勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

向日葵小僧

2012-06-30 23:44:41 | Weblog

小僧くん 元気かい?



あっ、その声はおじちゃんだ ボク元気だけど おじちゃん 今月は遅かったね



うん おじちゃん 夏風邪ひいちゃったんだよ


風邪でよかった おじちゃん孤独死してるのかと思って ボク心配してたんだよ


ありゃ 老人の孤独死って多いからねぇ でも心配してくれてありがとう



あの「ちい散歩」のちいちいも死んじゃったし


おじちゃんとあまり年が違わないのに さみしいね


最近 おじちゃんの年代の有名人が亡くなるニュースが多いよね


そうそう ザ・ピーナッツのお姉さんのほうのエミさんも 

それから小野ヤスシさんも亡くなったし

みんなおじちゃんと同年代の人ばかりだよ


おじちゃん 身体に気をつけてね おじちゃんと逢えなくなると ボクさみしいよ


うれしいこと言ってくれるねぇ♪



ところでおじちゃん もう6月も終わっちゃうんだよ


今年も半分が終わって いよいよおじちゃんの好きな本格的な夏だね


でも 年をとると 気温の変化についていけなくなるって 誰かが言ってたよ 


おじちゃん 若いつもりでいるんだけどね


おじちゃん熱中症にならないで また逢いに来てね


小僧くんに元気を貰いに また来るよ


おじちゃん 声がまだ変だけど 身体大事にしてね おじちゃんひとりの身体じゃないんだから


ありがとう 小僧くんのその言葉で 元気百倍だよ


おじちゃん 来月までバイバイ



バカの証明

2012-06-29 22:03:30 | Weblog
 夏風邪はバカがひくという。その夏風邪をひいて寝込んでしまった僕、一週間前の金曜日の夜、軽い咳を気にも留めなかった。今頃風邪などひくはずないと高を括っていた。ところがである、その咳は徐々にひどくなり熱も出た。更に声も出なくなった。6月半ばを過ぎても、昼と夜の温度差の激しい日々だったが、その対応を怠った結果の愚かさを身に沁みている。


 一週間経った今日もまだ声はかすれ咳も出る。体調が完全に戻ったとはいえないが、見上げた空は青く、ぽっかりと浮かんだ雲はフワフワと流れ、梅雨時とは思えない爽やかな夏空。風邪などに負けていられないと、老体を奮い立たせてのブログ再開である。

心づくし

2012-06-22 23:04:02 | Weblog
 夏至も過ぎいよいよ夏本番。だが自然が何かおかしい。大雨も、竜巻も、台風も、観測史上稀にみるなどという言葉で表現される異常な事態である。今年の夏が猛暑なのか冷夏なのか、予測通りには行かないだろう。だから原発の再稼動が必要などとは思わない。安全が確認されたなどと根拠のない詭弁と、電力不足という脅し文句、更には責任をとるなどという無責任発言。そして先日は「電気料金値上げのお願い」なる紙切れ一枚の身勝手なお願いが届いた。世の中やはり何かがおかしい。


 世の中の不条理にカッカする僕の頭を冷やすべく、昨年に引き続き熊本から大きなスイカが届いた。試食品ですよとの気遣いに甘え、冷たく冷やしたスイカで僕の頭も冷やすとしようか。


 遠くから、まだ会ったことのない方からの心づくしは、スイカをより甘くしてくれることだろう。今朝の激しい雨から一転、明日は晴れて暑くなるという。冷たいスイカが一層美味しくなりそうだ。
 

遅かったラブソング

2012-06-21 23:19:05 | Weblog
 その昔、世の中にカラオケなるものが流行りだしたころ、仕事が終わってから、毎夜のようにお客様と共にカラオケの店に繰り出しては、明け方まで歌う日々だった。時は過ぎ、カラオケから遠ざかって10年余り経った昨年の暮れ、仲間同士の忘年会を期に再びカラオケに行く機会が増えた。

 歳とともに昔のような声は出なくなり、かすれる声にもどかしさを感じながらも根が歌好きの僕、他人(ひと)の歌を聴く楽しさもあり、時には意外な歌に出会うこともある。昨夜、いつものメンバーで訪れたいつものお店、時々出会う顔見知りが歌う歌に爆笑する。youtubeで元歌を探してみると、吉幾三さんの東北訛りは、少しばかりの卑猥さと皮肉を交え、笑いとペーソスに満ち溢れたラブソング。こんな隠れた名曲があったことをはじめて知ったが、1978年の発売というから34年も前の歌である。

 台風4号が駆け足で去ったあと、5号崩れの低気圧で明日も雨模様。そんな鬱陶しさをこの歌「と・も・子」で吹き飛ばしてもらおうと紹介してみた次第である。 

吉幾三 [と・も・子]

アジサイロード

2012-06-19 22:27:13 | Weblog
 滝廉太郎作曲の『花』で「春のうららの隅田川」と歌われた隅田川は桜の名所でもある。その隅田川河畔の台東区側の隅田公園では、四季を通じて花を愛でようと「隅田公園花の名所づくり事業」を進めているそうだ。

 7月の最終土曜日には、隅田川花火大会が行われるが、それに先立って6月になると、アジサイロードに墨田の花火が打ち上げられる。というのは嘘。アジサイロードに「スミダノハナビ」という名の紫陽花が咲くのである。


 ガクアジサイの一種、「スミダノハナビ」は夜空に花開く花火のようであり、鬱陶しい梅雨の時期に様々な顔を見せてくれる。




 日本列島を台風が縦断しようとする雨模様の隅田公園は、時々強い雨脚に見舞われ、紫陽花だけが生き生きとしている。



余談だが、雨模様とは「雨が降っている様子」ではなく、「今にも雨が降り出しそうな空の様子」なのだそうだ。




 梅雨時の上陸は珍しいというが、台風4号による雨模様の隅田公園は、紫陽花の花が桜の時期とはまた違った趣を演出してくれる。






 いま、台風による雨と風が窓を激しく叩いている。猛烈なスピードで進む台風4号だが、大きな被害が出ないことを願って、今夜は早寝するとしようか。。。

13回忌

2012-06-17 23:20:27 | Weblog
 その日の朝まで仕事の図面を描いていた兄が突然倒れ、帰らぬ人となったのは12年前。肝臓がんの手術をし、入退院を繰り返しながらも明るく振舞い、周囲を笑わせていた兄に、がん患者の暗さなどどこにも見当たらなかった。娘の結婚式でバージンロードを歩く兄の顔は、多少黒ずんでいたものの、嬉しさに満ち溢れていた。兄が倒れたのはその一ヵ月ほど後のことだった。手当ての甲斐もなくその日のうちのお別れとなったのだ。


 実家で行われた兄の13回忌の法要を済ませ、歩いて数分程の墓地でのお参りは総勢14人。兄の家族、兄弟とその連れ合いに欠けた者はいない。


 早朝に降っていた雨も上がり、心配された天気は回復し、墓参り後の会食も弾む話に時間が経つのも忘れるほど。賑やかなことが好きだった兄も、細い眼を更に細めてどこかで見ていたに違いない。


 人は二度死ぬ、といわれる。一度目は肉体が滅びた時。二度目は、誰からも忘れ去られ、思い出してくれる者がいなくなったその時、永遠の死が訪れるのだと。墓地から見える秩父連山の山々が、時を経ても昔のままの姿を見せていた。兄の明るい笑顔のように。。。

パリアン感謝会

2012-06-16 22:27:24 | Weblog
 先日「パリアン感謝会のお誘い」という一通の招待状が届いた。縁あって12年前にお世話になった、在宅緩和ケア ホスピス「パリアン」からである。


 人生の最期は住み慣れた家で、延命治療をせずに家族に囲まれながら死にたい、という人が増えているという。在宅ホスピスの草分けであり、その分野の第一人者である川越厚先生との出会いから12年。折りに触れてパリアンの集いに参加させていただいているが、奥様と共に、その人柄と在宅ホスピスへの情熱は、ただただ尊敬である。


 パリアンは、多くの方のボランティアに支えられ、「クリニック川越」から、「在宅緩和ホスピスパリアン」となって、24時間体制でいつでも往診・訪問介護を受けることができる、保険医療機関である。


 患者さんが亡くなった後の家族へのケアも行き届き、ここでお世話になったご家族の方は、口をそろえて川越先生との出会いを最大級の言葉で感謝の意を表す。


 僕の最期も、川越先生にお世話になれることを願っているが、昨年は先生自身が、臨死体験もされたという。これからもお元気で、在宅ホスピスの発展にご尽力されることを願う、今日の集いであった。

華麗なる舞

2012-06-15 21:43:38 | Weblog
 ホール新世紀恒例のダンスのデモンストレーションが、去る11日に行われた。イタリア生まれのマウリチオ・ヴェスコヴォと、リトアニア生まれのアンドラ・ヴェイディラテのカップルは、彼が9歳、彼女は4歳からダンスを始めている。カップルを組んだのは3年前、数々の栄光に輝く世界のトッププロのラテンダンサーである。力強くセクシー且つ華麗なる舞に言葉は要らない。美男美女が繰り広げるラテンダンスの妙技に暫し浸っていただけたらと、画像を厳選した次第である。



























森林浴

2012-06-14 22:04:36 | Weblog
 梅雨入りし安定しない天気が続いているが、気分転換の意味も含めて森林浴気分を味わおうと一泊旅行に出かけた。一昨年の秋、紅葉を楽しもうと友人と計画した温泉旅行は、僕の発熱のため直前でキャンセルせざるをえなかった。そこで今回は新緑の時期を選んで、ちょっと贅沢旅行にした。

 森林浴はフィトンチッドやマイナスイオンによる効果や、枝葉のざわめきなどの1/fのゆらぎによるリラックス効果の他にも、日常と離れた場所にくることにより雑念を忘れられるなど、精神的な効用もあり、更にはがん細胞を防ぐNK細胞が増えるなど、いいことずくめのようだ。


 東京から車で関越自動車道を走ること一時間半余り、谷川温泉の千寿庵は「5つ星の宿」でもある。分不相応ではあるが、長く生きてきたご褒美と思えばいいか。


 庭園に広がる霧に濡れた樹木や花は、それだけで贅沢気分を味わえる別世界。時期になると庭園での蛍狩りも楽しめるという。天気が良ければ眼前には谷川岳が眺められるというが、生憎の梅雨空は流れる雲の合間にちょっと顔を出す岳、いや違った、顔を出すだけである。


 庭園の片隅には読書室もあり、薪ストーブが燃え、コーヒーを飲みながらの談笑は、時間を忘れさせてくれる。更に部屋付きの露天風呂からも森林浴ができ、ここでも時間が止まったようなやすらぎがあり、温泉で温まった身体にひんやりとした外気が心地いい。


 別室での夕食は2時間をかけての会席料理。甘口の地酒は下戸の僕でもその旨さに思わず唸るほど。梅雨空ではあったが、雨に降られたわけでもなく、それが却ってのんびりとした贅沢旅行を演出してくれたのかもしれない。ロープウェイによる谷川岳への登頂はできなかったがそれも良しとしよう。

梅雨入り

2012-06-10 00:21:27 | Weblog
 昨夜来の冷たい雨は朝になっても止まず、ベランダをしとどに濡らす。気象庁は9日、関東甲信・北陸が梅雨入りしたと発表した。二十四節気による暦の上での入梅は、立春から127日目と決まっているらしい。


 暦の上の入梅は例年だと6月11日だが、オリンピックイヤーの今年はうるう年である。したがって6月10日がその日に当たる。ということは、関東地方の梅雨入りは暦上とほぼ一致することになる。


 我が家のベランダの紫陽花が、あたかも梅雨入りに合わせたように、見ごろを迎えた。たった一株の紫陽花だが、ベランダを彩る7輪の淡いパステルカラーが、梅雨空の鬱陶しい気分を和らげてくれる。


 今日は梅雨寒の一日だったが、僕の好きな本格的な夏はすぐそこ。雨に映える紫陽花のように、雨と仲良しになってみるのもいいかもしれない。

ゆとり、ある?

2012-06-09 00:51:36 | Weblog
 ある日から目の前に広がる世界がすっかり変わってしまった。ある日までアナログで見ていた世界は、デジタルの世界に変わった。僕の年齢では、アナログ人間からデジタル人間への変換も容易ではなく、戸惑いの連続。また、携帯電話から始まって、いまやPCのない生活は考えられない時代になり、ネットに広がるワールドワイドな幅広さと、利便性と、無限な情報量は、居ながらにしてなんでもできる時代でもある。

 ブログやSNSなどによる人と人との繋がりの楽しさ面白さは、PCの楽しみのひとつでもあり、どれほどその恩恵に浸ってきただろう。そんな中でふと思うことがある。PCのない時代の限られた世界での温かみが忘れ去られているかもしれないと。そこにはゆとりがあった。そしてTVCMで流れる篠原涼子さんのボヤキに、何故かニヤリとする。

篠原涼子 篠原真衣 ボヤキ篇

 PCに依存する毎日に、ちょっとだけPCから遠ざかってみた。ゆっくりとテレビを観て、早めにベッドに入り、早起きをして、音楽などを聞きながらなにも考えずに日がな一日を過ごす。そしてまたリフレッシュしてPCに向かう。今となってはPCのない生活は考えられないのだから。

 そんなわけで、この数日ブログ更新もコメントも控えさせていただいたが、体調不良でもなくブログをやめたわけでもないので、改めてよろしくお願いします。

新橋二丁目七番地

2012-06-01 22:54:48 | Weblog
新橋はサラリーマンの街であり、新橋駅日比谷口の駅前広場にはSLが置かれ、「SL広場」と呼ばれている。



この広場はテレビなどでサラリーマンの街頭インタビューが行われることも多い。


 日比谷口の改札を出るとすぐ左に靴磨きのおばさんがいる。中村幸子(80歳)さんは40年前からこの駅前で、暑い日も寒い日も靴磨きを続けているそうだ。


 この駅前広場の地番は「港区新橋二丁目七番地」。その地番をタイトルにした歌「新橋二丁目七番地」が有線演歌リクエストチャートで1位を記録しているらしい。


 あさみちゆきさんが歌うこの曲の「靴の汚れは心の汚れ、夢も磨けばまた光る」など味わいのある歌詞に勇気づけられ、中高年サラリーマンにとっての応援歌にもなっていると聞く。作曲はあの「吾亦紅」の杉本真人さんである。

あさみちゆき・新橋二丁目七番地

 サラリーマンの頃、靴磨きの方にお世話になったこともしばしば。しかし最近はスニーカーが専らの僕は、靴磨きとは縁がなくなっていた。この曲を聴いて、どうしてもこの方に会いたくなり、久しぶりに靴磨きをお願いした。


 靴を磨きながらの話では、病弱なご主人を支えながらの子育てのご苦労もあったという。磨き終わって500円也を手渡すと彼女が僕に言った、「頑張ってね」と。「えぇ~、それ僕が言う言葉じゃないのかな」と言って笑うと、僕の前に靴磨きを終わってもそばに立っていた男性が一緒に笑った。聞くと、その方は「新橋二丁目七番地」を企画した方だそうで、明日もあさみちゆきさんのコンサートがある堀切菖蒲園に行くという。更に中村幸子さんのドラマの企画も進んでいると教えてくれた。

 高額な収入がありながら母親に生活保護を受けさせ、己が選んだ職業にも拘らず不安定だからと、自己弁護の詭弁に終始する恥知らずなお笑いタレントに、「うすい座布団一枚で 地べたに座って四十年」の彼女の頑張りを聞かせたあげたい。