勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

カーニバル

2010-08-30 23:59:51 | Weblog
 映画『黒いオルフェ』は、ギリシア神話のオルフェとユリディスの、死をこえた永遠の愛が描かれ、リオのカーニバルを舞台に、哀愁を帯びたメロディーが全編に流れる名作である。


 世界最大級で、最も熱狂的といわれるリオのカーニバルは、貧しい人も富める人も、1年間ためたお金で衣装を買って、心ゆくまで楽しむお祭りといわれる。


 今年で30回目を迎えた浅草サンバカーニバルだが、下町浅草は古き良き「江戸下町情緒」のイメージが強く、歌って踊って楽しむサンバカーニバルとは、ミスマッチと思われがちだが、浅草ッ子気質は大の新しもの好き。当時の内山台東区長と喜劇俳優の故・伴淳三郎氏の提案で、浅草の新しいイメージとして、ブラジルのサンバカーニバルを取り入れたのがはじまりとか。今では、三社祭とともに夏に欠かせないイベントになった。


 サンバカーニバルと言えば、セクシー衣装の女性が身をくねらせて踊るイメージが強く、殿方にとっては見逃せないお祭りのひとつである。僕も男のはしくれ、「ヒートアイランド・アサクサ」では、そんな画像ばかりを集めてみた。


 しかし、それでは片手落ち。今回は、本物の浅草サンバカーニバルの熱気をお届けしようと、画像を吟味したがどれも捨てがたく、毎年のことながら見飽きるほどの画像をお許し願って、浅草の熱波に酔っていただこうと思った次第です。


各チームの衣装を凝らしてのパフォーマンスは、見る者を飽きさせない。


健常者も障害のある人も 


支える人も思いはひとつ


スカイツリーも背伸びする


色白も色黒も


腹黒もメタボも心は熱く


見物人は更に熱く、手にしたカメラと団扇も踊る


ボクだって、アタシだって、負けられない


ちょっと流し目セクシーに


足手まといもご愛敬


日ごろの練習成果も見てね


男だってセクシーに


お色気いっぱい


色いっぱい


歌声響け大空に


歌声届け下町に


天に届けこの愛も


猛暑を更に熱くする熱気にあてられ、めまいする


熱中症に気をつけて、嫌々避難を強いられた

≪たくさんの画像にお疲れ様でした≫

ヒートアイランド・アサクサ

2010-08-29 05:15:30 | Weblog
 浅草の街が暑く燃え上がり、熱気に包まれた土曜の午後。軽快なサンバのリズムに乗って行われた、毎年恒例のサンバカーニバルは、今年で30回目を迎えた。


 午後1時半のスタートに、場所の確保のため午前11時半には沿道に陣取りをする。今年の異常な猛暑に、熱中症にならないように準備万端整えて出かけた。携帯の椅子とともに、凍らせたお茶とスポーツドリンクのペットボトル3本。6時間以上の炎天下での見物は、華やかでセクシーな衣装の女性たちのパフォーマンスで、何事もなく最後まで見ることができたが、その興奮をお伝えすることができたら幸いです。













いなせ

2010-08-27 23:32:59 | Weblog
 


おっ! お祭り小僧くん、祭り衣装とねじり鉢巻きがいなせだねぇ


おじちゃん、毎日暑いけど 熱中症にならなかった?


冷房嫌いのおじちゃんも、3日間だけ冷房をつけて寝たよ



ところで『いなせ』ってどういう意味?


『いなせ』とはね、粋で威勢のいいことで『鯔背』と書くんだよ


難しい字だね


鯔は魚のボラのことだけど、成長するにつれて名前の変わる出世魚だよ


ヘェ~ ボクなんかいつまでたっても成長しないで、小僧のままだよ


小僧くんは、可愛いままの「おぼこ」でいることに価値があるんだ


男の子もおぼこっていうの?


おぼことは産子(うぶこ)の転で、生娘という意味に使われるけど

転じて世間慣れしていない若い人、という意味でも使われるらしい
 
鯔(ボラ)も関東では、オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドと変わるんだ



トドのつまり ボクはオボコのままで、永遠にトドにはなれないんだね


そうそう トドのつまりとは、ボラの最後の呼び名からきてるんだよ
 

じゃぁ 粋で威勢のいいことをなぜ『いなせ』っていうの?




江戸時代の魚河岸の、粋で威勢のいい若衆が結った髷が、ボラの前身『イナ』の背びれに似ていることから

その髪型を「鯔背銀杏(いなせいちょう)」といい、そんな若衆を『いなせ』と言ったらしいよ



ふ~ん じゃぁボクも今度「鯔背銀杏」でも結ってもらおうかな


粋で いなせな 男伊達 とは小僧くんのことだね


おじちゃんは髪の毛がないから、鯔背銀杏を結うのは無理だね


ワ~ォ 

( ̄□ ̄;)

真夏の昼の夢

2010-08-26 23:26:42 | Weblog
◇それは猛暑の午後のミステリーである◇
 相変わらずの猛暑の午後の山手線の内回り、車内は程々に混んでいた。新橋駅に着くと、乗客は次々と電車から降り始めた。この駅が終点ではない。居眠りの男性をひとり残して車内はゴーストタウン化。

 しばらくして、車内の異様さに気付いた居眠りの男性は、慌てて立ち上がりあたりを見回す。しかし、自分が降りる駅ではないことを確認したのか、再び座席に着いた。

 しかしどうも様子がおかしいと、不思議そうな顔でキョロキョロしている。夢の続きを見ているのだろうか、そんな顔にも見えた。僕もここで写真など撮っている場合ではない。電車から降りて、ホームの反対側の京浜東北線に乗り換えた。その後、この男性がどうしたかは確認していない。

 新橋駅に着いた時、車内放送で、原宿駅での事故により運転を見合わせるという知らせがあったため、乗客は皆京浜東北線に乗り換えていたのだった。

 夜のニュースによると、この事故はJR原宿駅のホームで、小学6年生の男の子が線路に転落し、その直後に電車が進入して通過したが、男の子はホームの下に逃げ込み無事だったとか。男の子はゲーム機を操作しながら、母親と一緒に歩いていたが、誤って線路に転落したという。

 先日は、酔っ払いにぶつけられた77歳の男性が、ホームから転落して死亡したというニュースがあったばかり。携帯電話を操作しながら歩いている輩も多い。駅のホームでは、真夏の昼のミステリーにならないよう、常に周りに気を配らなければ安全はない。

芙蓉家族

2010-08-25 15:33:59 | Weblog


「芙蓉の顔(かんばせ)」という言葉がある。美人のたとえに用いられる花芙蓉。照りつける灼熱の太陽の下で輝く、純白の花芙蓉の美しさは、暑さも忘れさせてくれるほど。



◇芙蓉家族◇

花がお母さん
つぼみは子どもたち
わが家の庭の
芙蓉家族です

私は神様の扶養家族です

-星野富弘 さん-


 二人の子どもを放置して死なせた23歳の母親。生きていれば104歳になる母親の遺体の骨を砕き、リュックに詰めて隠していた64歳の長男。後を絶たない子どもの虐待や、高齢になった親の所在を知らない家族。最近のニュースを見聞きするにつけ、家族の絆の脆弱さに驚く。

 芙蓉は花の最盛期を過ぎ、冬になって枯れて実がはじけても尚その凛とした姿は美しく、茶花としても際立つ存在価値があると聞く。そんな枯れ芙蓉のわびさびの美は冬の季語でもあり、多くの俳人に詠まれているそうだ。


2007.11.14 撮影

何人(なんぴと)の 即身仏(そくしんぶつ)や 枯れ芙蓉

-石川 みのる さん-


即身仏=人間が現世の肉体のまま仏になること

 望むとも望まざるとも、いずれは年老いて枯れて行く肉体、芙蓉のように凛として美しくいられればいい。しかし老いて不要になった親を捨てる子ども、子どもが邪魔だからと食事も与えず放置する親、etc。あきれた人間のなんと多いことか。星野富弘さんはいう、この世に生まれた生命はすべて神様の扶養家族なのだと。

ミニデモ

2010-08-24 01:01:46 | Weblog
 我がホール新世紀では、毎月お客様に楽しんでいただくため、数々のイベントが行われる。内外のトッププロを招いてのデモンストレーションは見て楽しむイベントである。しかし、踊りに来る皆さんは見るだけでは物足りない。同じ楽しむなら参加するほうがはるかに楽しい。

 7月に行われた仮装舞踏会では、PCが取り持つ縁のコスモスさんとのパフォーマンスで皆さんの爆笑を誘い、今もその話題を振られることがある。僕にとってはうれしいことであり、コスモスさんのアイデアに感謝している。

 また、ダンス愛好家の憧れのひとつに、デモンストレーションがある。華麗な衣装を身にまとい、生バンドを背に3分間のヒーロー、ヒロインになれるのである。最近はCDを使う人も多くなってはいるが。。。

 そして昨日、お客様参加のイベントとしてミニデモが行われた。ミニデモとは、一曲踊り切るのではなく、肝試しのような形で、1分半という時間制限で踊るのである。出演者の皆さんのパフォーマンスは、それぞれ本格的なデモに匹敵する見事なものだった。


4日前に急遽出演を決めた我がお客様、その度胸の良さのとおり緊張もせず、落ち着いた踊りには、何事も出たがりの僕、お客様とともに楽しませていただいた。


 自分の踊る姿にはいつも満足できないが、僕にとっては、お客様が楽しんでいただければそれでいい。上手く踊るも、そうでないのも、プロとしての僕の責任なのだから。


 ダンス愛好家にとって、ダンスは楽しむものである。ダンスを生業にする僕としては、幾つになっても、まだまだ学ぶことは多いが。。。
 

アイスクリーム頭痛

2010-08-22 23:02:31 | Weblog
 今日も暑い日だった。暑い日はかき氷が美味い。かき氷は冷房の効いた部屋で食べるものではなく、炎天下で食べるものと心得る。汗を流しながら食べるかき氷は、真冬に暖房の効いた部屋で食べるアイスクリームの美味さに匹敵する。しかし、このかき氷、一気に食べるのは至難の業。冷たい氷が喉を通る時、頭の中がズキンと痛む。その痛みが引くのを待ってまた口へ。それを繰り返しながら食べ終わった時の満足感は、暑い夏でなければ味わえない。


 かき氷を食べる時に起こるこめかみなどの痛さをアイスクリーム頭痛(icecream headache)といい、正式な医学用語なのだそうだ。
アイスクリームやかき氷をなど、冷たいものを食べることによって喉元が冷やされると、体温を維持しようとして、血流量を増す為に血管が拡張して頭痛が起こるという。また、この時に、ある部位の痛みを異なる部位の痛みと脳が勘違いをするので、関連痛ともいうらしい。アイスクリームではこの痛みを味わったことはないが。。。

 夏に体感する冷たい喉越しの快感はいろいろある。今年は特に、熱中症対策として、ペットボトルのお茶とスポーツドリンクは欠かせない。それらはチルド室に入れて僅かなシャーベット状になるくらいに冷やすのが僕流。更に甘党の僕、アイスクリームのほかにも、プリンなどを冷蔵庫に冷やしてある。しかし、プリンはいまいち冷たさが物足りない。友人の勧めで冷凍室で1~2時間ほど冷やして、凍る寸前に食べると、プリンがこんなに美味かったことを再発見する。

 記録的な暑さの今年の夏、高齢者は暑さに対して鈍感になるのだそうだ。まだ若いと脳が勘違いしている僕だが、ひとつ年を重ねた今年の夏。勘違いのないようにかき氷で乗り切ろうか。

盲導犬

2010-08-21 22:36:17 | Weblog
 小田原の佐伯眼科での診察の帰りの電車の中、盲導犬を連れた女性が乗っていた。通路に寝そべった盲導犬はときどき体勢を変える以外ほとんど身動きしない。車内の乗客も、停車駅で乗り込む乗客も、盲導犬のいることは気にもせず、見る目は好意的だ。

 左目の緑内障を患い、更に網膜剥離、白内障と、2回も目の手術経験がある僕は、目の大切さをイヤというほど思い知らされた。その時の体験から、もし失明したら生きていけないだろうと、今でも思っている。だから、目の不自由な人への想いは特別なものがある。


 先日、朝日新聞の生活欄に載った、視覚障害者の投稿記事が目に止まった。盲導犬を連れた女性がバスに乗ると「ババアさっさと降りやがれ」と罵られ、他のお客さんには「乗ってたらいい」と言われたが、騒ぎを大きくしたくないという理由でバスを降りたという。
視覚障害者の女性は、この不心得者を声のトーンから女性と思ったらしいが、トラブルが起きた大阪市交通局の運転手によると、女性と思われた人物は30代と思しき男性だったらしい。それ以来、この女性はバスに乗るのが怖くなったという。

 世の中には犬の嫌いな人もいるだろう。しかし、視覚障害者は補助犬とともに公共の乗り物に乗る権利(身体障害者補助犬法)がある。犬が嫌いならば自分が降りればいい。もし僕がこのバスに乗り合わせ、この光景を目にしたら。。。。。おせっかいな僕のこと、答えは明らかである。

<身体障害者補助犬法・第八条 >

 公共交通事業者等は、その管理する旅客施設、及び旅客の運送を行うためその事業の用に供する車両等(車両、自動車、船舶及び航空機をいう)を、身体障害者が利用する場合において、身体障害者補助犬を同伴することを拒んではならない。
 

切り欠き

2010-08-18 20:48:28 | Weblog
 スーパーなどでは在庫管理の基本として、先入れ先出しの法則がある。古い商品から買わせようとする売り手の論理である。より新鮮な商品を買いたい僕は、それを逆手に取って、陳列棚の奥のものを手に取るのが常である。

 ところがスーパーで買い物をする時、賞味期限の早い(古い)ものから買うという友人がいる。驚いて理由(わけ)を聞くと、彼はス-パーでアルバイトをしたことがあるそうだ。店にとっては古いものから買ってくれるお客さんがありがたいのだとか。「賞味期限内なら品質に変わりはないし」という。

 また、ある時彼は、賞味期限の近い商品の半額セールで、最後のひとつのケーキを買い物かごに入れた。後から来た女性が、正価のケーキを手にしながら買おうか買うまいか迷った挙げ句、買わずにその場を離れた。それを見た彼は、「僕が半額のケーキを買ったために、彼女は子どもにケーキを買ってあげられなかったのでは。。。」と、心を痛めたらしい。

 世の中にはこんな善良な人間もいるのだと感心したり、驚いたり。自己中心の僕には考えられないことであり、できそうもないことでもある。


 上の画像の牛乳には、賞味期限や、成分の濃さ、メーカー以外に決定的な違いがあるのだが、お分かりだろうか。牛乳の違いというより、牛乳パックの違いといえばお分かりいただけるかもしれないが。。。


 右の牛乳パックの右上の賞味期限と書かれた上には、半円形の切りこみがある。これを切り欠きといい、生乳100%の牛乳だけに付けることができ、加工乳や乳飲料には付けられない。パックに記された「種類別」には、右が牛乳、左が乳飲料と書かれている。左のパックには、「牛乳」という文字はどこにも見当たらない。

 これは、バリアフリー事業の一環で、視覚障害者や高齢者が、牛乳を加工乳や乳飲料、また、ほかの飲料とも区別できるように、パックの開け口の反対側に付けるのが規則だそうだ。 

 温めた牛乳には優れた睡眠効果があると聞く。連日の熱帯夜に寝付きも悪くなりがちだが、熱中症にならないためにも、賞味期限の新しい、より新鮮な牛乳を飲んで睡眠をとり、酷暑の夏を乗り切ろうではありませんか。

空蝉

2010-08-16 22:05:51 | Weblog
 源氏物語の空蝉は小柄で容姿も美しいとはいえない地味な女性であった。しかし、控えめで慎み深く、立ち居振る舞いにも優れ、魅力的な女性だった。そんな空蝉に光源氏は心惹かれるが、彼の求愛に対し空蝉は一枚の着物を脱ぎ捨て逃げ去った。



『うつせみ』とは、「空蝉」「現身」とも書き、蝉のぬけがらであったり、現世をも意味するそうだ。


君故に
永き人生(ひとよ)を 霜枯れて
永遠(とわ)に春見ぬ 我が運命(さだめ)
ながろうべきか 空蝉(うつせみ)の
儚き影よ 我が恋よ


-「影を慕いて」より-

 数日間おとなしかった暑さも再び暴れだし、昨日今日と連日の猛暑に、残暑を惜しむ蝉しぐれが更に暑さを増す。風もない熱帯夜だった昨夜は、さすがに、暑いのが好きと豪語する僕も、とうとう冷房のスイッチを入れて寝た。このままでは空蝉ならぬ、親爺の抜け殻になりそうだったから。ここに住んで16年、部屋の冷房で寝るのは記憶にない。「冷房を節約した老人、熱中症で死ぬ」などという見出しで新聞には載りたくないし。。。

 そして今日の暑さは天然のサウナ状態。冷房に慣れた身体は悲鳴を上げた。再び冷房を効かせたが、2㍑入りの冷やしたペットボトルのお茶は、あっという間に身体の中に流れ込む。慎み深さなど皆無の僕は、シャツを脱ぎ棄て空蝉状態。夜になっても冷房を止めた部屋の温度は30度以上。さて今夜の冷房はどうしよう。今宵も熱帯夜になりそうなので、空蝉親爺にならぬよう、現身の暑さを避けてみようか。

カード社会

2010-08-14 01:14:17 | Weblog
 若い頃、持ち物にこだわった時期があった。折らずに入れられる札入れ、セカンドバッグもショルダーバッグも同じブランドで統一。更にこだわりの小銭入れとキーホルダー。そんな自己満足に浸ったことも今は昔。若い頃のエネルギーも今はなく、スリムにコンパクトに生きることを心がけている。

 使い勝手の良さと手軽さを最優先する今。Suicaを含む数枚のカード類と、最小限のお札が入る小銭入れに、自宅の鍵やロッカーの鍵、自転車の鍵も付けた。愛の鍵はまだ誰も預けてはくれないが。。。鎖でズボンのベルト通しに付けることで落とすこともない。
これを持てば、どこに行くにも最低限の用が足りる。スーパーや量販店での買い物にもカードを忘れることがない。電車に乗る時の改札もSuicaを取り出さずに通れる。お金が足りなければキャッシュカードでコンビニでも引き出せる。

 クレジットカードなどのカードを持つことを極力避けてきた僕だが、どのお店もポイントカードの時代。際限なく増え続けるカードに、手持ちの小銭入れでは入りきらなくなってしまった。おまけに小銭入れのファスナーが壊れた。


 仕方なく買った左の大きめの小銭入れ、カードが種分けして入れられ、取り出すのに手間がかからない。収納ポケットも多く、開けば札入れにもなり、今まで以上に利便性は保たれる。しかし困った。右の今までの小銭入れは、ポケットに入れても邪魔にならなかったが、新しい小銭入れはポケットに入れるには少しばかり大きい。物忘れが激しくなった僕、持ち物は最小限にして、ミスを減らすことを考えるのだが。。。

 最近はカード社会ともいわれ、カードの種類を数え上げたらきりがない。これらのカードが一枚で済むようになったらどんなに便利だろうか。

小さい秋見つけた

2010-08-11 23:11:58 | Weblog
 立秋を過ぎてからの暑さは残暑というそうだが、相変わらずの暑さにベランダの植木もバテ気味、朝の水遣りは欠かせない。いつものように目覚めとともにベランダに出てみると、真っ赤な衣装を身に纏った、おしゃれな訪問者。


 子どもの頃、空を赤く染めるほどに群れをなして飛んでいた赤とんぼ、都会では見ることが少なくなった。朝の光を浴びて、わが家のベランダに突然現れた小さな訪問者は、目には見えないが秋がそこまで来たことを告げに来たのだろうか?残暑はまだまだ厳しいが。。。

足裏マッサージ

2010-08-10 23:47:16 | Weblog
 人間にとって足は「第二の心臓」と呼ばれるほど重要なものらしい。足には多くのツボがあり、足を揉むことで血液循環が良くなり、老廃物が体外に排泄されるという。また、内臓や脳が活性化して、体の抵抗力もあがるのだそうだ。

 椎間板ヘルニアにより4回の入院経験を持つ僕、一時は今の仕事であるダンスは無理といわれ、手術も覚悟したがそれはまぬがれた。今、曲がりなりにもダンスを生業としているが右足首には痺れが残っている。ダンスを踊るうえで、足腰が強いに越したことはない。しかし、ダンスは足で踊るのではなく、身体で踊るものである。足の痺れをカバーしながらも踊れることに感謝している毎日である。


 先日、東急ハンズで買い物をしていると、「マッサーウェルネス」なるマッサージ機の実演販売をしていた。マッサージチェアを持っているので興味はなかったが、販売員の強い勧めで試してみた。気持ちは良かったが、定価147,000円が半額になるというが、その値段にも買うつもりはなく、そのまま他の売り場へ急ぐ。ところが、歩いていると痺れていた足が軽くなり、いつもの自分の足ではないことに気付く。考えに考えた末、売り場に戻って買うことにした。


 毎日の足裏マッサージをはじめ、ふくらはぎ、太もも、首筋、腕など、あらゆる部位のマッサージは、マッサージチェアではできない多くのバリエーションがある。もみ玉の感触はまさに人の手によるものと錯覚するほどであり、人の手よりも強い。突起部分の振動も強弱に調整ができ、微妙に大きさの違う突起が足裏を刺激してなんとも心地よい。
 
 購入してから3週間余り、我慢できないほどの痛みも今は快感になり、足の痺れも感じないほどに改善されている。寝る時も欠かせない5本指の靴下は手放せないが、確実に足の具合がよくなり、もう少し仕事が続けられそうである。少々高価ではあったが、この買い物は正解だった。

暑気払い

2010-08-09 23:17:31 | Weblog
 尋常ならざる今年の夏の暑さに、熱中症で倒れる高齢者も多く、命を落とす人も少なくない。それでもエアコンの世話にはならないと扇風機で過ごす僕、電気代の節約でもなく、やせ我慢をしているわけでもない。夏生まれだからというわけでもないだろうが、夏という季節が好きなのだ。夏の青い空、ぎらぎら輝く太陽、もくもく湧きあがる入道雲、そんな夏の象徴が好き。だから暑い夏が好き。


 そんな僕を心配してか、暑気払いの食事に誘われた。美味しいものを食べるのは大好き、断る理由などない。その店は北浦和から徒歩7~8分の二木屋という、国の有形文化財に登録されている古民家。




 分不相応ではあるが、偶には贅沢もいい。立秋は過ぎたとはいえ、まだまだ暑さは衰えそうもなく、夏負けに打ち勝つべく、懐石料理ではなく会席料理と称するこだわりの料理に打つ舌鼓に、暑さも逃げて行ったようだ。

煮ても焼いても・・・

2010-08-08 22:53:17 | Weblog
 戦いに勝つ度に馬印の瓢箪をひとつひとつ増やし、秀吉の千成瓢箪としても有名な瓢箪は、縁起のいいものとして知られる。

 先日、千春ちゃんからメールが入った。「可愛いひょうたんがあったので、買ってきました。食べられないそうですが、お会いした時にお渡しします」。いつものように、彼女の決して押し付けがましくなく、さりげない気配りである。「ありがとう、ひょうたんは縁起がいいそうだから飾って置くよ。煮ても焼いても食えないところは僕みたいだね」と返信した。


 お店で千春ちゃんから渡された瓢箪を見るなり「かわいいねぇ」と大きな声に、通りがかったおばはんが立ち止まって振り向いた。自分に無関係と知るや、背を向けて歩き出す。それを見た僕、声を出さず、口パクで「あんたのことじゃない」と言った。
彼女が自分のことを言われたと思ったわけではないだろうが、そのタイミングの良さに、いつもの軽い悪戯ごころが首を持ち上げただけなのだが。。。
すかさず、口の動きから察した千春ちゃんの猛攻撃にあった。「そんなこと言っちゃだめですよ~」と言って顔をしかめる。

 彼女は決して他人(ひと)を傷つけるようなことは言わない。普段は天然ボケで楽しませてくれる千春ちゃんだが、モラルに関しては僕など足元にも及ばないほど完璧である。彼女のお父さんより年上の僕、娘のような彼女にまた教えられてしまった。ちょっと反省の僕だが、やはり煮ても焼いても食えないオオワルオヤジである。