ」

-60歳のラブレターから-

 

☆世界一短いラブレター☆

夫から妻へ
「す」

妻から夫へ
「き」


勿忘草の花の番地には、うれしい便りは届いたが、二つ折りの恋文は、飛んでこなかった。
 

世界チャンピオン

2010-06-17 23:04:16 | Weblog
 ホール新世紀では、毎月、トッププロの出演によるダンスのデモンストレーションが行われる。日本の選手はもとより、世界のトッププロのパフォーマンスをビデオや写真に撮ることは、肖像権などにより禁止されている。

 先日、現世界チャンピオンのアルナス・ビゾカス&カチューシャ・デミドヴァ組によるデモンストレーションが行われたが、彼らはサービス精神旺盛で、ビデオは禁止だが写真は許可がでた。大変珍しいことなので、カメラを持たずに出かけた僕は、こんなチャンスを逃すまいと慌ててカメラを取りに家に戻った。

 僕の稚拙なカメラ技術では、彼らのスピードと迫力のあるパフォーマンスをお伝えすることはできないが、稀有な機会なので、少しでも世界チャンピオンの舞を楽しんでいただけたら幸いです。
















 競技ダンスには、タンゴ、ワルツ、スロー・フォックストロット、クイックステップ、ヴェーニーズワルツ(ウィンナーワルツ)の5種目のスタンダード部門と、ルンバ、チャチャチャなどのラテン部門があり、彼らはスタンダード部門のチャンピオンです。

虹の彼方に

2010-06-16 21:37:41 | Weblog
 梅雨の晴れ間の蒸し暑い夕暮れ時、突然の雨音に慌てて洗濯物を取り込んだ。独り身の悲しさをあざ笑うかのように空に架かった虹の橋。よく見ると虹の橋は二重橋。
 
 はっきりとした虹を主虹(しゅこう)、うっすらと見える虹を副虹(ふくこう)と呼ぶらしい。虹の色は七色で、その配列も外側から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫 と並ぶことは誰もが知っている。ところが、副虹はその配列が逆になることを知った。



Somewhere over the rainbow
Skies are blue
And the dreams that you dare to dream
Really do come true


虹の彼方の青い空

どんな夢も叶えてくれる




星に願いをかけるよに 

オズの魔法使いに願いをかけて 

スカイツリーも聳え立つ

虹の彼方に夢を見る

 ギリシャ神話では、虹は伝令の女神「アイリス」を意味するという。アイリスの花言葉は、「うれしい便り」「あなたを大切にします」「愛」だとか。数日前、思いもかけない人からの、嬉しい便りをいただいた。

セキュリティー

2010-06-14 15:21:17 | Weblog
 PCを扱う上でセキュリティーは大事な要素になっている。記憶力の衰えにより、IDやパスワードを忘れて苦労することも度々。そんなときのためのバックアップも、必要に迫られないと怠りがちである。

 日付の変わろうとする真夜中、軽い夜食と飲み物を買いに、住まいの直ぐ隣のコンビニに行こうと玄関を出た。その時、何故か手元が狂って、ドアのアームロックを完全に倒さないままドアを閉めてしまった。『シマッタ!( ̄□ ̄;)』などとしゃれを言ってる場合じゃない。再びドアを開けてみると、案の定、バネ式のアームロックがかかってドアが開かない。困った、どうしよう。 

 
 部屋に入る術はない。辛うじてベランダ側のドアは開けたままである。ベランダには避難梯子があり、上階のベランダから降りることができる。しかし真夜中に上階の老夫婦は寝ているだろう。以前お孫さんが来ると、一日中部屋の中を暴れまわる音に業を煮やした僕は、注意を促しに行ったことがある。その後も親しく挨拶や会話は交わしていたのだが、こんな真夜中にお願いに上がることはためらわれた。しかし、背に腹は変えられない。

 エントランスから呼び出すも応答はない。躊躇しながらも3度ほど呼び出してみたが応答なし。思案投げ首、名案も浮かばずオロオロするばかり。

 管理人室の前にある貼り紙には「緊急連絡先」として、管理会社の24時間対応のコールセンターのフリーダイヤルが表示してある。しかし、手に持っているものは、小銭入れとそれに付いているドアの鍵だけ。携帯も部屋に置いたままである。

 覚えの悪い頭で、10桁の番号を必死で記憶する。近所には公衆電話など見当たらず、コンビニにもない。歩き回った末、やっとのことでボックスの公衆電話を探し当てた。藁にもすがる思いでうろ覚えの番号をダイヤルする。音声ガイダンスに従い、コールセンターを呼び出すことができた。

 コールセンターで教えてもらった『カギの救急車』 なるところへ電話するも、電話番号を間違えている。「ナンテコッタ」と自虐的になりながらも、再ダイヤルでつながった。わけを話すと、他の場所に行っているので、1~2時間かかるという。費用も23,000円プラス消費税がかかり、現金払いだという。この際金額の問題ではない。すべてを了承して、来て貰うことにした。

 怪しげな男と思われても仕方ない。真夜中にマンションのエントランスで待つこと1時間ほど。防犯整備士の肩書きを持つ、若いお兄ちゃん。丁寧な対応である。開けることができるのか、またどうやって開けるのかを問いながら、部屋の前まで案内する。

 驚いたことに、扉の覗き穴の小さなレンズを外し、そこから挿入した器具を操り、何度か試しながらも見事にアームロックが外された。不注意による、眠気も吹き飛ぶほどの真夜中の騒動は、こうして解決したのである。

 ちなみに、この防犯設備士の青年・高橋君の、丁寧な対応と手際の良さは、特筆に値するものであった。待たせたからと、20,000円に値引きまでしてくれた。そして、これからまだ依頼者があり、そちらに行くという。世の中、僕のような慌て者が居るものだなぁ。( ̄□ ̄;)

小田原城址公園菖蒲まつり

2010-06-13 04:21:53 | Weblog
 梅雨入りが遅れ、早朝から照りつける陽射しの中、小田原の眼科の検診に行った。東京駅から乗った東海道線の電車内は、冷房が効いている。暑くなるとの予報に、半袖のシャツを着て出かけた僕には寒いほどだった。

 いつもより混雑していた眼科だったが、帰りに立寄った小田原城址公園内の菖蒲は、3月から4月の低温により、開花が2週間ほど遅れたそうで、満開には少し早かったが、際立った美しさに目を瞠る。

 
 真夏のような暑さの中、色とりどりの花菖蒲を堪能し、流れる汗を拭きながら帰途につく。
 

梅雨入りが間近と天気予報が伝えているが、梅雨入り前の好天に恵まれた一日が過ぎるのは早かった。
 

雑草

2010-06-11 23:10:43 | Weblog
 「雑草という草はない」は、昭和天皇の有名な言葉である。また、俳人の滝野瓢水が呼んだ句、「手に取るな やはり野に置け 蓮華草」は、遊女の身請けをする知人を諌(いさ)めて詠んだ句だそうである。


 昨年いただいたマリーゴールドの花の種を採り、春先にプランターに蒔いた。間もなく芽を出したので楽しみにしていたが、どうも葉の形が違う。様子をみていると、それはつゆ草の葉に似ている。プランターの土は今まで使っていたものを乾燥させただけだった。つゆ草の深い藍色も好きなので、折角芽を出したつゆ草も抜かずにそのまま育てた。


 朝露を受けて咲き、午後にはしぼんでしまう儚い花だが、道端のいたるところに自生する生命力があり、雑草扱いされるこの野草の存在感は捨てがたい。梅雨入り前の暑い陽射しの中、ベランダを彩る花のひとつとして、コバルトブルーの小さい花は、目覚めたばかりの我が目を楽しませてくれる。

 
 つゆ草はミッキーマウスのような愛嬌のある花だが、「尊敬」という花言葉を持つ。僕は雑草のような生き方をする人が好き。エリートにもなれず、雑草のように強くもなれない僕は、いずれ忘れられるワスレナグサか。。。( ̄□ ̄;)
因みに、マリーゴールドは改めて他のプランターに種を蒔き、芽を出して順調に育っている。

◇雑草◇
-ツユクサ-

もともとここは
草はらでした
そこに人間が
家を建てて
「雑草が生えて困る」
なんていっちゃって
おかしいねぇ

-星野富弘さん-

甘い言葉

2010-06-09 22:46:11 | Weblog
 言葉は本来の意味と違う意味で使われることも多い。「イヤよイヤよも好きのうち」などはその典型かも。。。
 
 「甘い」という言葉がある。文字どおりsweetである。日本語の甘いには、砂糖や密などの甘さを表すほかにも、物事に対する態度がなまぬるいという意味や、満足できる状態ではないなど不充分である意味にも使われる。また味付けなど塩分が少ない時にも使われる、と何の疑問も持たずにいた。

 ある日、ラーメン屋さんに行った。ここの味付けは少し塩分が強く味が濃い。連れの女性が味を薄くしてもらおうと、「スープの味を甘くしてください」と言った。注文を受けに来た店員さん、一瞬固まった。もう一度「スープを甘くしてください」と念を押す。運ばれてきたラーメンを一口食べた彼女、「ウワァ~、これお砂糖が入ってる!」。このお店の経営者は中国人で、店員さんも中国人だった。結局ラーメンは食べずに帰った。

 笑い話として友人に話すと、「それは頼むほうが悪い。日本人でもそんな言い方ではわからないよ」という。甘いという言葉の使い方が間違ってると云うのだ。僕にとっても何の抵抗もなく使っている言葉である。そこで、仕事仲間数人にも聞いた。誰もがそんな時に甘いは変だという。一人だけ、賛同してくれた人がいたが。。。

 三省堂の「大辞林」で調べてみると、②の意味にこうある。《塩気が少ない。辛いの反対。「今日の味噌汁は甘い」「味付けが甘い」》。僕は間違っているのだろうか?NHKのことばおじさんに聞いてみたい。


今日の教訓 「気をつけよう 甘い言葉と暗い道」

豚まん

2010-06-07 23:14:27 | Weblog
 関東では肉まんと呼ばれる中華まんじゅうは、関西では豚まんという。肉といえば牛肉を指す関西では、区別するためにそう呼ばれるようになったとか。。。


 その大阪名物のひとつ、持ち帰り販売で有名な蓬莱の豚まんを、大阪帰りの友人からお土産にいただいた。その旨さを独り占めするのは気が引ける。友人が遊びに来たので一緒に味わおうと、温めた豚まんに、からしとウスターソースを添えて出した。

関西出身の友人は驚いたように、「何故ソースなの?豚まんはからし醤油でしょ!」と宣ふ。
「エェ~、肉まんってソースとからしで食べるんじゃないの?」

 お互いに、自分の食べ方が正しいと思っている。大阪名物の豚まんだから、関西出身の友人の食べ方を尊重した。この食べ方もいける。からし醤油での食べ方は知らなかった。僕の長年の食べ方は間違っていたのか?そこで調べてみた。

 土地によって、また人によって食べ方が様々であることに驚く。醤油、ソースをはじめ、ポン酢もある。何もつけないで食べる人も多いそうだ。味噌ダレもあるらしい。仕事仲間にも聞いてみた。やはり、醤油派、ポン酢派、何もつけない派、ソースは少数派だった。ところ変わればなんとやら。人もそれぞれ、食べ方もそれぞれ。とどのつまり、自分が旨いと思う食べ方が正しいと思えばいい。ところであなたは何派?

或る晴れた午後

2010-06-06 02:43:36 | Weblog
 葛飾区の水元公園は、小合溜という遊水池を中心とした都内最大の水郷公園である。敷地面積 766,955.19m2という広大な公園内には、水辺に強い樹木が生育し、多種多様の水生植物を見ることができる。


 一度は行ってみたいと思っていたこの公園に、誘われて出かけてみた。名前のとおり、水と緑に囲まれ、水面を渡る風は初夏の陽射しも爽やかに感じさせる。


 江戸幕府が灌漑用水を調整する遊水池として開削さたこの水郷は、江戸の町を洪水から守ると同時に用水として利用するために設けられたという。


 鏡のような水面に浮く睡蓮と、そこに映し出された青く澄んだ空の色は、梅雨間近な六月の空とは思えないほど済んでいた。


 この公園の見どころのひとつ花菖蒲は、盛りには少し早いが、広い園内のそこここの菖蒲田に、いずれあやめかかきつばたと、妍を競うかのように咲き誇る。


 水元公園の向かい側のみさと公園は埼玉県である。水元公園から足を伸ばし、美しい水辺空間を形成する緑が眩しいみさと公園をのんびりと散策する。


 この水辺を一周して、元の位置に戻ろうと思ったが、念のため施設の人に聞いてみた。「ここは一周できますか?」答えは「ノー」 


 2時間以上も歩き続けた我が足は、仕方なく木漏れ日の中、今来た道を引き替えしたが、花と緑に囲まれてのんびりとした一日を過ごすことができた土曜の午後だった。

世紀の大誤審

2010-06-05 01:19:20 | Weblog
 大リーグで審判の誤審により完全試合が幻となったガララーガ投手。涙で詫びた審判に対して、完全な人間はいないのだから、と言って審判を責めることをしなかった。そんな感動的なニュースと彼の爽やかな態度に心が洗われる。

 日本では、世紀の誤審といわれた日本シリーズの退場事件がある。1969年10月30日に後楽園球場で行われた日本シリーズ第4戦、巨人の土井選手の本塁突入でのセーフの判定が、日本シリーズ初の退場事件にまで発展し、それをきっかけに阪急は巨人に逆転され、試合に負けた。この判定は前代未聞の誤審といわれ、四面楚歌の岡田球審は辞表提出を覚悟した。
次の日の新聞に載った写真には、土井選手の左足が捕手の両足の間をかいくぐって本塁を踏んでいる瞬間が写し出されていた。岡田球審は前夜、報知新聞記者からこのことを知らされ涙したという。

 パーフェクトな人間などいない。「過ちて改むるに憚ることなかれ」とも「過ちて改めざる、これを過ちという」ともいう。過ちばかり多く、改めることを知らず、ましてや、過ちを犯した者を許すことなど不可能に近い僕は、生きる過ちか・・・(涙)

もったいない

2010-06-03 23:26:59 | Weblog
 江戸時代の名僧、沢庵和尚が考案したという説もあるたくあんを供する時は、二切れがよいとされる。一切れは「人斬れ」に通じ、三切れは「身斬れ」に通じるからだとか。。。

 先日、お客様が同好会の帰りに立ち寄り、その集いでいただいたという、自家製たくあんのお裾分けがあった。そして今日、「あのたくあん、色も悪いし美味しくなかったわね」と、お客様。

 「僕は、美味しくいただいてますよ。自家製のためか、色があまり良くなかったので、千切りにして、同じ様に千切りした生姜とニンニクを加え、鰹節で和えて胡麻を振り、箸休めとして美味しくいただいてます」 


「あらぁ、偉いわね。私なんか冷蔵庫に入れたままだわ。そんな風に手をかけて食べるなんて、男にしておくの勿体ないわ」 
「それって、褒め言葉?」
「そうよ!」
「・・・」

今、僕は、男として喜ぶべきか悲しむべきか迷ってる。( ̄□ ̄;)