勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

東京マラソン

2011-02-28 04:37:10 | Weblog
 今年で5回目を数える東京マラソンは好天に恵まれ、3万6千人の参加によって行われた。我が地元浅草も街をあげての歓迎ムード。雷門前には、今や遅しと待ち構えるゆるキャラくんたちの、左から台東区の「台東くん」、江東区の「コトットちゃん」、そして東京スカイツリー建設中の押上・業平橋地区のイメージキャラクターの「おしなりくん」の3名が勢揃いをしている。

そこに猛スピードで現れたのは、車いすランナー。目にもとまらぬ速さで目の前を走り抜けて行った。

 車いすランナーたちが走り抜けると、次々に現れたマラソンランナーの中に、今大会3位に入り、日本人のトップでゴールした“強すぎる市民ランナー”の異名持つ、川内優輝さん(ゼッケンナンバー16)が、辛うじてカメラにおさまっていた。この時点で、彼のことを知っていたわけではないが。。。

 やがて、名だたるランナーに交じって表れたのは、タレントの猫ひろしさん。彼のブログによると、タイムは、自己最高の2時間37分49秒だそうで、芸能人としては驚異的なタイムだそうだ。

 雷門前のイベント会場で演じられる金龍の舞に迎えられたランナーたちが、雷門を正面に見て右折すると、みな口々に「うわ~、でけぇ~」「正面だぁ!」と叫び声をあげる。

 目の前に立ちはだかるように聳えるのはスカイツリー。ランナーたちは、一様に上を見上げて、ケータイを向けて写真を撮ったり、近くの人にデジカメを渡して、スカイツリーをバックに、シャッターを押してもらう人などで、和やかな雰囲気になる。

それぞれ趣向を凝らした衣装のランナーたちのパフォーマンスに、沿道からは励ましの声援が飛ぶ。

 スパイダーマンあり、アンパンマンあり、なんでもありの、まるで仮装行列のよう。沿道から飛ぶ声援は、それぞれの名前を呼ばれるので、個人的に応援されているようで、より励ましにもなるようだ。




新聞片手にサラリーマンの通勤スタイルのランナーは、万年平社員か、または、出世街道をまっしぐらに走る、有望社員か?

この姿は、数日前のわが身とダブって、なぜか親しみさえ湧く。

タイガーマスクが背負っているのは、ランドセル。昨年末から今年にかけて、一番の話題の主といえるだろう。

レースも終盤になると、ランナーもまばらになり、雷門前ではゆるキャラが集まって、最後の声援を送る。

ほとんど歩きの状態のランナーたちには、浅草ビューホテルからの差し入れが振舞われている。

 そして、その話し方のようにゆっくりとゴールを目指すのは、あの戦場カメラマンの渡辺さんに扮したそっくりさん。遠目には本人と間違えそうな笑顔が、今日の日和のような温かさを振り撒いていた。

皆さんお疲れ様でした。

宝石

2011-02-27 01:08:07 | Weblog
 映画「タイタニック」では、碧洋のハート(ハート・オブ・ジ・オーシャン)と呼ばれる“ブルーダイヤモンド”が登場する。映画のラストでは、そのダイヤモンドが海に投げ捨てられてしまうのだが。
古代エジプトでは、クレオパトラが将軍アントニウスと饗宴の豪華さを競い、全歴史の中で最も大きいといわれた真珠のイヤリングを酢に溶かして飲み干し、賭けに勝った話が伝わる。
尾崎紅葉の小説「金色夜叉」をテーマにした歌では、♪ダイヤモンドに 目がくれて 乗ってはならぬ玉の輿♪ と、熱海の海岸の名場面が詠われる。

 宝石はいつの世も人の心を惑わすもののようだが、僕の心を惑わす宝石がある。「彩果の宝石」という名のジェリーのお菓子である。古代ヨーロッパ伝説によると、ジェリーはジュエリー(宝石)と響が似て、宝石の輝きをもつお菓子といわれるそうだが、そのジェリーのお菓子「彩果の宝石」をいただいた。


 時を同じくして、行列ができるほどの人気があるという「黒糖梅干し」もいただいた。梅干しに黒糖を絡ませたという、甘酸っぱい種なしの梅干しと、彩果の宝石との相性がまたいい。いちご りんご もも オレンジ あんず グレープフルーツ などなど フルーツの味と香りが口に広がったあと、黒糖梅干しとお茶がひと時の幸せを運んでくれる。この幸せをいただいたお二方に感謝の意をこめて、僕の歳になると、望むべくもない大きな幸せより、このような幸せがうれしい。茶飲み友達がいればもっと幸せになれるのだが。。。
 

春の火災予防運動

2011-02-26 02:13:36 | Weblog
  


  小憎くん 今日は衣装替えの日だったね


あっ おじちゃん ボク いま着替えの最中だよ


随分と重装備だねぇ


ボク 春の火災予防運動のための消防士になるんだ


おねぇさんたちも 真剣だね




このおねぇさんたちはね 手芸ボランティアグループ「あじさい」のおねぇさんなんだよ


おじちゃん 以前も会ったことがあるから知ってるよ  


ボクが衣装を着るようになったのはね 

ある寒い日に女の子がボクに毛糸の帽子を被せてくれたのがきっかけなんだ



そのことも ここで話したことがあるよ


でもね そのときから30年も衣装を作ってくれた 田中栄子さんという人が亡くなって 裸に戻ったことがあるんだ


へぇ~ そうだったの




その後 1986年に東京消防庁芝消防署から 防災PR用にボクに着せる消防服を作って欲しいと港区の手芸グループ「あじさい」に頼んだの


うん それで?


それ以降は「あじさい」のおねぇさんたちによって毎月違う衣装を着せてもらうようになったんだよ


小憎くんはみんなのアイドルだね




おじちゃん ボクの着替えが終わったよ


後ろ姿は凛々しいねぇ


凛々しいのは後ろだけ?


・・・???




これから「あじさい」のおねぇさんたちに 東京消防庁芝消防署から感謝状が贈られるから静かにしてね




春の火災予防運動は3月1日から7日までの一週間だよ


小憎くん詳しいんだねぇ


エッヘン!




アレレ 小憎くんが二人になったぞ


そんなに見つめられると 恥ずかしくておしっこが止まっちゃうよ




おしっこしない 小便小僧って変だね


じゃぁ ボクのこと小変小憎って呼んで


ワ~ォ ( ̄□ ̄;)

ワールドチャンピオン

2011-02-23 01:16:02 | Weblog
 ホール新世紀恒例のワールドチャンピオンのデモンストレーションが行われた。ラテン部門チャンピオンの迫力あるダンスショーを、厳選した画像でご覧いただこうと吟味したが、拙いカメラ技術を超えて、踊りの素晴らしさには選ぶのに苦労した。美しいものに下手な解説は無用、鍛え抜かれた技をごゆっくりとご覧ください。












 


 











今日は何の日?

2011-02-22 02:22:22 | Weblog
  2月22日はにゃんにゃんにゃんと読んで猫の日だそうだ。若いころ捨て猫を育てたことがあり、猫の可愛さはよく知っている。その猫が布団に粗相をしたので、お仕置きのために外で一晩を過ごさせた。それは冬の寒い日だった。次の日、彼は僕の顔を見て涙を落とした。その晩、彼は家に帰らず、僕は泣きながら探し回ったが帰って来ない。数日後、首にリボンをつけて、僕を呼ぶように啼きながら帰ってきた彼に、最上級の刺身を買ってきて食べさせた。それ以来、彼を叱ったことはない。


 特に意識して集めたわけではないが、いつの間にかわが家には猫グッズが溢れている。右端の陶器の置物は、ドアストッパーとして部屋のアクセントに。2番目の眼鏡入れは、PCのそばで活躍。今にもステンドグラスの猫に飛びかかろうとしているのは、コート用の毛皮で作った猫。左端の鍋つかみから飛び出したと思わせる、ゆるキャラの黒猫に狙われる光った小さな猫はクリスタルの置物。そんな光景を額の中の立体的に加工された子猫が、じっと見つめている。


 猫の日にちなんでわが家の猫グッズを紹介したが、上野動物園では中国から貸与される、つがいの大熊猫(ジャイアントパンダ)が来日して大騒ぎ。取り残された、わが家の箸置き熊猫(パンダ)も少々駄々をこねている。


 また、浅草ではにゃんにゃんならぬ、無料のニンニンパンダバスが巡回し、浅草界隈の観光をしながら、スカイツリーへも行くことができる。因みに、11月1日は犬の日だそうだ。また、パンダの日(3月11日)というのもあるらしい。

はったり料理学園

2011-02-20 03:08:09 | Weblog
 職業柄、ニンニク料理は控えめにしている。しかし時には思い切って食べたい時がある。美味しいと評判の店で買ってきた餃子を、はったり料理学園風にアレンジしてみた。昨年末に上野公園内で開かれた、佐賀の物産と全国大陶器市で買い求めた陶板直火皿で、野菜たっぷりの餃子料理を作った。手間いらずで、冷蔵庫の残り野菜の整理にもなる簡単料理です。


陶板皿またはフライパンにオリーブオイルとごま油をひいて、薄くキャベツを敷き、その上に餃子を並べます。

  

更に、その上にそれぞれの大きさに切った野菜 (キャベツ・モヤシ・ニンジン・ニラ・玉ねぎ・etc.) を乗せて、軽く塩をふります。


火をつけて蓋をして、野菜がほど良い柔らかさになり、フライ返しなどで餃子に焼き目が付いていることを確認すれば出来上がり。


簡単でしょ♪


キッコーマンのポン酢醤油で召し上がれば、幸せになれるかもしれませんが、銘柄はご自由に。今はやりの食べるラー油を乗せても美味しくいただけます。お試しあれ。


ヒヤシンス

2011-02-19 00:27:21 | Weblog
 人間の五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)のうち、嗅覚だけは大脳に直接伝わるため、ニオイは人の気持ちに大きな影響を与えるらしい。ニオイにも色々あるが、良い香りは心や体を癒す効果があるという。


 ある方から昨年、球根でいただいた水栽培のヒヤシンスが花を咲かせた。蕾が膨らみはじめる頃、鉢に植え替え日当たりの良い出窓に置くと、みるみる蕾は伸びて見事な薄紫色の花を咲かせてくれたのだ。花の美しさもさることながら、その香りはどんな高価な香水をも凌ぐほどの芳香を漂わせ、わが家を癒しの空間に変えてくれた。ヒヤシンスがこんなにいい香りの花とは知らなかった。今宵は枕元に置いて寝よう。いい夢を見られるかもしれないから。。。

Fly Me to the Moon

2011-02-17 01:57:41 | Weblog

 ポピュラーソングのスタンダードナンバー「Fly Me to the Moon」では、私を月に連れてって、そして星の中で遊ばせて(Fly me to the moon and let me play among the stars)と歌う。
 

 フランク永井は「羽田発7時50分」で、♪星も見えない空 淋しく眺め 待っていたけど 逢えない人よ・・・♪ と、逢えなかった、愛しい人に別れを告げ、羽田発の最終便で去って行く男の寂しさを歌う。 


 武者小路実篤の「愛と死」が原作の、石原裕次郎主演の映画「世界を賭ける恋」では、外国に旅立つ主人公が、旅先で恋人の死を知り、悲しみに打ちひしがれて羽田空港に降り立つ。


 一昔前まで、飛行機での旅行には夢とロマンがあった。今、飛行機は当たり前の交通手段である。新装なった羽田の国際空港に行ってきた。海外旅行をするためではない。月に飛んでいくわけでもない。失恋をしてひとり旅、などという感傷的なものでもない。


 羽田空港国際線旅客ターミナルの見学と江戸情緒あふれるショップでの食事が目的である。メディアで紹介されていたので、野次馬根性で足を向けたのだ。


 ここは江戸の町?と思わせるような作りのお店が立ち並び、映画のオープンセットと見紛うような一角に、飲食17店舗、物販8店舗が新たにオープンしたという。


 思ったより規模は小さく、取り立ててもの珍しいというわけではないが、外国の人には面白いかもしれない。飛行機の離着陸を見ることもできるが、夜のほうがきれいだそうだ。Fly me to the moon and let me play among the stars♪と歌いながら、月にも行ってみたいが、その前に星になってしまうだろう。

 

白い想い出

2011-02-15 14:29:55 | Weblog
 数多(あまた)ある雪をテーマにした歌の中でも特に好きな歌がある。あの人形劇「トッポ・ジージョ」の声を担当した山崎唯(やまざきただし)さんが、後に妻となる久里千春さんに捧げたという「白い想い出」である。多くの歌い手さんが歌っているが、中でもグラシェラ・スサーナさんの歌う「白い想い出」が好きだ。   

グラシェラ・スサーナ Graciela Susana-白い想い出 SHIROI OMOIDE

 昨日から降り始めた雪は明け方には止んだが、雪が降るとなぜかそわそわする。遠い昔の子供のころの想い出が蘇るからか。昔はもっと雪が降ったような気がする。父親に叱られ、裸足で飛び出し、雪の中を数時間歩いたこともある。冷たくなった足は感覚もなくなり、泣きながら学校に行った「白い想い出」である。東京では、早くも解け始めた春の淡雪だが、久しぶりの積雪に花も鳥も凍えている。





 
人通りも少ない早朝の上野公園はモノトーンの世界。桜の枝に咲く雪の花が「白い思い出」の歌詞と重なる。



灰色の雲が 私に教えてくれた 明るい日差しが すぐそこに来ていると・・・


 戊辰戦争、西南戦争等の、内乱鎮圧の指揮を執り、その後、日本赤十字社の総裁を務めるなど、文、武、共に大きな貢献をされたという「小松宮彰仁親王像」の前の寒桜も、次第に晴れてきた日差しに、春も近いことを告げているようだ。


雪が融けてきた ほんの少しだけれど 私の胸の中に 残りそうな雪だった

曽我梅まつり

2011-02-14 03:31:27 | Weblog
 雪が降るなど生憎の天気だった連休も、最終日の日曜日は打って変わって雲ひとつない快晴、気温も上がり春が近いことを感じさせる好天になった。誘われて友人の車に同乗し、東名高速を西へと走る。連休の最終日とあって道路の渋滞もなく、快適なドライブ日和。

  
前方の山々を見下ろし、真っ白な雪化粧で迎えてくれる、雨上がりの澄んだ青空に聳える冬の富士を仰ぎながら走ること1時間半。


目的地の曽我梅林に着くと、案内人に従って駐車した場所は駐車料金もない畑道。


 辺り一帯に広がる梅林の規模は、およそ45ヘクタール。広大な田園の中、小田原梅の産地として、植えられている梅の木は35,000本。富士山や箱根連山を背景に、梅の香りと景観は見る者を酔わせてくれる。



富士山をバックにして咲く、7分咲きの梅の花は、どこから見ても一服の絵のようである。


 曽我梅林は、別所、中河原、原の3地区で構成され、各地区の農家が中心となって運営しているそうで、その広大な梅林を隅々まで見るのは不可能に近い。





 曽我の梅は7分咲きだが、わが身は散りかけている。梅の香りと琴の音に癒された暖かな一日は、わが人生のようにあっという間に過ぎて行った。

只今574m

2011-02-12 19:35:54 | Weblog
 この数日は各地から雪の便りが届き、東京も昨日から雪が舞い、夜明けには積雪の予報も出ていた。馴れない都会の雪は、交通マヒなど始末が悪いが、真っ白な雪景色を見たい気もする。明け方に目が覚め、部屋のカーテンを開けると、雪は止んでいる。積もった形跡もない。少々がっかりするが、遠くに目をやると、昨夜は降雪で見えなかったスカイツリーに工事用の電気が点っている。明け方まで点灯していることは稀である。それも昨日は休日なのに。。。


 2012年春の開業に向けて着々と進むスカイツリーの工事も大詰めを迎え、その高さは574メートルになった。今年3月には世界一の高さの634メートルになる予定と聞く。連日深夜まで続く工事の明かりは、我が家からも見ることができ、建設作業は急ピッチで進んでいることを伺わせる。

 雪をいただくスカイツリーも見たい気もするが、スカイツリーに積もる雪は危険を伴うとか。塔や建設資材に積もって凍結した雪が、大きな塊になって落下すると、被害も出かねない。そこで、タワークレーンの上部の可動部に電熱線をつけたり、周囲の建物にカメラ7台を設置して監視も始めたという。


 ツリーの明かりは、空がしらみはじめた午前6時まで点り、やがて静かに消えていった。夜を徹して働く作業員のご苦労を思いながら、完成が待ち遠しい。しかし、徐々に空に聳えていく過程を見る楽しみがなくなるのも寂しい気がする。一度は止んだ雨も再び降り出し、今日は寒い一日になった。夜半には雪になるかもしれない。舞う雪に聳えるスカイツリーは絵になるだろうが、あまりにも高いので、雲に隠れて見えなくなるのが残念である。


ピーピングトム

2011-02-11 01:17:53 | Weblog
 重税を課す夫の圧政に苦しむ領民を哀れみ、妻であるゴディヴァ夫人は夫を諌める。夫のレオフリックは、美しい妻の度重なる要請を諦めさせるため、裸身で馬に乗って街中を歩くことを条件とした。しかし夫の思惑に反し、彼女は一糸まとわぬ裸身で馬に乗り街を練り歩く。彼女の慈悲に感動した領民は、裸身を見ないよう窓を閉ざし家に引きこもった。レオフリックは彼女との約束を守り、人々は彼女のやさしさと勇気に感動したとの伝説が生まれた。


 しかし、ただひとりこっそり夫人の裸身を覗き見た男がいた。男の名は仕立て屋のトム。彼は神罰を受けて失明してしまった。のちに、覗き見をする人を「Peeping Tom」(ピーピング・トム)というようになったという。



 チョコレートのGODIVAのマークはこの話に由来するというが、近づくバレンタインデーに向けて、デパートのチョコレート売り場が賑わっている。



 毎年この時期になるとわが部屋にも数個の義理チョコが積まれるのだが、今年はまだ一つ、それも先月いただいたものだけである。今年は義理ギリまで待っても期待できそうもなく、タイガーマスクがやってくる気配もない。「自分チョコ」などというのもあるらしいが、見栄を張る歳でもない。ピーピングトムになるほどのエネルギーもないので、スリーピングオヤジになって、チョコレートに埋まる夢でも見ようか。。。(ToT)


仮装舞踏会

2011-02-10 01:11:18 | Weblog
 新世紀恒例の仮装舞踏会が催された。毎回出演してくださるコスモスさんが、ご主人との旅行の日と重なり、出演できなくなっていた。大勢の仲間から、「今度はどんな仮装か楽しみ~」、といわれる度に訳を話すと、社交辞令も含めて皆さんががっかりしてくれる。そして3日前、コスモスさんから電話が入った。「旅行はいつでも行けるから、仮装舞踏会に出てこい」と、ご主人にいわれたという。更に仮装の衣装までご主人も一緒に選んでくださったそうだ。仲間に話すと、異口同音に「なんていいご主人なんだ!」と称賛の声。

 彼女は手作り衣装で、羞恥心はどこかに置き忘れてきた僕は、間もなくこうなるだろう禿げ頭に、鯉口シャツを着てのパフォーマンスで笑いを誘う。

 音楽の途中からは、仮装姿の店長と、やはり女装姿が似合い過ぎている副店長と、我々とのパートナーチェンジで、ダンスは未体験の二人を巻き込む。(写真左から、コスモスさん・店長・勿忘草・副店長)

 店長は少々ダンスのたしなみがあるのか、コスモスさんのリードが上手いのか、二人は踊り進んでいるが、我々のカップルは、ステージの前で、まだ早いズッコケお休みタイム。参加者のパフォーマンスは趣向をこらしたカップルも多い中、我々は最優秀お笑い賞なるものをいただいた。さて、次はどんなパフォーマンスで驚かせようか。。。


To be or not to be

2011-02-09 00:05:09 | Weblog
 父王を殺されたハムレットは、復讐を誓い狂気を装う。そしてかの有名なセリフを吐く。「なすべきか なさざるべきか」 いや違う 「生くべきか 死すべきか」。様々な訳があるようだが、「that is the question」 などと悩むほどのこともない僕、前日に引き続き東北物産展に行ってきた。


 最終日とあって、昨日に比べ人出も多く、どの店も魅力的な特産品ばかりで、あれもこれも欲しくなる。まずは、みちのく茶屋で喜多方ラーメンを食す。弾力があり歯ごたえの良いしっかりした麺は、喉越しも滑らか。ラーメンの原点のような味わいである。


 腹ごしらえをして、それぞれの店舗を見て回る。空腹だと皆欲しくなるから。。。試食を勧められると断り切れず、目移りする誘惑を断ち切り、贅沢を封印して買い求めたのは、麺類と山葡萄原液100%の手作りジュース、ウニとイカの和え物。そして今回の目的である、いちご煮の缶詰。


 いちご煮とは、三陸地方に伝わる贅沢な磯料理であり、アワビとウニに潮汁をかけたとき、ウニの卵巣が野いちごに見えることからこの名がついたという。特別な日の御馳走として珍重される料理だそうだが、さて、僕にとって特別な日とは。。。
「that is the question」

物産展

2011-02-08 01:30:53 | Weblog
 みちのくの旨さと匠の競演と謳った、東北6県の大物産展 なる催しが上野松坂屋で開かれている。巧みな宣伝文句に誘われて、匠の技を味わいに行ってみた。どの商品も捨てがたく、あれもこれも味わいたい誘惑を振り切って、現実的な3点だけ買い求めた。


いち押しとの評判の「リアス荒波弁当」は、岩手の海の幸がたっぷり入っている。


青森「葉くるみ漬」は、低塩分で漬け込んだ青首大根を白菜で手巻きにした、食感のいい津軽のおふくろの味。リアス荒波弁当との相性もいい。


「伊達のいわし団子」は、余計なものは一切入れず、魚の風味を生かして作ったという、宮城の味。野菜たっぷりの鍋物にいいかも。。。

 リアス荒波弁当に舌鼓を打ちながら、ちょっとお高いので、買い控えたいちご煮や、いなにわうどんあんぽ柿などなど、北国の名産に思いを巡らせ、明日(日付が変わって今日)で終わる物産展にもう一度行くべきか行かざるべきか、スケールの小さなハムレットになっている。