勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ベランダ園芸

2014-08-31 22:33:06 | Weblog
 9月を前にして突然訪れた秋の気配に戸惑い、寂しささえ感じる。熱く燃えたあの夏はどこに行ってしまったのか。過去の経験では、去った恋人は戻っては来ないが、夏はまた来年やってくるからまっいいか。 


 先日、姉から貰った2種類の球根が秋を待っている。彼岸花と、カタバミオキザリスという花だが、そろそろ土に植えてやる時期が来たようだ。花は好きだが、狭いベランダの限られた場所での園芸は苦労も多い。それなりの準備を整えてからでないと、足の踏み場もなくなってしまう。


 別名を曼珠沙華という彼岸花は、ある日突然茎が伸びてきて真っ赤な花を咲かせるが、花が終わってから茎が伸び、花と葉を同時に見ることができないので「葉は花を想い、花は葉を想う」といわれるとか。我が家の彼岸花は白花だが、花言葉は赤も白も想うはあなたひとりということで、相思華ともいうらしい。想い想われていながら一緒に陽の目を見ることができないのは、ちょっと悲しいが。。。


 一方カタバミオキザリスは小さな球根だが、どんな花が咲くのか知らない。花の種類も多いらしいので楽しみでもある。開花時期は秋から冬にかけてというが、開花には光と温度が密接に関係するという。果たして我が家のベランダで花を見せてくれるだろうか。因みに花言葉は「喜び」「決してあなたを捨てません」だとか。

夏バテ対策

2014-08-29 19:00:52 | Weblog
 数日前の猛暑から突然の秋を思わせる女心のような気候の変化に驚かされているが、この時期は夏バテになる季節でもある。今年の夏、僕がエアコンを使ったのは友人が来た日の1回だけであるが、夏バテの兆候はまだない。

 今年の夏は僕なりの夏バテ対策をしてきた。7月の初めころだったろうか、NHKの「ためしてガッテン」という番組で最強野菜!らっきょう 驚異の底力というタイトルで、らっきょうを取り上げていた。らっきょうには過酷な条件でも生き抜く驚異の生命力があるという。

 らっきょうといえば甘酢漬けくらいしか思い当たらない。らっきょうは6~7月が旬だといい、この時期のらっきょうは生で食べても、加熱してもおいしいというが、スーパーなどではすでに見なくなっていた。


 ここにエシャレットというシャレた名前の野菜がある。自分で買ったことはないが、レストランなどで食べたことがあるくらいの認識であった。名前からしても庶民の食べ物ではないと思っていた。ところがこのエシャレット、なんとらっきょうを早採りしたものなんだそうだ。西洋野菜にエシャロットというのがあるが、それとは別物だそうだが。。。


 そこで今年の夏はこのエシャレットと、姉が花火の時に持ってきてくれた、自家製の甘酢漬けのらっきょうが毎日のように食卓に上ることになる。その時に活躍してくれるのが愛用の塩糀(しおこうじ)。


 みじん切りにしたエシャレットと塩糀を和えてパックに入れ冷蔵庫に保存しておく。一晩寝かせたくらいがエシャレットの辛みが和らぐようだ。


 蛇腹に切って手でちぎったきゅうり、今年は何度も縁があった身が柔らかく即席漬けにぴったりの水ナス、そして茗荷と甘酢漬けらっきょうのスライスを、塩糀と先ほどのエシャレットと塩糀和えを加えて、ビニール袋に入れて揉み、サラダ感覚の即席漬物が毎回の食事の友になる。


 ある日は、トマトに乗せたり、冷やっこのトッピングとして味に変化を持たせる。またある時はそうめんの隠し味的にみょうがや大葉などの香味野菜と共に使うと味が引き締まって食が進む。


 今年の夏は、エシャレットと甘酢漬けらっきょうが、夏バテ対策として我が家の食卓で大活躍であり、女心のように変わりやすい秋の季節を乗り切れることを期待しよう。

秋祭り

2014-08-26 20:59:33 | Weblog



.小僧君 8月ももうじき終わり 秋もそこまで来たようだね


おじちゃん 秋はお祭りの季節でもあるよ


秋祭りの多くは 五穀豊穣を願って行うお祭りのようだけど 
今年の夏はあちこちで大雨による災害もあり 日照不足による農作物が心配だね


おじちゃんが住んでる浅草界隈はいつもお祭りみたいだけど・・・


サンバカーニバルが終わったばかりだけど 祭りのあとって寂しいね


おじちゃんは セクシーショットばかり狙ってたから よけいに寂しいんでしょ


あはっ 今は撮った写真を見て楽しんでるよ




ところで 2012年8月のgooの調査によると 行ってみたい秋祭りのランキングでは

1位 
岸和田だんじり祭(大阪府)

2位 
時代祭(京都) 

3位 
さっぽろオータムフェスト(北海道)

なんだそうだよ


おじちゃんは その中で行ったことがあるお祭りはあるの?


おじちゃんはどれも行ったことないし どれも行ってみたいけど
今の時期なら さっぽろオータムフェスト に行ってみたいね
「札幌の食」がテーマの秋祭りで 食欲の秋にぴったりのお祭りらしいよ


食い意地がはってるおじちゃんらしいね


美味しいものは人を幸せにするんだって
おじちゃんはもう食べる楽しみが いちばんになったみたいだよ


で・・・2番目はサンバのセクシーダンスを見ること?


おい!

サンバカーニバル・その2

2014-08-25 02:23:50 | Weblog
 昨日は踊り子たちのセクシーショットを中心に紹介したが、今回は原点に戻って、サンバカーニバル本来の姿をご紹介することにした。


 サンバカーニバルはコンテスト形式をとるが、パレードに先立って役員の方たちの行進があり、先頭を歩くのは浅草にも縁の深い審査委員長のなぎら健壱氏。観衆にも気軽に手を振る庶民派でもあるようだ。


 午後1時に始まったパレードが激しいサンバのリズムを奏でながら、馬道通りから雷門通りに差しかかると、目の前の見物人の人たちが一斉にカメラを構える。


 浅草のシンボルのひとつでもある、通称「うんこビル」と呼ばれる、炎のオブジェを背に現れたのは、サンバの本場ブラジルからの来日かと思われる、ナイスバディな踊り子たち。


 その熱気と激しいリズムに浅草は一気に熱く燃え上がるが、そんなことは意に介さず、パレードに参加しながらも白河夜船を決め込む坊やは将来の大物か。。。


 それはさておき、前回同様多くの画像で浅草の夏を惜しむサンバカーニバルの熱気をお伝えしようと思うが、画面のスクロールで腱鞘炎など起こしても、責任はとりかねますのであしからず。
















 このパレードを見るために2時間前から場所の確保をして、6時前までの約7時間はさすがに疲れたが、途中から晴れたとはいえ、小雨も降る天気は熱中症の心配もなく、目の保養にもなった一日であった。

サンバカーニバル・その1

2014-08-23 23:59:39 | Weblog
 浅草の夏の最後を締めくくる大きなイベントがサンバカーニバルである。パレードが始まる午後1時前から小雨がぱらつく天気だったが、激しいサンバのリズムとセクシーな踊りにびっくりしたのか、次第に天気は回復し、浅草の街と僕の心は熱く熱く燃え上がった。数ある画像から厳選し、個人的な趣味を抑えながらも、独断と偏見でここにセクシーショットを集めてみた。



























































あまりにも多くの画像にお疲れでしょうから、ここからの画像はおまけのサービスです。






 サンバカーニバルは、セクシーな踊りだけではなく、様々なパフォーマンスに色どられた動くオペラとも呼ばれるが、その模様は明日に残しておくことにした。

情けは・・・

2014-08-22 23:05:37 | Weblog
 近所の商店街を歩いていると、歩道に停めた三輪自転車につかまって前を向いたまま佇むお年寄りがいる。僕よりは年上かもしれないが、あまり変わらない年齢のようでもある。


 何をしているのかなと気になったがそのまま通り過ぎた。しかし、僕のおせっかいな性格が頭をもたげ振り向いてみたが、どうも様子がおかしい。お年寄りのいる場所に戻って聞いてみた。「何か困ってますか?」。すると「ええ」という答えが返ってきた。「どうしました?」と尋ねると、「自転車が動かせなくなって・・・」。

 よく話を聞いてみると、「薬を飲むのを忘れて身体が動かないんです」という。この方、パーキンソン病を患い、薬に頼っているという。パーキンソン病は、身体の動きが不自由になる病気らしい。「家はどこですか?」と聞くと「すぐそこです」というので、「お送りしますけど歩けますか?」と聞くと、歩けるという。僕が自転車をひきながら掴まるように促すと、大丈夫ですと言って小刻みに足を運ぶ。

 ゆっくりとした足取りで歩いていると、「あっ、家内が来た」と呟く。前からきた奥様と思しき女性が「あまり遅いので迎えに来たのよ」と言う。事情を説明すると、「通り過ぎたのに戻ってくださったのですか?」と、二人から丁寧な礼を言われ、ご主人を引き渡した。

 すれ違う時、ただ立っているだけと思われたが、何か違和感があった。僕が気が付かなくても、奥様が迎えに来たかもしれない。でも情けは人の為ならずとかいう。いずれは僕も他人の手を借りなければならない時が来るだろう。情けなどといえるほどのことではないが、今できることをすることがとりあえずの役目と、ささやかではあるが、あのお年寄りの笑顔が嬉しかった。

 パーキンソン病は難病のひとつだそうだが、昨日の朝日デジタルの記事によると、4年後には患者自身の細胞から作ったiPS細胞を使って治療できるようになる構想が明らかになったということを、この記事を書きながら知った。あの方にもっといい笑顔の日が来ることを祈ろう。

噴水の日

2014-08-21 23:01:33 | Weblog
 各地で局地的な激しい雨が降り、広島では大雨による被害が時間と共に拡大していることを告げるニュースに心が痛む。一方東京は連日の猛暑で、熱中症の注意を呼び掛けている。


 そんな猛暑の8月21日は、上野公園の人工池に日本初の西洋式噴水が作られたのを記念して制定されたという「噴水の日」なのだそうだ。


 その上野公園の噴水広場では、おもしろ噴水フェアが行われ、親子連れなど多くの人が涼を求め、いろいろな仕掛けの噴水と戯れていた。




 見るからにやさしそうなおじいちゃんの愛情に育まれたお孫ちゃんの可愛らしさに、ファインダーを覗く僕の細い眼はますます細くなる。


 ひまわりから噴出されるきり噴水に手をかざして涼を味わう人もいれば、木陰でのんびりビールを楽しむ人もいる。猛暑の午後は時間が止まっているようでもある。


 しかし、広島で起きた土石流の被害を見聞きするにつけ、同じ水でありながらこんなにも違いがあることに、戸惑いも感じる残暑の一日であった。

ヒヨドリジョウゴ

2014-08-18 22:08:45 | Weblog
 酒飲みを上戸、酒に弱い人を下戸という。転じて笑い上戸や泣き上戸という言葉もある。僕は酒は飲めないわけではないが、特に好きというわけでもない。どちらかというと下戸といえるだろうか。ところがこの下戸という言葉は差別的・侮蔑的な意味も含まれるため、自分に対して言うのはいいが、他人には失礼になるらしい。知らなかった。


 我が家にヒヨドリジョウゴというかわいい名前の山野草の花が咲いた。名前だけではなく、花も白くて反り返っているところがかわいい。晩夏から初秋にかけて咲く花のようだが、蔓性の涼やかな植物である。


 ベランダからの風に揺れるとき、小さな鉢が頼りなげであるが、枝はほろ酔い気分のようにフ~ラフラ、何故か名前に上戸と付く。


 この山野草が我が家に来た時には、花は咲いていなかったが既に青い実が一つ付いていた。名前の由来は、ヒヨドリがこの実を好んで食べるところからきているというが、実際はヒヨドリはあまり見向きもしないらしい。


 この青い実が秋になると赤く熟し、酒飲みが顔を赤くすることに例えて上戸という名が付いたという説もあるとか。ところが大事にしていたこの実が、日に当てようとベランダに置いたところ、消えてしまった。ベランダには時々雀や名も知らぬ小鳥が遊びに来ることがある。ヒヨドリは来ないと思うが、小鳥が食べてしまったのだろうか。それとも風に揺れて落ちてしまったのか。今咲いている花が実を結ぶのを気長に待つとしよう。

隅田川とうろう流し

2014-08-16 23:23:44 | Weblog
 午後から降りだしたどしゃ降りの雨に、雨天決行とはいえどうなることかと危ぶまれた隅田川のとうろう流しは、御魂のふゆによるものか、開催時刻が近づく頃には雨もすっかり上がり、とうろうを手にした人々にも笑顔が広がる。




 満潮の時刻少し前に流されるとうろうの流れる先は川上か川下か、川面に浮かぶ小さなゴミはほとんど動かない。風向きを確認すると、雨による天候の変化か川上から川下に向かって北風が吹いている。


 数年前の経験から川上に流れることを予測していた僕は、しばらく様子を見たが、はじめは川上に向かって流れていたとうろうは、次第に遠ざかっていく。


 僕のそばで見ていた二人連れのご婦人が、「こちらに流れてくるかしら?」と、問うてきた。「この風向きでは川下に流されるようですね」と答えながら、僕も移動を始める。


 夏の夜の隅田川は雨上がりの風が心地よく、ゆらゆらと揺れながら川面を漂う灯は、やがて川下に消えてゆく。旧盆の最終日の御魂の見送りに、少しばかりの淋しさも感じられたとうろう流しでもあった。

アロハ

2014-08-14 21:55:04 | Weblog
猛暑の夏の夜、ホール新世紀では暑さを吹き飛ばそうとあるイベントが行われたが、それはラジオ体操ではありません。



今宵はアロハで南国気分と題した「アロハ☆ダンスパーティー」は、ハワイアン音楽とフラダンスのレクチャー&デモンストレーション。



お客様も教師も、そしてバンドのメンバーも、アロハシャツやムームーに身をつつみ、フラダンスのレクチャーを受ける。
念を押しますが、決してラジオ体操ではありません。



フラダンスのチームによるデモンストレーションは、南国の夜へのいざないか。



そして僕とお客様は、手作りのお揃いアロハとムームーでの参加である。

 

お願いしたカメラマンの腕のせいで、顔が写らなかったことをお許しください。

マナー違反

2014-08-13 22:15:58 | Weblog
 ある日の出勤時、同僚の女性教師とエレベーターで一緒になった。その女性教師曰く「今、すごく怖い顔をして歩いていたわよ」。自分では意識していなかったことである。僕はいつもそんな怖い顔で歩いているのかと、自分を省みる。

 待てよ、思い当たることがあった。彼女に出会う直前のことである。路地裏をくわえたばこで歩く、うら若き女性とすれ違った。それを見た時に少なからず不快な思いをした。僕は無意識に顔をしかめていたに違いない。そのことで直接被害を蒙ったわけではないのに。。。


 ここに朝日新聞の「イラッとした行為のランキング」がある。その前文に「都市生活にイライラはつきもの、そのイライラはあなたの心が狭いからではない」とある。それを見て少しだけ安心した。そのランキングは次の通り。

1位  
携帯・スマホを見ながら歩く

2位  
喫煙しながら歩く

3位  
犬のフンの始末をしない

4位 
道にタバコを捨てる

5位
道路を横に並んで歩く

6位
自転車で歩道を疾走

7位
出入口や通路でたむろす

8位
咳やくしゃみの時に口を押えない

9位
道につばを吐く

10位
電車で人が降りるのを待たずに乗る

 10位以下にも「混雑の中でキャリーバックをひく」「列の割り込みをする」「公共の場で携帯で話す」「電車やバスの中で化粧をする」などがある。

 これらの行為にイラッとした方は多いだろう。僕もそのひとりだが、「人は、他人への影響を考えない行為を不愉快に感じる」のだそうだ。反面「自分の行動を高いところから見下ろす視点を持てるかどうか」も必要だという。自分への戒めも含め、このランキング、肝に銘じておこう。

焼き鳥の日

2014-08-10 19:21:52 | Weblog
 台風11号の影響による突然の雨が降ったり止んだりの一日だったが、雨の合間を縫ってスーパーに買い物に出かけた。その途中のいつもは閑散としている露地に、長蛇の列ができている。


 何事かと、列の先頭に行ってみる。この界隈では鶏肉専門店として有名な鮒忠で焼き鳥を店頭販売している。そこに下がっているチラシの宣伝文句を見ると、8月10日・炭火やきとり1本10円とある。それも限定1,000本である。買い物を後回しにして、この列の最後尾に並んだ。


 家族で並んでいる人の会話から、「焼き鳥の父」と呼ばれる鮒忠の創業者に因んで、8月10日は焼き鳥の日として日本記念日協会に登録し、7年前の2007年に制定され、今年が8回目の焼き鳥の日なのだと知る。


 1本10円の焼き鳥を何本買おうかと思案投げ首。だが待てよ、並んでいる人の多くは家族連れである。1本10円の焼き鳥をひとりで何本も買えるはずがない。家族連れのわけを知らされる。


 順番がきたので販売員に聞いてみると、お1人様5本セットで焼き鳥の種類の選択はできない。更にプラスは1本100円だという。ちょっと迷ったが5本セットだけを買い、料金50円也を支払った。30分並んで50円で買った焼き鳥5本、得したのかどうかはわからないが、美味しくいただいたので良しとしようか。

立秋

2014-08-07 21:33:48 | Weblog
 連日の猛暑に辟易している御仁も多いとは思うが、暦の上では早や立秋。相変わらず気温は高いが、移ろう季節を空が教えてくれる。


 高く青い空に浮かぶ雲は群れを成す鰯のようである。いわし雲といわれる巻積雲は高度5キロから15キロに発生する秋の象徴的な雲らしい。この巻積雲は天候の悪化の前兆ともいわれ、台風が接近する前によく見られるそうだ。


 気のせいか今夜の風はいつもと違う涼しさを感じる風である。しかし、立秋とは名ばかり、まだまだ暑い日は続くだろう。台風11号が日本列島を伺っているようだが、大きな被害がないことを祈ろう。


 巻積雲は形や見え方によって「いわし雲」「うろこ雲」「さば雲」とも呼ばれ、秋の季語でもあるらしい。暑い暑いと言いながらも、秋はそこまで来ているようだ。

吉原の花火

2014-08-04 23:13:22 | Weblog
 夏の夜空に咲く巨大な花といえば、言わずと知れた火の花、花火である。先日も隅田川花火大会が行われたばかりであるが、全国から花火の便りも届いてくる。


 昨日は昼間は千束通りの納涼大会の阿波おどりを見、夕方には見番通りできれいどころが踊る創作おどり、そして夜になると我が家の目と鼻の先にある台東病院前の広場で行われた吉原の花火を見た。


 吉原町会の青年部主催による花火大会は、隅田川の花火とはその規模は雲泥の差がある。大規模な花火もいいが、目の前で繰り広げられる手作りの花火大会は、巨大花火とはまた違った趣があり、スタッフの皆さんの真摯な取り組みにも好感が持て、熱帯夜の浅草に一服の清涼剤のようでもあった。







 ひとしきり、顔に降りかかるほどの距離に咲く火の花を見た後は、見物の人たちに配られた線香花火で楽しむ子供たちの笑顔が、暑さを忘れさせてくれる。




吉原花火大会のフィナーレは、スタッフの手に委ねられた大河を思わせるナイアガラの滝。



この夜は隅田川の花火にはない至近距離での花火に、涼しさを持ち帰ることができた夏の夜の出来事であった。



浅草観音裏

2014-08-03 23:49:16 | Weblog
 暑いという言葉では言い表せないほどの猛暑の東京だが、浅草観音裏はさらに熱く燃えている。ひさご通りに続く観音裏の千束通りでは、少しでも暑さを和らげようと納涼大会が行われた。


 納涼大会の催し物のひとつ阿波おどりが、午前と午後の二回にわたって行われたが、僕は午後の部を見に行った。お馴染みの連による流しおどりと組おどりは、猛暑日の浅草を更に熱くする。





 僕のお目当てはやはり雷連。中でもニューフェイスによる子供たちの、かわいくて頼りなげな身のこなしを、先頭と最後尾であの兄弟が締める。




 決めポーズも見事なお父さんに負けじと、見るたびに成長を感じさせる弟君ののびやかな舞は、暑さを感じさせないほど元気いっぱいである。


 圧巻は全連によるフィナーレの流し踊り。千束通りは阿波おどり一色に染められ、熱気は最高潮。さすがにこの熱気に猛暑も逃げ出したのではないかと思えるほど熱く燃えていた。







 阿波おどりが終わり陽も傾きかけた頃、観音裏の通りのひとつ、別名を見番通りという柳通りでは、涼しげなみちびきまつりが行われ、花柳界のプロダクションともいえる見番のきれいどころも交えた創作おどりが披露された。





 観音裏は納涼大会と銘打った催しと、きれいどころのお色気で今日も熱く燃えて、異常ともいえる今夏の熱気をさらに上昇させているようだった。