勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

ホッ!

2011-11-29 21:31:44 | Weblog
 その昔、家の外にあったトイレには古い新聞紙が置いてあった。風呂は井戸から水を汲んで運んだ。そして火吹き竹を使って薪で風呂を沸かした。いつの頃からか新聞紙は質の悪い桜紙に代わった。風呂は水道をひねるだけになったが、忘れて溢れさせたこともしばしばある。今、トイレは家の中、ボタンひとつでお尻も洗ってくれる。風呂もボタンを押せば、自動的に適温・適量でいつでも入ることが出来る。湯掻き棒を使う必要もない。もうあの質の悪い桜紙も、火吹き竹も、湯掻き棒も、みんな過去のものになってしまった。

 昨年、トイレの洗浄機能が壊れて取り替えたばかり、今度は給湯器が壊れて風呂に入れなくなった。トイレの洗浄便座も、風呂に自動でお湯が満たされるのも当たり前の今、それが出来なくなったときは、トホホである。

 2日ほど風呂に入れない状態に、今日ピリオドが打たれた。ネットで調べた業者の扱う給湯器は、サイズの関係で取替え工事に手間がかかったが、3時間ほどで終了。水道から待望のお湯が出てきてホッ!


 新しくなったリモコンも頼もしくさえ見える。早速浴槽にお湯を満たして早めの入浴。偶には銭湯もいいが、やはり冬の寒い夜は我が家で入る風呂の手軽さには敵わない。


 しかし、築16年の我がマンション、次はどんなところに寿命が来るのか心配でもある。我が寿命との先陣争いになるかもしれないが。。。どちらになっても、やはりトホホである。

銭湯

2011-11-28 23:53:04 | Weblog
 昨夜台所で洗い物をしていると、突然お湯が水になった。嫌な予感に、給湯器のリモコンに目をやると、点灯しているはずの「運転」のランプが消えている。何度もスイッチを押すがランプは点かない。念のため風呂場のリモコンも試してみるが結果は同じ。16年も使い続けた給湯器は遂に寿命が来たか?

 これでは台所の洗い物にお湯を使えないどころか、風呂にも入れない。風呂好きな僕は、寝る前に風呂に入るのを常としているが、熱を出して寝込んだとき以外、風呂に入らなかったことはほとんどない。明日、業者を探すことにして今夜は風呂を我慢しよう。そう思ったが、風呂に入れないとなると、急に寒さが身に沁みる。

 そして今日、ネットで探した業者に電話すると、明日には給湯器の取替えに来てくれるという。しかし、2日も続けて風呂に入らないわけにはいかない。近所の銭湯に行くことにした。銭湯に行くのは何年振りだろうか、いや、何十年振りといえるかもしれない。ここに居を移してから一度も銭湯にいった記憶がないし。。。


 久しぶりの銭湯は、入り口にあるはずのあの「男湯」「女湯」の暖簾がない。履物をロッカーに入れ、番台とはいい難いカウンターの前で戸惑いながら「え~と、どうすればいいんだろう」と呟いた。カウンターの女性に「450円です」と言われて我に返る。左手にある「男湯」の暖簾を指して「こちらです」との指示を受ける。


 昔のイメージとは全く違い、少しばかりのものめずらしさと懐かしさで、数種類の湯船に浸かり、ゆっくりと温まった。我が家の狭い風呂と違って、手足を伸ばし、のんびりと楽しむ銭湯も時にはいいものだ。給湯器が直っても時々は銭湯を楽しむことにしよう。と思いながらのブログ更新である。
 

おらぁサンタだ

2011-11-27 22:32:06 | Weblog
俺ぁ三太だ



小僧くん、いよいよサンタが活躍する季節がやってきたね


今年のクリスマスは ボク忙しくなりそうだよ


ところで小僧くん、「おらぁサンタだ」って歌が聞こえるけど、小僧くんが歌ってるのかい?


違うよ、おじちゃん サンタはサンタでもサンタ違いだよ


そうそう、この歌はおじちゃんが子供のころのラジオドラマ「三太物語」の主題歌だったね♪


へぇ~、おじちゃんこの歌知ってるんだ


うん、この出だしの「おらぁ三太だ」が印象深かったからね


でも、この歌知ってる人少ないんじゃないの



「三太物語」はね、子役のころの渡辺篤史さんの三太と、ジュディオングさんの花子が主人公のドラマなんだ


ボクの知らない世界だね


どうも年寄りは懐古的になっちゃうね


でも、おじちゃんの世代の人には懐かしいのかも・・・


ナイスフォローありがとね



そういえば小僧くん、今年のクリスマスは忙しくなりそうだって言ってたけど、その袋には何が入ってるの?


この中にはね、日本中の愛がいっぱい入ってるんだ


その愛は、どこに届けるの?


もちろん、被災した東北に届けるんだよ


これからクリスマスまで、たくさんの愛が集まるといいね


おじちゃん、今年の漢字がもうじき発表されるけど、今年はどんな漢字が選ばれるんだろうね


おじちゃんの予想だと、「震」「災」「愛」は、1995年、2004年、2005年の漢字に選ばれているから、『絆』が有力だと思うけどな


じゃぁ、ボクがみんなの「絆」で結ばれた「愛」を東北に届けてくるからね


そして、早く復興してみんなが幸せになるといいね♪


おじちゃんも早く幸せになってね


エェ~ッ??? ( ̄Д ̄;;

三の酉

2011-11-26 23:56:52 | Weblog

 今年は三の酉まである年の瀬の風物詩・浅草の酉の市を、一の酉、二の酉とお伝えしてきたが、三の酉もお伝えしなければ片手落ちというものだろう。


最後の酉の市は混雑するのが常であり、参拝客の長蛇の列は、深夜まで続いていた。
この列に並ばずとも、酉の市には入ることは出来るのだが。。。


前年の熊手は、「熊手納め所」に納めるのだが、買うときは毎年大きくしていくのが良しとされる。


また、買った熊手は正面に向け、高くかかげて持ち帰るものらしい。
人混みの中ではそうするより仕方ないが。。。


にこやかに商談をしているこのお兄さんは、毎年ユニークな髪のカットで楽しませてくれる。

 写真撮影をお願いすると、快く応じてくれた。今年は亀をあしらったようだが、理由を聞くと、あの大震災の復興を亀のようにゆっくりと着実に行こうとの願いを込めたそうだ。

 酉の市の最終日には石原都知事も訪れて、熊手を担いで帰る姿を見るが、今年も午後10時を過ぎるとスタッフと共に社殿から現れた。



人混みの中、護衛に囲まれながら、熊手商の店の前に行き、三本締めの手締めを行う。


熊手を掲げながら帰るところにカメラを向けると、一瞬こちらを向いてポーズを作ってくれた。するとお付きの人もニッコリ♪

 シャッターを押して、ありがとうございます、と声をかけると、微笑みながら人混みの中に消えて行った。あの毒舌の都知事とは違った一面を見たような気がした今年最後の酉の市だった。

がんばっぺ南会津

2011-11-25 00:10:01 | Weblog
 浅草神社(三社様)では23・24の両日、「がんばっぺ南会津フェア」と銘打って、南会津を応援する物産、観光展が開催された。



浅草と福島県会津地方は東武鉄道の直通電車で3時間半で結ばれているという。


 23日の祝日は天候にも恵まれて、早朝から多くの人で賑わっていた。各ブースでの試食をしながら、買うのは会津の芸能イベントを見てからにしようと考えた。


 はじめに登場したのは、会津ではなく浅草の芸人・プッチャリン(チャップリンではない)さん。タクシードライバーをしながら笑いをふりまく苦労人だとか。


 午後には、南会津の大自然に育まれた清らかな大川の渓流のように、澄んだ響きと力強さが魅力の大川渓流太鼓の音が境内に響き渡った。

 その後試食で美味しかった柿を買おうとブースに行くと、午前中にはあんなにあった柿が売り切れていた。柿は諦め他のブースで試食をする。


 数点を求めて帰宅したが、あの柿が諦めきれない。そうだ明日行ってみよう。ということで、再び出かけると、会津出身のあの渡辺恒三氏が、2日目の催し物「屋台歌舞伎」の応援に顔を見せていた。



屋台歌舞伎は、田島祇園祭に屋台上で上演される郷土芸能だそうだ。


 そして、昨日買った南郷のトマトジュース「桃太郎」と、「儀右ェ門そば」と、「えごま(じゅうねん)みそ」の他に、無事「みしらず」という名の柿をゲットして、少しばかり会津を愛する気持ちを表したつもりである。


 この「身不知(みしらず)」という名の柿は渋柿であるが、昔ながらの伝統の渋抜き法で、甘くねっとりとした食感に仕上がっている。名前の由来は、渋柿でありながら、実をつけ過ぎて、自分の枝を折ってしまう「身の程知らず」という意味なのだそうだ。道理で僕とウマが合うと思った。( ̄Д ̄;;

錦秋

2011-11-24 00:09:33 | Weblog
 秋が深まるにつれ、各地から紅葉の便りが届いてくる。葉の色づきと気温は大きな関係があるというが、今秋は気温が高めで見ごろは遅れ気味だとか。急に冷え込んできた東京も色づき始めた木々が目立つようになった。


 春には薄紅色の花のトンネルで、隠れた桜の名所として賑わう隅田川に続く山谷掘公園は、黄金色に色づいた桜の葉が秋の陽に輝いていた。


 葉陰の向こうには、去る11月17日に世界一高いタワーとしてギネスにも認定された、東京スカイツリーが顔をのぞかせる。開業まで半年となったスカイツリーの展望台入場券の団体予約も22日から始まったが、全国から申し込みが殺到しているという。


 桜の木の下でお弁当を広げ、花見ならぬ紅葉狩りと洒落た親子連れが錦秋を楽しむ姿に、冷たい晩秋の風が温かくさえ感じる秋の午後だった。

若いってすばらしい

2011-11-23 01:37:21 | Weblog
 またまたダンスの画像で恐縮だが、我がホール新世紀では、様々なイベントのひとつに、プロ・アマを含めたダンスのデモンストレーションがある。ダンスの写真は僕のカメラ技術の稚拙さもあり、毎回代わり映えのしないものになってしまう。そこで今回は、7枚目を除いてすべて上からのアングルで撮影してみた。少しは雰囲気が変わって見えるといいのだが。。。


 ところで、スタンダード部門6組と、ラテンアメリカン部門5組、あわせて11組のカップルは、全てアマチュアカップルである。この画像の大人びた雰囲気と、技術的な完成度から、すべてのカップルが大学生だと思えるだろうか。












 彼らは皆、学生コンペの競技選手であるが、この中から未来のチャンピオンが生まれるかもしれない。アングルは上からであるが、決して上から目線で見たわけではない。若いってすばらしいと思いながら、羨望の眼差しでシャッターを押したのだ。

鰹節

2011-11-20 23:26:21 | Weblog
 昔、名工たちがねずみを彫ってその腕を競った。しかし、左甚五郎の彫ったねずみは誰が見ても上手いとはいえない。そこで猫にその優劣を委ねた。連れてきた猫は他のねずみには目もくれず、左甚五郎のねずみに飛びついたという。ねずみは鰹節で彫ったねずみだったのだ。子供のころに聞いた話である。

 スーパーやコンビニに行けば調理済みの食材が溢れ、火を通すだけ、器に盛るだけ、で家庭料理を味わうことが出来る。単身者にとってはありがたく、自分で調理するより安上がりかもしれない。そんな便利さに頼ることも多いが、基本は自分で調理すことに拘る僕の、数少ない拘りのひとつに鰹節がある。袋入りの削り節もいいが、やはり自分で削った削りたての鰹節に勝るものはない。


 拘るといえば聞こえはいいが、本音は偶々鰹節削り器があるから使っているだけではあるが。。。しかし、最近のスーパーでは鰹節を手に入れることが出来ない。袋入りの削り節は手間もかからず便利であり、手削りの鰹節を味わう家庭は少なくなっているらしい。仕方なくデパートに買いに行く。


 鰹節には雄節と雌節があり、背の部分を雄節、腹の部分を雌節というそうだ。雄節は上品で淡白だが、雌節には脂があり濃厚でうま味が多いという。雄節は雌節より大きく形も直線的で、雌節よりきれいに削れる。削ったとき粉になってしまい、きれいな花かつおが出来ないときにはいい方法がある。 


 上の画像の左側の粉状のものはそのままで削ったもの、右側はガスの遠火で表面を10秒ほど温めてから削ったものである。猫がどちらを喜ぶかはわからないが、使い道によって削り分けるのも面白いかも。。。

真昼の怪人

2011-11-18 08:54:50 | Weblog
真昼のビルの壁に怪しい人影、ムムム、これは一体何者か?


ドロボーそれともスパイダーマン?


よく見ると、あっちにもこっちにも、赤い服を着たスパイダーマンが3人もいる。


まてよ、これはスパイダーマンではない。


こんな遊び心に、思わずニッコリ、カメラを向けてみたくなった。





サンタクロースは、いつの時代も壁や煙突をよじ登るものらしい。
 

伝法院庭園

2011-11-17 00:02:43 | Weblog
 浅草のシンボルといえば浅草寺、その浅草寺のシンボルのひとつに五重塔がある。震災による節電のため一時中断されていたライトアップも再開され、昼とはまた違った姿を楽しむことが出来る。その五重塔と隣り合わせた伝法院の裏側には、今年の9月21日に国の名勝に指定された、伝法院庭園がある。この庭園では、東日本大震災復興支援による義援金のための特別拝観が、11月1日~12月5日まで行われている。


 入園料300円也を支払って、浅草寺の寺宝・大絵馬の展示館を抜け庭園に入ると、青空に聳える五重塔の向こうには、スカイツリーが顔を出す。


 静けさが漂う庭園は、外の賑わいとは裏腹な別世界。浅草寺の境内に、こんなにも広くて静かな場所があることをはじめて知った。


 秋の陽射しを受けて、池の水面に映る五重塔は美しくさざなみに揺れ、深まり行く秋を感じさせる。


 院の一角には、庭園を拝観する人のためのお茶接待所が設けられ、ひんやりとした空気の中、たおやかな応対に、喉を通る熱いお茶が旨い。


 伝法院を挟んで、五重塔とスカイツリーのコラボレーションの新旧の対比も面白い。そういえば、スカイツリーは、地震に強い日本古来の建築である「五重塔」の心柱の建造システムを取り入れているということだった。

ヒノヒカリ

2011-11-16 00:32:06 | Weblog
 スーパーで買い物をするとき、まず目にするのが値段、そして産地。どんなに安くても中国産の食品は買わない。食品によっては国産のものを最優先にする。それは安心であることと同時に、味にこだわるからである。ましてや、お米に関しては国産に勝るものはないと思っている。美味しいお米で炊いたご飯は食も進み、日本人であることに誇りさえ感じる。少々値段が高くても美味しいお米を選ぶ。独り身にとっては、一食に換算すればたかが知れているから。。。

 今、TPP参加が問題になっているが、お米に関して云えば、どんなに安かろうと、外国産のお米を食べようとは思わない。日本人にとって米農家の努力による一粒一粒に込めた美味さは値段の問題ではない。

 一昨日宅配便でお米が届いた。夏には美味しい九州産の西瓜を届けてくださった、ブログでお世話になっている、肥後の風来坊さんからである。掛け干しによる天日の恵みを受けた自然乾燥が、米のおいしさを引き立てているという、「掛け干し米」『ヒノヒカリ』という銘柄である。


 早速3合ほど炊いてみた。炊き上がるころにはいい香りに誘われて、「Good/グ~」とお腹の虫が鳴く。炊き上がったご飯は、5分ほど釜の蓋を開け、水分を飛ばしてからが美味しいと、最近教えられたが、その効果は驚くほどである。


 蓋を開けて5分後の「ヒノヒカリ」は、艶がよく一粒一粒がしっかりとして、コシと弾力があり、甘みとモチモチ感が口いっぱいにひろがり、日本人でよかったと、心から思える瞬間でもあった。ご飯は炊きたてが美味しいのは云うまでもないが、残りは保温せず、熱いうちに小分けして冷凍する。


 全国には美味しいお米を作る農家も多く、今やお米はコシヒカリだけではないことを知った。こんな米農家の努力は、外国産のお米に負けない美味さで、TPP参加が決まれば、海外輸出という手もあるのではないだろうか。がんばれ米農家の皆さん。そして風来坊さん、美味しいお米をありがとうございました。

二の酉

2011-11-15 00:11:35 | Weblog
去る2日の一の酉に続いて、14日は二の酉である。


昼からの断続的な雨にもかかわらず、夜になっても浅草の鷲神社は参拝客が列をなすほどの大賑わい。



 鷲神社の鳥居をくぐると直ぐ左側のお店には、毎年のように石原都知事親子の名前が並ぶ。その年の最後の酉の市には、都知事自らこの熊手を担いで帰るのを何度か見たことがある。今年は三の酉まであるので、26日の三の酉にはその姿を見ることが出来るかもしれない。だからどうということでもないが。。。


 熊手を買うときは値切るのが当たり前、そして支払いをするときには、値切った分を「ご祝儀」としてその店におくのが粋とされている。


 商談が成立すると、威勢のいい掛け声で手締めをし、来る年の商売繁盛開運招福を願う。そこには小さな江戸の粋が詰まった瞬間がある。


 酉に市に欠かせないもののひとつに屋台がある。これは、我がマンションから300mほどのところの屋台であるが、おでんや焼きいかなど上手そうな匂いが漂ってくるので、この時期はじっとしていられないのが常である。
 

浅草散歩

2011-11-14 00:16:52 | Weblog
 震災後訪れる人が減り、淋しくなった浅草も、小春日和の日曜日、多くの人で賑わっていた。浅草には数々の通りがあり、それぞれ個性的な名前がついている。そのひとつ、花やしき通りは、浅草花やしきエンターテイメント通りとも呼ばれ、様々なエンターテインメントが繰り広げられている。



いまでは見られなくなった紙芝居だが、声色を駆使する紙芝居のおじさんの、テレビとは違う面白さに子供たちは真剣に見入っていた。



浅草寺境内では菊花展も開かれ、大輪の菊をはじめ、趣向を凝らした菊も人気を博し、カメラを向ける人も多い。





こども歌舞伎では、ちびっ子役者の熱演に拍手が沸く。


空を見上げると、飛行船がスカイツリーをめぐりながら、五重塔の影に消えていった。


 数ある浅草の通りの中でも一番浅草らしい通りがある。浅草公園本通りが正式な名前らしいが、通称「ホッピー通り」といわれる、居酒屋が並ぶ通りである。


 ホッピーとは、ビール味のノンアルコールの飲み物のことらしい。大衆的な雰囲気のこの通りで、一度飲んでみたいと思うのだが、一人では勇気がいる。


 仕事仲間に、一度付き合ってくれと約束しているのだが、まだ実現していない。もつ焼きや、もつの煮込みで飲むホッピーで、浅草を味わってみたいと思っているのだが。。。

独裁者

2011-11-13 00:47:34 | Weblog
 1958年、僕が中学3年生だったろうか、当時野球には全く興味がなかったが、その年に巨人軍に入団したある野球選手に魅せられて、プロ野球を見るようになった。その選手とは、云わずと知れた長嶋茂雄さんである。それ以来、プロ野球ファン、いや巨人ファン、いやそれも違う、長嶋茂雄ファンになったのだ。急に野球に興味を持ち始めた僕を見た父が驚いていたが。。。

 それから長い間、長嶋さんが引退した後も巨人ファンを続けていた。しかしある時から巨人ファンをやめたのだ。それまでにも、ナベツネこと巨人軍オーナーの渡辺恒雄氏の数々の暴言に嫌気がさしていたのだが、それを決定的にしたのは、プロ野球の選手会長だったヤクルトスワローズの古田敦也選手への暴言である。古田・選手会長が「オーナーと話をしたい」と、言ったことに対しての渡辺氏が言い放った暴言、「無礼な!たかが選手の分際でオーナーと話をしたいとは」の一言で、巨人ファンをやめた。それから日本のプロ野球は見なくなっていた。

 その後の渡辺氏の数々の暴言には、呆れるばかり。今シーズンのはじめにも、節電のために開幕を遅らせる案に渡辺氏は異義を唱えたが、結果は世論に負け、セ・パ同時開催になった。そのとき思った。今年も巨人の優勝はあり得ない。いや、巨人に優勝させてはいけないのだと。巨人ファンには申し訳ないが。。。


 今年のプロ野球は話題の新人選手も多く、テレビで野球を見る機会も多くなっていた。しかし、一昨日からの渡辺氏と、清武代表をはじめとする巨人の醜い内紛を見せられてはもう限界。利己主義な独裁者がいる限り、プロ野球、特に巨人とは完全に縁を切ろう。世界の数多(あまた)の独裁者が安泰だった例(ためし)がないことを、この独裁者は知っているのだろうか。

倖せはここに

2011-11-11 22:36:04 | Weblog
 「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」は、相田みつをさんの言葉である。法政大学大学院が調べた都道府県別幸福度によると、福井県、富山県、石川県の順に、北陸3県が上位を占めたという。離婚率が低い、犯罪が少ない、貯蓄が多い、などの理由からだそうだ。

倖せはここに♪ 大橋節夫

 昭和33年、東京タワーが完成した年の下町を描いた映画「三丁目の夕日」は、貧しくても健気に生きる家族と、個性豊かな住民が織り成す、温かくて、悲しくて、切ない、哀歓に満ちた物語である。ケータイもパソコンもテレビもなかった時代、そこにはほのぼのとした幸せがあった。そして未来への夢と希望があった。 

 ここに一冊のまんが絵日記「はげましてはげまされて」がある。はげ頭の僕のことではない。青森県に生まれ、今年93歳になった竹浪政造さんが、長男正浩さんが3歳になったころに描きはじめた絵日記は、今も描き続け、大学ノート2,300冊に及ぶという。 


 『昭和29年12月31日、いたずら盛りの正浩さんは、神棚に供えたお供えのみかんを食うといってきかない。会社から貰ってきたたった一つのみかんである。神様の罰があたるぞ、と云うと、どうしたものか効果てきめん』

 こんな光景から始まる、子どもたちの成長と巣立ち、おかあさん(政造さんの奥さん)の入院と別れ。どこにもある日常の、忘れていた日本の家族の幸せな姿がそこにある。平成23年4月18日の絵日記では「気になることは数々あれど、なにごとも無理せずマイペースで・・・」という。

 3作目になる「三丁目の夕日'64」が、3Dになって来年1月に公開されるとか。そのキャッチコピーは「どんなに時代が変わっても、夢があるから前を向ける」である。もう一度「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる」と言い聞かせ、秋の夜更けに「倖せはここに♪」を口ずさんでみるとするか。。。