勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

アスリート

2012-01-31 23:55:57 | Weblog
 寒波による記録的な大雪に見舞われている日本列島だが、スポーツ界では熱き戦いが繰り広げられている。テニス界では全豪オープンの錦織 圭選手の活躍も見事であり、決勝戦のジョコビッチvsナダル両選手の6時間に及ぶ死闘は、こちらも記録的な戦いであった。僕にとってのスポーツは、年齢的にも見て楽しむ側になってしまったが、トップアスリートによる熱戦は、どんなドラマよりドラマチックであり、寒さも吹き飛ばすほどの熱気に満ちている。

 ダンスの世界も然り、競技選手による華麗で情熱的な舞は、スポーツであると同時に芸術でもある。寒い冬のひと時を、しばしの間トッププロの熱き技をお楽しみ下さい。 









 スタンダード部門は、新井透・飯塚一恵組、ラテンアメリカン部門は、長島大志・中尾友美組のA級プロによるデモンストレーションです。

恐竜橋

2012-01-30 03:26:00 | Weblog
 寒風吹きすさぶ青空の東京湾に、突然現れた向かい合う2頭の恐竜。これから始まるのは雌雄を決する戦いか、はたまた恋の囁きか。


 2月12日に開通する東京ゲートブリッジは、東京湾にかかる首都圏最長の橋であり、その形状から恐竜橋とも呼ばれている。全長2,618メートル、高さ87、8メートルのこの橋は、往復4車線と歩道が設けられているが、高速道路ではなく一般道路のため通行無料である。歩行者は若洲側昇降施設から昇ることができるが、反対の埋め立て地側へは降りることができないため、若洲側に戻ることになるそうだ。


 橋の上からは東京湾や都心が一望でき、東京タワーと東京スカイツリーも同時に見ることができるといい、新たな観光名所になりそうだ。


橋のほぼ真下の遊歩道からも、ビルの谷間に頭を出した東京タワーが見え、



 東京タワーから更に右に目を向けると、そこにはゲートブリッジから遅れること3ヶ月余りで開業する、東京スカイツリーがその勇姿を現す。 


 29日の日曜日は冷たい北風が吹き、遠く都心を望む橋の北側は波も荒く、恐竜が恋の鞘当で暴れだしたのかと思うほどだった。


 橋の近くには羽田空港があり、航空機の運航ルート上に当たるため、高さに制限があり、また、大型船舶の運行にも対応する必要性から、トラス構造によるこのような形状の橋になったという。


 橋の南側は冬の陽射しが降り注ぎ、海面のきらめきに浮かび上がる橋のシルエットは、その曲線の美しさを強調していた。


 3月11日の大震災の時も、工事中の一部が破損したものの、他には影響もなく、優れた耐震性の証明にもなったという。


 スカイツリーの高さには及びもしないが、開通した暁には1度はこの橋の上を歩いて、東京湾と都心を眺めてみたいものだ。


寒波

2012-01-26 23:18:09 | Weblog



小僧くん 毎日寒いねぇ


あっ!おじちゃん こんなに寒いと ボクおしっこちびっちゃうよ 


ちびるどころか 小僧くんのおしっこ 元気一杯じゃないか


おじちゃんに比べればね


(||| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ー ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;)アウッ




この雪だるまは この前降った雪で作ったのかい?


そうだよ ボクに似てかわいいでしょ?


うん 雪だるまは 憎まれ口を言わないから 小僧くんよりかわいいかも・・・


そんなこと言うと この雪だるま ボクのおしっこで 溶かしちゃうよ


ごめんごめん 小僧くんがいちばんかわいいよ


ヽ(´▽`)/へへっ


ところで 小僧くんの向こうに停まってる電車のドアにも 雪だるまがいるよ


あっ ほんとだ ボクの真似してる

  


おじちゃん この寒さ いつまで続くのかなぁ


日本中が大雪で困ってるようだけど 数年に一度の寒波なんだそうだ


また大雪が降るのかなぁ ボクはうれしいけどね


ラニーニャ現象の影響らしいけど おじちゃんは寒いの嫌いだよ


ラニーニャって なにーにゃ?


オイオイ しゃれてる場合じゃないよ

東太平洋の赤道付近の海水温が上昇したり 低下したりする現象を

「エルニーニョ」とか「ラニーニャ」とかいうんだけれど

それによって、異常気象が起こるんだよ


それって どういう意味なの?


エルニーニョはスペイン語で「神の子」とか「男の子」 

ラニーニャは「女の子」という意味なんだって


じゃぁ ボクは エルニーニョだね 神の子みたいだし・・・


ところがね エルニーニョには「腕白小僧」 

ラニーニャは「おてんば娘」という意味もあるらしいよ

だから小僧くんは エルニーニョだね


やっぱりボクは 小便小僧でいいや


腕白小便小僧だよ


(;´Д`A ``` フウ~

追憶

2012-01-24 01:52:12 | Weblog
 音質にこだわらなければ、好きな音楽を聴くことができる音楽動画のYouTubeは、僕にとって必須アイテムである。先日もお伝えしたばかりだが、YouTubeで検索した音楽を少しづつiTunesに保存し、ジャンル分けにしてCDに焼き、お気に入りの音楽ライブラリーを作成している。同じ曲でも複数の投稿があるので、その中から音質のいいものを選べば、気にならない程度の音源を選択できる。青春時代を駆け抜けた想い出の曲や、心に残る名曲を選んで、20曲前後を1枚のCDにまとめ、徐々に増やしていくつもりである。


 自作のCDには自分で撮りだめした画像から選んだものを印刷し、タイトルを付けてナンバーを付す。このナンバーがいくつまで増えていくのか楽しみでもある。昨年購入したBOSE 社のCDプレーヤーは、5枚連続演奏が可能であり、思う存分音楽に浸ることができる。

 因みに、皆様はご存知かと思うが、Craving ExploreriTunes をダウンロードすれば、簡単にYouTubeの音楽や動画を保存できるのでお試しあれ。

花ならば・・・

2012-01-20 22:44:12 | Weblog
 大寒を前に、関東地方はこの冬いちばんの寒さになり、昨夜から初雪が舞い、積雪の朝を迎えたところもある。我が浅草はみぞれ交じりの冷たい雨の一日だったが、こんな日は温めた部屋でゆっくり音楽を聞くのもいい。そんな時、活躍してくれるのがYouTubeの音楽動画である。ここから音だけをiTunesのアプリに保存すれば、いつでも好きなときに好きな音楽を聴くことができ、また、iphoneに同期させることで、ipod機能として持ち歩くこともできる。

 ある音楽を検索すると、それに関連して次々と同じ時代や同じ傾向の音楽が現れる。普段なかなか聞くチャンスのない音楽も目に付き、想い出に浸りながら聴いていると、時間が経つのも忘れるほどである。

 そんな時に見つけた、長い間探していた歌に心が躍った。遠い昔のある日、NHKのFM放送で聞いてから、忘れられない歌になっていたが、それ以来メディアで一度も聞いたことがない。埋もれた名曲はたくさんあるが、僕にとってこの歌は心の琴線に触れる名曲のひとつである。爪弾くギターの切なく響くイントロから、やわらかい低音の歌声は、哭きたいほどの思いに駆られる。

◇わかれ◇ フランク永井

 この歌は、曲調からどなたかのカバー曲とばかり思っていたが、フランク永井さんのオリジナルであることにも驚きである。今となっては生で聴く事もできない。この歌が好きな理由がもうひとつある。3番の歌詞にある「花ならば 触れずにいたい 好きなほど なおさらに・・・」。このフレーズにも胸キュンである。もちろんこの歌はPCとiphoneに保存したが、CDにも焼いておこう。。

宝の持ち腐れ

2012-01-18 23:43:36 | Weblog
 テレビやネットでの通販により、居ながらにして買い物ができる利便性と、巧みな宣伝文句に惑わされ、買ってはみたものの無用の長物と化し、いつの間にか忘れ去られてしまう物も多い。我が家でも通販で買ったが、1度か2度使ったまま廃棄処分にしたり、収納棚の片隅で眠っているものがどれほどあるだろう。

 昨年の暮れに送られてきた1箱のリンゴは、ワイン煮などにしたものの、食べきれずに箱のまま、寒さで冷蔵庫状態のベランダにある。その都度剥いて食べるのが面倒なリンゴはジュースにしてはどうかと、リンゴの産地でもある北海道のsibuyaさんからの提案があった。


 そして思い出したのが、10年以上も台所の棚で出番もなく眠っていた、Iwatani産業のミルサーなる、ミキサーでもなくジューサーでもない調理器具。久しぶりに取り出して、リンゴと人参を乱切りにし、スポーツドリンクと共にジュースにした。


 リンゴと人参の甘さに加え、スポーツドリンクの甘さだけで、甘味料は何も使わなくても充分に甘い。東京では3番目に長い34日間連続の乾燥注意報が出ている。こんな時は水分を取らないと脱水症状を起こすという。そこで水分補給のためにも少し多めに作ってみたが、結構いける。


 無用の長物になっていたミルサーだが、レシピを見ると他にも利用価値はありそうだ。今度こそ宝の持ち腐れ状態から脱却して、面倒がらずに大いに役立たせなければ。。。

早とちり

2012-01-16 23:59:59 | Weblog
 子供の頃、失敗をして父に叱られる度にいわれた言葉がある。「そそっかしいからだ」と。。。

 大人になって、それも60歳近くになったある日、買い物をして小銭を出す時に、財布を逆さにして受け皿に全部を開けた。すると「お客様、せっかちなんですか?」といわれた。エッ、僕ってせっかち?

 それ以来、意識して自分を分析するとせっかちであることに気づく。時々他人(ひと)にも確認をすると答えは必ず「イエス」である。せっかちであると同時に、そそっかしく、早とちりの名人であることにも気が付いた。父に言われていたときには、父の偏見だと疑わなかったのだが。。。


 先日、仕事場の休憩室に厨房からお汁粉の差し入れがあった。休憩していたのは4人、お汁粉は2杯、年の功で1杯は僕がご馳走になった。寒い日の温かい食べ物はありがたい。「これ、あたらしくメニューに加えるための試食なのかなぁ」。もうひとりとそんな会話をしながらいただくお汁粉は、お餅が2つ、とろりとした甘さが甘党の僕にはうれしい。「でも、メニューとしてお客様に出すには甘過ぎない?」は2人の意見だった。

 食べ終わって器を厨房に返しに行った。「美味しかった、でもちょっと甘過ぎるかも」。僕の声に、厨房でお汁粉を食べていたスタッフが一斉に振り向いた。「高齢のお客様が多いから、甘みは抑えたほうがいいのでは・・・」。チーフとのやり取りが何故かかみ合わない。「エッ!これ、お客様に出すお汁粉じゃないの?」「はい、ちょうど缶詰の餡があったので、作ってみました」

 な・なんということだ、好意でご馳走してくれたものに、ケチをつけるとは。。。慌てて勘違いを説明したが、顔から火が出るほど恥ずかしかった。チーフは「いつでもご意見を言ってくださいね」と、快く応じてくれたものの、そそっかしくて、早とちりと、思い込みの激しい僕、余計なことを言ったことへの反省の日であった。


1/f ゆらぎ

2012-01-13 22:22:33 | Weblog
 冬の夜空は星の瞬きが一段と美しい。星自体が瞬いているわけではないのに、何故星は瞬いて見えるのだろう。そんな質問が朝日新聞の「しつもん!どらえもん」にあった。星の瞬きは上空の大気の流れによって起こる現象なのだそうだが、特に冬は季節風が強くなるため瞬きも強くなるという。

 『1/f ゆらぎ』という言葉がある。「f」とはfrequency(周波数)の頭文字、つまり波(波形)のことである。夜空を美しいと感じるのは、瞬く星のゆらぎと、人の脳波(α波) のゆらぎとの共通性からくるもで、それらを『1/f ゆらぎ』と呼ぶらしい。

 『1/f ゆらぎ』は、星の瞬きの他にも、ろうそくの炎のゆらぎ、電車の揺れ、小川のせせらぎ、潮騒、そよ風の葉擦れの音、木漏れ日、蛍の光、 など、自然界に多く見られるという。この『1/f ゆらぎ』は、美しさや心地よさを感じさせてくれるのだそうだ。


 昨年のクリスマスに、ある方からスワロフスキーをあしらった、アロマのろうそくをいただいた。1/f ゆらぎと共にアロマの香りが部屋中に漂い、幸せな気分にさせてくれる。

 同じ頃、ネットで注文したキャンドルライトが届いていた。このライトはLEDライトだが、シェード越しの光はランダムに変わり、本物のろうそくと見紛うほどにゆらゆらとゆらぐ。


 白夜の国、北欧では客人を迎えるとき、住まいのあちらこちらにキャンドルを灯すというが、アロマの香りのろうそくとキャンドルライトの饗宴に、独り身の我が家の冬の夜は、少しばかりの寂しさもゆらいでいる。


 スワロフスキーのアロマろうそくは寝るときには消すのだが、キャンドルライトは充電式なので、睡眠時は常夜灯として廊下を照らしてくれる。そしていつの日か美貌の客人の訪れを待っているのだが、その前に僕の命の炎が燃え尽きてしまいそうだ。ア~ァ!

あそ美

2012-01-10 22:20:27 | Weblog
 勤勉といわれる日本人にとって、遊びは罪悪と思われた時代もあった。遊ぶために働くのか、働くために遊ぶのか。一生懸命働いて、一生懸命遊ぶ。生業として趣味の分野に身を置く僕にとって、そんな生き方に敬意を表す。我が大辞林によると、遊びとは「気持ちのゆとり」という意味もある。

遊びをせんとや生まれけむ
戯れせんとや生まれけん
遊ぶ子供の声聞けば
我が身さへこそ
ゆるがるれ

-粱塵秘抄-

 嫌々入学させられた学校で、不真面目なある生徒が言った、「俺はここには遊びに来てるんだ」。すると先生は言った、「遊びならもっと身を入れてやれ」。


ふと見上げた寒空に聳える街灯に何かがとまっている。な・なんだこれは、と目を凝らす。


なんと、そこにとまっているのは冬の蝉。はたしてこの鳴かない蝉に気づく人が何人いるのだろうか。


 人知れず何気なく街灯にとまる冬の蝉。誰が何のためにここに蝉をとまらせたのか。こんな小さな遊び心に、街灯の製作者の「気持ちのゆとり」と「あそび」という「美」を晴れた冬の空に見た。

お茶挽き

2012-01-08 20:05:33 | Weblog
 落語「まんじゅうこわい」では、大好きな饅頭を怖いと言って仲間を騙した男が、投げ込まれた饅頭を食べているのを見つかり、本当は何が怖いんだと聞かれ、「このへんで濃いお茶がいちばん怖い」と落ちがつく。

 お茶にまつわる言葉はたくさんあるが、「お茶を挽く」は、我々の仕事にはありがたくない言葉である。「臍が茶を沸かす」「茶番劇」「宵越しの茶は飲むな」「鬼も十八番茶も出花」「茶腹も一時」「茶柱が立つ」「お茶を濁す」などなど、日本人にとってお茶は欠かせない嗜好品である。

 国内屈指のお茶の産地、静岡県掛川では、朝から晩まで日常的にお茶を飲む習慣があるという。そんな掛川市は、女性のがん死亡率が最も低く、男性も国分寺市に次ぐ二番目であるとの厚生労働省の統計報告があるそうだ。平均寿命も高く、また高齢者の年間医療費も、全国平均の3/4と少ないという。


 掛川市の健康長寿のヒミツを解明するため、「掛川スタディ」が開始され、緑茶に含まれるカテキンの効能を検証しているそうだ。掛川茶は「深蒸し茶」が主流で、茶葉が細かく粉も多いのが特徴だという。

 これらのことは、数ヶ月前にNHKの「ためしてガッテン」でも取り上げていたが、深蒸し茶と同じような効果が、茶葉をすりつぶすことで得られるという。すりつぶした茶葉にはカテキンが最大限に引き出され、お茶の粉を飲むことにより、βカロティン(抗酸化作用)、ビタミンE(血行促進作用・免疫機能改善効果)、クロロフィル(腸内環境を整える働き)等を摂取できるという。


 ネットで購入した「すりすり急須」が年末に届いた。急須の内側がすり鉢状になっているため、簡単に「すり鉢茶」を作ることができる。この急須で作ったすり鉢茶は、安い番茶もワンランク上の味に変身させてくれる。コーヒー、紅茶も飲むが、やはりお茶がいちばん好きな僕、毎日この「すりすり急須」でお茶を挽きながら飲んでいるが、仕事でお茶は挽きたくないものだ。

無常ということ

2012-01-06 21:52:51 | Weblog
ゆく河の流れは絶えずして
しかも もとの水にあらず
淀(よど)みに浮かぶうたかたは
かつ消えかつ結びて
久しくとヾまりたる例(ためし)なし



方丈記の冒頭で鴨長明は、この世の無常観を川の流れに例えた。


祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり



平家物語では、釈迦が説法を行ったとされる祇園精舎の鐘の響きに
この世は春の夜の夢の如しと、その儚さを嘆く


色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならん
有為の奥山 けふ越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず



すべての仮名を使って作られたいろは歌では、現世の無常を有為の奥山(因縁によって起きる一切の事物)に例えている。


 元日の地震に驚かされたものの、穏やかに過ぎ去ろうとしているお正月も、僕にとっては、緩やかな隅田の流れに浮かぶうたかたのようでもある。そんな泡沫の一瞬を切り取り甦らせる術がある。アナログからデジタルになって扱いやすくなったカメラ機能は、ケータイにも装備され、この世の無常をいつでもどこでも指先ひとつで留めることができる。


  昨年の暮れに故障した我が愛用の一眼レフカメラ、年末年始の休業のため年明けの11日以降と言われた修理も、予定より早く12月の30日に届いた。一眼レフの故障により、コンパクトデジカメを新たに購入し、ケータイのカメラ機能と合わせて3台になったカメラ。記憶から消えていく一瞬を切り取り、PCに保存するも膨大な量になってしまう。そんな悩みも抱えながら、消えゆく常ならんものに命を与えるカメラの不思議を思いながら、今年もこれらにお世話になりそうだ。

白龍

2012-01-02 00:09:57 | Weblog
 大きな爪痕を残して静かに暮れて行く2011年を見届けるかのように、クリスマスに続き大晦日の夜9時からライトアップされたスカイツリーは、年明けの午前1時まで、夜空を飛ぶ白龍の如く輝き続けた。


風もなく穏やかな大つごもり、川の流れが止まったかのような、波のない静かな隅田川を見るのははじめてである。

 スカイツリーを撮影する人たちも三々五々散って行き、人影もなくなった隅田の川面に影を落す逆さツリーを見ることができた幸運に、心は熱く萌え寒さも忘れるほど。


2011年から2012年へと、年が変わる時間が迫る頃、スカイツリーが同時に二つ見えるスポットに場所を移す。


アサヒビールのビルの壁に映し出されたツリーは、新しい年に向かって夜空に昇る龍の鱗のようでもあるが、逆鱗は見えない。


もうひとつの撮影スポット吾妻橋の袂では、浅草寺の初詣を待つ人たちが、手にしたカメラやケータイをツリーに向けて記念撮影。


雷門近くでは、午前0時を今や遅しと待つ人の群れで、道路は歩行者天国状態、警察の警備と誘導のマイクもかまびすしい。


2012年午前0時、仲見世通りを埋め尽くした人の波は、スカイツリーを横に見て、隅田川の流れのように静かに動き始めた。

そして、五重塔とスカイツリーに見つめられて、下町の2012年が始まった。

 ところがである、今年こそあの大震災から立ち直らなければならない矢先の午後2時半、それは、あの3、11とほぼ同時刻、突然震度4の大きな揺れにあの日の悪夢が甦る。元日早々なんということか。先が思いやられる2012年の幕開けであった。今年の干支の龍よ、どうかその逆鱗を誰にも触れさせないように隠し続けてくれ。

一陽来復

2012-01-01 00:00:00 | Weblog



小僧くん 

あけまして









ありがとう

今年もよろしくね



おじちゃん

あけまして





おあ



ありがとう



で・でも どうして ありがとうなの?



うん 去年は大変な年だったし 亡くなった人もたくさんいるだろう

だから おめでとう じゃなくて

新しい年を迎えられたことに感謝する意味で

ありがとう

って言ったんだよ
 


そっか 

じゃぁ 一陽来復ってなに?



一陽来復はね 

冬が去って 春が来ること

特に新年が来ることを言ったりもするんだ

他にも 悪いことが続いたあとに 運が向いてくるという意味もあるんだよ



ふ~ん 

じゃぁ ぼくも 一陽来復をお願いして

みなさんにありがとう 

って言うよ



うん 小僧くん 大きな声で おじちゃんと一緒にご挨拶しよう



みなさん あけましてありがとうございます 今年もよろしくお願いします

みなさん あけましてありがとうございます 今年もよろしくお願いします