昨日に引き続き、社交ダンスとしてはラテン部門より歴史も長いスタンダード部門の紹介を紹介させていただきます。画像はすべてホール新世紀に出演された
菅谷和貴・尾崎育代組によるものです。
その昔、男女の出会いの手段でもあった社交ダンスは今、スポーツとしての地位を確立し、健康志向の高齢者にも大いに人気があります。特に日常生活では行われない後退動作が多く、普段使わない筋肉や脳を使うことも特徴的です。
ワルツといえばヨハンシュトラウス、シュトラウスといえばウィンナワルツですが、社交ダンスでいうワルツは、スローワルツのことで、ウィンナワルツは、別にヴェーニーズワルツといいます。円舞曲といわれるように、ナチュラル系とリヴァース系の回転動作の組み合わせによる優雅なダンスです。
音楽でいうタンゴはアルゼンチンタンゴとコンチネンタルタンゴがありますが、社交ダンスに於けるタンゴはアルゼンチンタンゴとは異なり、2拍子の歯切れのよいリズムの力強いダンスです。
スローフォックストロットは、ダンスに必要な基礎的な動きが多く含まれているイングリッシュスタイルの代表的なダンスといわれています。難しい種目ですが、ダンスの醍醐味を味わえる踊りのひとつです。初心者はブルースで踊ることもできます。
クイックステップは、足を跳ね上げて踊るチャールストンの動きを取り入れた、スピード感のあるアップテンポのダンスです。この曲はジルバで踊っても楽しいでしょう。
予断ですが、美空ひばりさんの初期の歌「東京キッド」の3番の歌詞にある、「いつもスイング ジャズの歌 踊る踊りは ジタバーグ」の
ジタバーグ(jitterbug)はジルバのことです。英語読みではジルバ(ジラバ)と聞こえたようです。
ヴェーニーズワルツはウィンナワルツともいわれ、ステップ自体は単調ですが、曲のテンポが速く、3拍子が均等な長さではなく、2拍目をやや早めにずらすように演奏されるため、独特の流動感を生む、優雅な踊りです。
ラテン種目とスタンダード種目、それぞれ5種目ずつ2日間に亘ってトッププロの踊りをご覧いただきましたが、今宵あなたと
Shall we dance?