勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

TX・乗って来ました

2005-08-31 22:44:37 | Weblog
 鳴り物入りで開通した、TX・つくばエクスプレス。浅草駅の周辺は紹介したものの、乗ってみたくなり秋葉原まで行ってきました。

 まず浅草駅。改札の外のギャラリーと、改札を入ってすぐにあるステンドグラスの壁画は先日紹介したとおりですが、外からは見えないエスカレーターの壁とホームにある絵や壁画は見事なものでした。

 改札を入ると、エスカレーターの壁面に飾られた細野修一氏の描く似顔絵が、エスカレーターを駆け降りることを許さない。

       

 ホームに降りてまた感動。線路の向かい側の壁面の浅草を代表する行事や景観を描いた壁画に目を奪われる。その美しさはすぐに電車に乗るのをためらわせるほどだ。
今日はその壁画の一部を紹介します。

 
        
               
        
 
        
               
        


 この外にも大きな壁画数枚があり、見るものを飽きさせない。
明日はその壁画を紹介します。ご期待下さい。
2005.08.31

刺客

2005-08-30 21:34:16 | Weblog
 第44回総選挙が今日公示された。今回ほど結果の予測が難しく、無責任に言うならばこれほど面白い選挙も珍しいのではないだろうか。

 そんな中で、政権党が立てた候補を「刺客」と呼ばないで欲しい、と報道機関に申し入れたという。

 言葉というのは様々な表現方法がある。比喩的に使われたり、揶揄する目的で使われたり、その時々で適切な使われ方をすると言葉が一人歩きする。

 ニックネームなどは、とかく本人にとってはあまり有り難くない場合が多いものだが、それがぴったりであればあるほど面白い。
松井秀喜選手が「ゴジラ」といわれた時、あまり歓迎していなかったと聞く、しかし本人が活躍すればするほどそのイメージは良くなってくる。

 また押し付けられた言葉はすぐに消えてしまう。中年という言葉の響きがよくないと言う理由で、「実年」なる言葉が生まれた。また国鉄が民営化されたとき、山手線を「E電」などと呼ばせたこともあった。どちらも無理矢理作られた言葉だったような気がする。しかしどちらもほとんど死語となっている。

 今回の選挙戦での「刺客」という言葉も、まさしくぴったりの言葉ではないだろうか。ニックネームがそうであるように、その言葉があまりにも適切であればあるほど、当人にとっては不愉快になるものだ。
そしてそれに反論するという事は、それを認めていることでもある。

 「刺客」はイメージが悪いという理由だそうだが、そのほうがよりインパクトがあって、それを逆手に取ったほうが効果的だと思うし、そんなことに目くじらを立てるよりは、よほど度量が広く感じられると思うのだが・・・

       ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

 会話のテクニックとして心がけていることがある。
弱点を突かれたり、負の要素を言われた時、まずそれを認めてから話を進めたほうが気が楽であり、話が滑らかに展開する。そして揶揄しようと思った相手も気が抜けてしまう。
負のイメージを認めることは勇気がいる、しかし相手はこちらが思うほど気にしてなんかいない、面白がっているだけなのだ。それならいっそ一緒に面白がったほうが勝ち。かえってゆとりさえ感じさせる。

小泉さん、もっとおおらかに構えたほうがいいのでは?

9月11日は投票に行きます。
2005.09.30

窓辺の秋

2005-08-29 22:05:05 | Weblog
 日中の暑さとはうって変わって、朝夕の窓辺の風は、忍び寄る秋を感じさせ、数日前の熱帯夜が恋しくさえ思われる昨日今日。
そんな窓辺に秋を演出してみました。

         

 ☆ 華やかに飾る花よりも 野辺に咲く小さな花が好き ☆

 先日紹介した「野草の本」の書き出しである。
そんな小さな、何気ない花にも愛着を感じる僕は、今の時期のネコジャラシ(エノコログサ)が好きだ。
夏の終わりを告げる涼やかな風に揺れる穂は、何かもの悲しさを運んでくる。

 お花の素養の全くない僕なので、ただ無造作に花器に挿しただけではあるが、窓辺で風にゆれる姿は涼しさを演出してくれる。
その向こうに佇む人形は、我がブログに欠かさずコメントを下さる、大切なコメンテーターの一人、コスモスさん手作りの千代紙人形です。
       
       
 「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」 『古今和歌集』藤原敏行
2005.08.29

浅草サンバカーニバル

2005-08-27 23:28:27 | Weblog
 今年25周年を迎えた、浅草サンバカーニバル。1時間も前からパレードコースは人の列。パレードの始まる頃には、立錐の余地もないほどに人の波で埋まった。
激しいサンバのリズムと踊りに、浅草は熱気と興奮で、暑さは更にヒートアップ。この熱気を伝えるのに言葉は要らない。
       
       
       
       
       
       






それぞれの画像をクリックすると違う画像になります。
2005.08.27      

台風一過

2005-08-26 23:26:54 | Weblog
 台風がもたらした涼しさも一日限り、台風一過の秋晴れとまではいかず、残暑だけが居座ってしまった今日、百日紅の花が残り少ない夏を惜しむかのように、最後の生命を精一杯咲かせていました。
その花の蜜を吸いに来た蜂が、うまくカメラに収まってくれました。



 僕にとって飛んでいる被写体を撮影するのは難しく、特に鳥や、蝶などの昆虫類の飛ぶ姿は、何度も挑戦しては失敗の繰り返し。やっと撮れたのがこの写真、ちょっと嬉しい一枚です。
2005.08.26

これぞ浅草

2005-08-25 22:15:48 | Weblog
 昨日浅草六区ブロードウェイで行われた、つくばエクスプレス開通記念行事は、これぞ浅草といえるような、浅草色の濃いイベントでした。

 六区ブロードウェイ商店街界隈は多彩な娯楽の集中した商店街で、嘗ては日本一の興行街として賑わい、多くの芸人を輩出した街です。

       
 その芸の神様を祀った六芸神(唄神・奏神・話神・戯神・演神・踊神)への祈祷で始まった奉納芸の数々を紹介します。

       
          浅草神社宮司による祈祷

       
         SKD出身者による寿三番叟の舞

       
              曲独楽の妙技

       
            南京玉すだれの面白芸

       
       初代浪花のチビ玉こと竜 小太郎氏のあで姿

       
 浅草から生まれたロックバンド浅草甚太による「浅草音頭」の発表ライブ     

 この日のイベントには、浅草を代表する芸人・浅香光代さんと、ご主人の世志凡太氏も世話役として大活躍でした。
2005.08.25       

祝開業・つくばエクスプレス

2005-08-24 23:20:38 | Weblog
 いよいよ開業したTX ・つくばエクスプレス。それぞれの駅では開通を祝う行事で賑わっているようだが、我が街浅草でも先日の日曜日に続き、今日も浅草駅に最も近い六区ブロードウェイ商店街では、安全祈願を初めとして様々な祝賀行事が行われていた。

       
        乗客の乗り降りで賑わう浅草駅の改札

       
       改札口前のギャラリー(クリックで大きくなります)

☆壁画に使われた絵や、浅草ゆかりの有名人の似顔絵が展示されていて、一見の価値があります。
       
       
       浅草駅発売の記念乗車券(クリックで大きくなります)

       
       記念乗車券・裏(クリックで大きくなります)

       
☆この乗車券には、ギャラリーにもある美しい絵が両面に描かれていて、額に入れて飾りました。
       
 六区ブロードウェイ広場で行われた六芸神まつりでは、浅草神社宮司による交通安全と商店街繁栄の祈祷、寿三番叟奉納、大道芸奉納等で賑わっていました。
2005.08.24

公開生放送

2005-08-23 20:49:51 | Weblog
        
 文化放送『寺島尚正ラジオパンチ』という番組の「聞き耳パンチ」コーナーの生中継が、我が住む街・千束の「猿之助横丁」で行われた。
ダーツゲームによる現金つかみ取りというふれ込みに、欲の深い僕は勇んで出掛けた。
Wパンチというお笑いコンビによる司会で始まった、生放送を挟んで行われたこのゲーム、コンビの一人と投げあい、勝てば現金つかみ取りの権利を得る。
       
       
 最初の対戦で、まず初めに投げたコンビの一人、いきなりど真ん中に当ててしまった。
これには一同大爆笑、相方に「お前何を考えているんだよ」とひんしゅくを買う。
その後は、参加者にできるだけ権利をゲットしてもらおうと、ルールは滅茶苦茶。面白おかしく進んだゲームで僕もつかみ取りの権利を獲得、穴から入れた手いっぱいに掴んだ10円玉の現金、なんと470円。

 僕は30年ほど前にも、近くのスーパーに来た生放送のラジオ番組のゲームコーナーに出演したことがある。そのときも勝利して何か貰った記憶がある。その放送は、出掛ける前にセットしたテープに録音してあるが、ほとんど聞いたことがない。僕って野次馬なんです。
       
       
ゲスト出演の山田太郎氏と、遊びに来た近くに住む浅香光代さん。 
2005.08.23

拡大鏡

2005-08-22 22:53:06 | Weblog
 僕は二十歳前から眼鏡を使用している。もう何十年も眼鏡と友達、眼鏡は顔の一部になりました。
近視、乱視に始まり、今では老眼も進んで、老眼鏡も必要である。少し前までは小さい字は眼鏡をはずせば見えたのだが、最近はそういうわけにいかなくなった。
必然として老眼鏡が必要になったのだが、外出時は殆ど持ち歩かない。
そのために、不便をすることも度々、そこでいい方法を見つけた。

 携帯電話はいつも携帯している。カメラつきの携帯で、QRコードの読み取り機能というのがあるが、この機能を使うと文字が大きくなる。


 カメラ機能でもいいのだが、ピントが甘くなりあまりお勧めできないが、QRコード読み取り機能で接写モードにするとピントも合わせやすい。
長文は機能に時間制約があり適当でないが、ちょっとした文字の確認には便利である。
2005.08.22

つくばエクスプレス

2005-08-21 23:53:07 | Weblog
 来る8月24日の「つくばエクスプレス」開業にあたり、浅草では開業記念行事で賑わっている。
 つくばエクスプレスとは秋葉原とつくば間(約58.3km)を45分で結ぶ都市高速鉄道です。
       
       
    開業前の浅草駅の改札(クリックで壁画が大きくなります)

 この鉄道の開業により、沿線地域の活性化と、社会経済の発展が期待され、浅草でも数々のイベントが企画されている。

 プレオープン・フェスティバルが開催された日曜日の今日、浅草国際通りは「元気」「パワー」「チカラ」が終結し、数々のパフォーマンスが繰り広げられる野外劇場と化していた。
       
 浅草といえば神輿、その神輿渡御の祝賀パレードを初めとし、和太鼓のチーム、津軽三味線と和太鼓ユニット、尺八演奏、警視庁音楽隊や、デキシーランドジャズバンドによるパレード、ロックバンドグループの演奏、平成版・東京音頭の踊り、etc と、次々と繰り出されるパフォーマンスは、真夏の太陽が照りつける国際通りを、いやがうえにも暑くさせていた。

 その一部を写真でご覧下さい。(それぞれの写真をクリックすると、大きくなります)
       
       
         ビューホテル前の神輿渡御

             
       和太鼓グループ和光太鼓の力強い演奏
       
       
         警視庁音楽隊によるパレード

       
       デキシーランドジャズバンドの演奏パレード

 この他にも、多くの出演者によるニューウエーブ・パフォーマンスで楽しませてくれた、暑い一日でした。
2005.08.21

お詫び

2005-08-20 22:26:37 | Weblog
 先日紹介しました、我が職場での失敗談「ドジ」の中で、僕のHPの中の新世紀のページへのリンクが、こちらの手違いでアクセスできなかった方がいた事が判明しました。
訪問してくださった方にはたいへんご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
手直ししましたので、懲りずにご訪問くださることを願っております。

 「散歩の達人」に掲載されたホール新世紀の写真は、下記の写真と入れ替えをしましたのでご了承下さい。

2005.08.20

「散歩の達人」が発売されました

2005-08-19 22:51:15 | Weblog
        
 先日、僕の働くダンスホールの取材を受けたお話をしましたが、その雑誌 『散歩の達人』 が今日発売になりました。

 下町の日暮里・根岸・入谷界隈の特集で、この近くに住む僕も、知らないことがたくさん載っている。それも隅々まで掘り下げた、きめの細かい取材には感心させられる。
興味のある街の散策には、その街の特集号を見ると、大変役立つ貴重な雑誌のようです。

 その中でホール新世紀の紹介と、女性二人の体験取材による、初めての社交ダンスのお相手を承った僕とのレッスン風景を、イラストで面白おかしく紹介しています。

 尚イラストは著作権の問題で削除させていただきました。雑誌のなかでご覧下さい。
          
       
           実際はこんな感じでした
2005.08.19

何故そんなに急ぐの?

2005-08-18 22:35:12 | Weblog
 駅のエスカレーターに乗っていたときである。余程のことがない限り、エスカレーター上で歩くことを好まない僕は左側に立つ。
右側を、走るがごとく降りていく男性の手に持ったバッグが僕の身体にぶつかった。「痛い!」と思った時には彼はもう数メートル先、勿論無言で行ってしまった。

 西友では、店内のエスカレーターを安全に利用してもらおうと、キャンペーンを展開しているという。「エスカレーターの歩行は、他のお客様にも危険ですのでおやめ下さい」と、店内放送を流しているという。

 3ヶ月程前の朝日新聞のコラム「一分半」の記事です。
           ☆    ☆    ☆
 一段上にいた夫が、めまいを起こして倒れこんできた。練馬区の宮城ふさ子さん(63)は一緒に転がり落ちた。昨年10月、都営大江戸線新宿駅のエスカレーターでのことだ。
 この事故で左手首を骨折した。エスカレーターに乗るとき、力が入りにくい左手で手すりをつかむ。右側を学生やサラリーマンが駆け上がる。何故左側に立たないといけないのか、と思う。

 急ぐ人のために、エスカレーターの片側を空けるというルールは、自然に生まれた。なぜか東京と名古屋では右側、大阪では左側を空ける。東京では平成になって定着したといわれる。
 
 名古屋市営地下鉄は昨年7月から「歩いたり、走ったりしないで、ご利用いただきますように」と、事実上片側空けをやめるよう広報している。
名古屋市議の稲本和仁さん(46)はエスカレーターに乗ったとき、わざと右側に立ってみた。背後にすぐ行列ができた。
ほどなく左側に移った。迷惑そうに見上げる視線にとても耐えられなかった。
          ☆    ☆    ☆
 
 何故、皆そんなに急ぐのか。大江戸線新宿駅のエスカレーターは、上まで49秒かかり、駆け上がると、約30秒節約できるという。
この30秒、なんの役に立つというのか。一つ前の電車に乗れたとして、それが何なのか。30秒早く出掛ければいいだろう。

 日本エスカレーター協会は、歩行は危険だという立場をとっている。その上、2列に並んで立つより輸送効率も落ちるという。一部の急ぐ人のため、残りの人が時間を無駄にするわけです。

 東京消防庁の調査によると、03年1月から04年3月に起きたエスカレーター関連事故でけがをした人のうち、53%が65歳以上の高齢者だったという。
消防庁では、安全な乗り方として『手すりを利用し、歩行は避ける』『高齢者らに配慮した利用』『未就学児は保護者が手をつなぎ、ベビーカー、ショッピングカートなどを使用したまま乗せない』などを提言しているという。障害を持った人もいるだろう。

 先日出会った耳の不自由な男性、後ろから来る車や自転車のベルの音が聞こえないから怖いという。
僕にバッグをぶつけて黙って行ってしまった男、何をそんなに急ぐのか?人生、長いのに。
2005.08.18

百日紅

2005-08-17 23:20:32 | Weblog
 真夏の日差しが照りつける酷暑の中で、毅然と気高く咲き続ける花、百日紅(サルスベリ)。名前の由来を調べてみました。

 「サルスベリ」は、中国原産、高さ2~8メートルほどのミソハギ科の落葉高木。夏を中心に花を咲かせ、花は白いものもあるが、赤が一般的で、次から次へと花が咲き、百日にもわたってどこかに花を咲かせているので中国では「百日紅」と呼んだ。しかし、日本ではその幹がつるつるしているので、木登りの上手な猿でさえ登れないということで「猿滑り」と名がついたという。猿にとっては失礼な話だろう。
「百日紅」と「サルスベリ」 中国と日本、それぞれ目のつけどころの違う名づけ方をしているところも面白い。

    「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」
           加賀千代女(かがのちよじょ)

    「炎天の 地上花あり 百日紅」
           高浜虚子(たかはまきょし) 
   
    「空と地の 紅も涼しき 百日紅」
           勿忘草(わすれなぐさ)

2005.08.17

出会い

2005-08-16 22:43:45 | Weblog
 一昨日の日曜日、涼を求めて出掛けた郊外への散策で出会った方がいる。
日焼けして健康そうなその年配の男性、写真を撮ったりしている僕に話しかけてきた。
何の違和感もなく話をすると、話しながらバッグから手作りのメモ帳を取り出す。そして「私は耳が全く聞こえません」という。話し方もごく普通、言われなければわからない。

 一般に耳の不自由な人は話し方も不自然なことが多い。その人は、数年前に聴力を失ったとかで、話すことは不自由ではないが、自分の声の大きさがわからないという。
筆談を交えながら、手振り身振りでの会話は自然と音のない世界の話題になってしまう。僕にとっては不思議な世界であるが、彼はそんなことが全く苦にならない風であった。

 人は見かけではわからない。それぞれが、それぞれの中で生きている。自分だけの尺度で測ってはいけない、見ただけでは計り知れない障害を持っている人もいるのだと気付かされた。

 見た目ではわからないところを感じとれる優しい人間になれるだろうか? 彼はそんな疑問も残してくれた。
       
 見上げると夏の花、百日紅(サルスベリ)が赤く美しい花を見事に咲かせていました。《クリックすると大きな画像になります》
2005.08.16