将軍公認の祭りとして栄えた江戸の「天下祭」は、明治以降、都電の開通によって電線が街中を走り、高さを誇る山車を引くことができなくなり、山車は各地に散らばったという。

江戸の文化を今に、そんな趣旨で2年ごとに行われる「江戸天下祭」は今年で3回目。各地の山車が平成の江戸に集結する。

今年ははじめての夕方から夜にかけての巡行で、日比谷公園を出発した14台の山車は、丸の内通りから皇居前を通って再び日比谷公園に戻る。

今回の江戸天下祭の一番の楽しみは、ブログを通して知り合い、何度か二人だけのオフ会もしている、静岡の禰里吉さんに会えることだった。お祭り好きの彼は、山車の上で笛を吹くことを目指し、笛の稽古もしている。明るくて、気さくで、人好きのする彼と一緒に、一般の人は歩けない山車の巡行のあとを追いながら、祭りの話に花が咲いた。

楽しい時間は、過ぎるのが早い。新幹線の最終で帰る禰里吉さんと再会を約束して握手で別れたが、お土産にいただいた静岡のお茶を飲むのが楽しみである。



