将軍公認の祭りとして栄えた江戸の「天下祭」は、明治以降、都電の開通によって電線が街中を走り、高さを誇る山車を引くことができなくなり、山車は各地に散らばったという。
江戸の文化を今に、そんな趣旨で2年ごとに行われる「江戸天下祭」は今年で3回目。各地の山車が平成の江戸に集結する。
今年ははじめての夕方から夜にかけての巡行で、日比谷公園を出発した14台の山車は、丸の内通りから皇居前を通って再び日比谷公園に戻る。
今回の江戸天下祭の一番の楽しみは、ブログを通して知り合い、何度か二人だけのオフ会もしている、静岡の禰里吉さんに会えることだった。お祭り好きの彼は、山車の上で笛を吹くことを目指し、笛の稽古もしている。明るくて、気さくで、人好きのする彼と一緒に、一般の人は歩けない山車の巡行のあとを追いながら、祭りの話に花が咲いた。
楽しい時間は、過ぎるのが早い。新幹線の最終で帰る禰里吉さんと再会を約束して握手で別れたが、お土産にいただいた静岡のお茶を飲むのが楽しみである。
僕 いい子になるから 迎えに来て!
そういってお父さんに助けを求めて電話した17歳の若者が、『かわいがり』と称するリンチまがいの暴力で亡くなった。父親は「もう少し頑張れ」と言って励ましたことを悔やむ。
父親の会見をテレビでリアルタイムで見た。信頼して預けたわが子が、傷だらけの遺体となって帰ってきた父親の、涙をこらえた言葉を聞きながら、胸が詰まった。
八百長疑惑をはじめ、朝青龍問題、今回の暴行死問題。国技といわれ、財団法人として国の庇護のもとにある相撲協会。そのずさんな対応にも疑問を感じるが、これで成り立っていくのだろうか?
7月に行われた名古屋場所前の新弟子検査では、史上初の応募者ゼロも記録した。『無理へん』に『げんこつ』と書いて『兄弟子』と読ませる世界と聞く。もしもわが子が、相撲好きで才能もあると思えたとしても、このような世界には入れたくない。
朝青龍問題のとき、盛んに言われた「横綱としての品格」。手塩にかけて育てた子供を預かりながら、その子をビール瓶で殴り、兄弟子達に金属バットで殴るなどの暴行を加えさせ、死にいたらしめた親方。親方としてはもとより、人間としての品格やモラルはどこへ行ったのか?このような世界に、品格を求めること自体、無理なことだろう。
高いモラルを持った自慢の友がいた。人格も品位もそして知性も、僕には過ぎた友だった。彼と話をしていると、自分もモラルの高い人間になれそうな気がした。人生にはいい出会いと、悪い出会いがある。モラルの高い人間と接することで、自分も向上させられる。この若者は、最悪の出会いをしてしまった。
僕 いい子になるから 迎えに来て・・・!
木瓜には、春に咲く木瓜と、11月頃から咲き出す寒木瓜(かんぼけ)があるらしい。
◇ 長崎物語 ◇
♪
赤い花なら 曼珠沙華
阿蘭陀屋敷に 雨が降る
濡れて泣いてる じゃがたらお春
未練な出船の あゝ鐘が鳴る
ララ鐘が鳴る
♪
赤い花なら 曼珠沙華
阿蘭陀屋敷に 雨が降る
濡れて泣いてる じゃがたらお春
未練な出船の あゝ鐘が鳴る
ララ鐘が鳴る
赤い花なら曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ちゅうのんは
どこや知らんけど
オランダ屋敷ちゅうとこに
いっぱい咲いとって
雨が降っとるんやて
曼珠沙華が咲いたら雨が降るのんか
雨が降ったら曼珠沙華が咲くのんか
どっちが先かわからへんけど
これは長崎物語ちゅう歌の文句や
・
・
・
田圃の畦道に
真っ赤な彼岸花が咲いとった
これは葬礼花(そうれんばな)ちゅうて
気色悪い花や
・
・
・
学校へ行ったら先生が
曼珠沙華の根を掘って来いいうた
曼珠沙華はこんなところにあらへん
それに
雨降っとるかどうかわからへんしな
そないに悩んどったら
アホ
曼珠沙華ちゅうのんは彼岸花のことや
ウワァ 葬礼花かいな 気色悪い
-「瀬戸内少年野球団」より抜粋-
どこや知らんけど
オランダ屋敷ちゅうとこに
いっぱい咲いとって
雨が降っとるんやて
曼珠沙華が咲いたら雨が降るのんか
雨が降ったら曼珠沙華が咲くのんか
どっちが先かわからへんけど
これは長崎物語ちゅう歌の文句や
・
・
・
田圃の畦道に
真っ赤な彼岸花が咲いとった
これは葬礼花(そうれんばな)ちゅうて
気色悪い花や
・
・
・
学校へ行ったら先生が
曼珠沙華の根を掘って来いいうた
曼珠沙華はこんなところにあらへん
それに
雨降っとるかどうかわからへんしな
そないに悩んどったら
アホ
曼珠沙華ちゅうのんは彼岸花のことや
ウワァ 葬礼花かいな 気色悪い
-「瀬戸内少年野球団」より抜粋-
また、何もないところから、いきなり姿を現し、赤い花を咲かすことから、狐が化けたものだろうと思われたらしく、「狐のたんぽぽ」「狐のかみそり」「狐のたいまつ」「狐ばな」「狐のかんざし」などもあると、図鑑に載っている。
彼岸も過ぎ、十五夜の月が欠け始めると、いまはもう秋。そして誰もいなくなった。
♪
今はもう秋 誰もいない海
たった一つの 夢が破れても
私は忘れない 砂に約束したから
・
・
・
♪
今はもう秋 誰もいない海
たった一つの 夢が破れても
私は忘れない 砂に約束したから
・
・
・
◇ 旅愁 ◇
♪
更けゆく秋の夜
旅の空の
わびしき思ひに
ひとりなやむ
・
・
♪♪
窓うつ嵐に
夢もやぶれ
遥けき彼方に
こころ迷ふ
・
・
秋の夜は、なぜにこうも悲しいのか。秋の心は愁いになるからか?
♪
更けゆく秋の夜
旅の空の
わびしき思ひに
ひとりなやむ
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♪♪
窓うつ嵐に
夢もやぶれ
遥けき彼方に
こころ迷ふ
・
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秋の夜は、なぜにこうも悲しいのか。秋の心は愁いになるからか?
昨日は突然の事故の記事により、一週間にわたって取り上げてきた秋の七草が、中断してしまった。
葛の花から始まった、秋の七草の最終日は撫子である。七草のすべてを向島百花園で撮影したものであるが、わが図鑑によると、撫子は夏の花の巻に載っている。花期は長く、7月~10月とある。撫子は在来種をカワラナデシコといい、中国から入った石竹と区別するようだ。別名を大和撫子ともいい、可憐で美しい日本女性の代名詞ともなっている。撫子の名の由来は、美しい花と可憐な草姿から、子を撫でるような気持ちで接したくなることからきているそうだ。
カワラナデシコは、古い時代に“都古奈都(とこなつ)”とか“度古奈都(とこなつ)”の名前で呼ばれたらしい。花期が長いので“常夏”だとか。
今年の日本の夏も、まさに常夏のようだった。彼岸に入っても真夏のような暑さが続いていたが、さすがに朝夕は、秋の気配が漂う。
夏が好きな僕にとって、秋風は寂しさを募らせる。何もかもが去っていくようで・・・。
カワラナデシコは、古い時代に“都古奈都(とこなつ)”とか“度古奈都(とこなつ)”の名前で呼ばれたらしい。花期が長いので“常夏”だとか。
今年の日本の夏も、まさに常夏のようだった。彼岸に入っても真夏のような暑さが続いていたが、さすがに朝夕は、秋の気配が漂う。
秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ驚かれぬる
夏が好きな僕にとって、秋風は寂しさを募らせる。何もかもが去っていくようで・・・。
風立ちぬ いざ生きめやも
僕にとっては暗い日曜日の正午少し前のこと、PCの前に座っていると、ドンッ!という異様な音。ベランダから外を覗くと交差点の真ん中に2台のタクシー。出会い頭の衝突のようだ。
信号のある交差点、信号さえ守っていればこんな事故は起るはずがない。ましてや車を運転するプロのタクシー同士、どちらにも乗客がいたようだ。
飲酒運転が厳しくいわれている。自分が気をつけていても、防げない事故も多い。この2台にどのような事情があったかは知らないが、自転車で出かけることの多い我が身を顧みて、他人事(ひとごと)ではない。
乗客に怪我はなかったようだが、一方の運転手は救急車で運ばれた。幸い命に別状はなさそうだが、信号の代わり際は特に気をつける必要がある。
人生にも、出会い頭の事故がある。思いがけない出会いと別れ、その出会いが良いものであればあるほど、別れは悲しく、傷も深い。死別もある、喧嘩の別れもある、好きでありながら別れることもある。運命によって引き裂かれる別れもあるだろう。別れによって人は成長するという。いくつもの別れを経験したが、少しも成長しない僕。
皆さんとのいい出会いにも、いつかは来るであろう別れ。それまで大事にお付き合いできることを願って、出会い頭の事故にならないよう、信号を良く見て、右を見て、左を見てから渡りましょう。
信号のある交差点、信号さえ守っていればこんな事故は起るはずがない。ましてや車を運転するプロのタクシー同士、どちらにも乗客がいたようだ。
飲酒運転が厳しくいわれている。自分が気をつけていても、防げない事故も多い。この2台にどのような事情があったかは知らないが、自転車で出かけることの多い我が身を顧みて、他人事(ひとごと)ではない。
乗客に怪我はなかったようだが、一方の運転手は救急車で運ばれた。幸い命に別状はなさそうだが、信号の代わり際は特に気をつける必要がある。
人生にも、出会い頭の事故がある。思いがけない出会いと別れ、その出会いが良いものであればあるほど、別れは悲しく、傷も深い。死別もある、喧嘩の別れもある、好きでありながら別れることもある。運命によって引き裂かれる別れもあるだろう。別れによって人は成長するという。いくつもの別れを経験したが、少しも成長しない僕。
皆さんとのいい出会いにも、いつかは来るであろう別れ。それまで大事にお付き合いできることを願って、出会い頭の事故にならないよう、信号を良く見て、右を見て、左を見てから渡りましょう。
たれかみし
夢の枕のふぢばかま
にほひもふかき夜半のなごりを
夢の枕のふぢばかま
にほひもふかき夜半のなごりを
彼岸になっても日中の真夏のような暑さは、夜になると爽やかな風に変わり、秋の訪れを風の音に聞く。暑かった夏の日に別れを告げた夜は、なごりを運んで来る秋の風に、深い香りが夢の枕を濡らすだろう。
ふじばかま 「ま」ぬけになれば fujiばか か?
おあとがよろしいようで
♪
おあとがよろしいようで
♪
♪
おれは河原の枯れすすき
おなじお前も枯れすすき
どうせ二人はこの世では
花の咲かない枯れすすき
おれは河原の枯れすすき
おなじお前も枯れすすき
どうせ二人はこの世では
花の咲かない枯れすすき
◇ 出会い ◇
-すすき-
なにを探しているのか
なにを求め
なにを見たいのか
結局
変わらないものとの
出会いではないのか
-星野富弘さん-
-すすき-
なにを探しているのか
なにを求め
なにを見たいのか
結局
変わらないものとの
出会いではないのか
-星野富弘さん-
♪
力の限り生きたから
未練などないわ
花さえも咲かぬ
二人は枯れススキ
-「昭和枯れすすき」から-
◇
秋ですねぇ♪
力の限り生きたから
未練などないわ
花さえも咲かぬ
二人は枯れススキ
-「昭和枯れすすき」から-
◇
秋ですねぇ♪
彼岸の入りだというのに、日本列島は猛暑が居座っているようだ。しかし草花は確実に秋を告げてくれる。山上憶良が詠んだ秋の七草は萩から始まるが、草かんむりに秋と書く萩は、秋の代表の花といえるだろう。春の彼岸の“ぼたんもち”も、秋には“おはぎ”という。
萩といえば、向島百花園の萩のトンネルが有名である。草花を自然のままに育てている百花園は、僕にとって宝の宝庫でもある。今日(20日)も暑さの中、早朝に出かけた。入り口には老人週間とある。
なんと、60歳以上は無料ではないか。しかし免許証のない僕は、年齢を証明するものがない。普段でも150円の入園料は安いが、老人といわれようが、こんな権利は履行してみたい。ものは試し、入り口で聞いてみた。「何年生れですか?」の質問に答えると簡単に通してくれた。ちょっと得した気分だ。しかし全然疑われないのも少し不満(笑)♪
萩のトンネルの中は、花を見るにはまだ少し早いが、ところどころにピンクの花が顔を出し、この暑さには涼しくなってちょうどいい。
入り口付近には、小さな花をつけた枝が風にゆれ、トンネルへの案内をしているかのよう。
他にもキハギという、淡い黄白色の花をつけた萩も見られたが、これは黄萩ではなく、木萩というそうだ。
園内は秋の花を愛でる人で賑わい、カメラを構える人、絵を描く人、吟行だろうか、ノートを手に歩く人々が行き交う。また、十五夜には月見の会も開かれる。四季を通して花を楽しむことができるが、向島百花園は特に秋が面白い。
園内は秋の花を愛でる人で賑わい、カメラを構える人、絵を描く人、吟行だろうか、ノートを手に歩く人々が行き交う。また、十五夜には月見の会も開かれる。四季を通して花を楽しむことができるが、向島百花園は特に秋が面白い。
秋の野に
咲きたる花を指おりて かきかぞうれば
七草の花
はぎの花、おばな、くず花、なでしこの花、おみなえし
また、ふじばかま、あさがほの花
咲きたる花を指おりて かきかぞうれば
七草の花
はぎの花、おばな、くず花、なでしこの花、おみなえし
また、ふじばかま、あさがほの花
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マウスオンでどうぞ桔梗の根は、咳止めや喉の痛みの薬に用いられるが、毒性があり、多量では下痢を起こすという。また、五角形であることから、災厄除けの力があると信じられているそうだ。五角形はアメリカの国防総省(ペンタゴン)がそうであり、陰陽五行説など、何か深い意味があるらしい。
(このとき既に、雄しべは枯れている)
花言葉は あ・な・た・へ・の 「変わらぬ愛」
霧ふかき
あしたの原の をみなへし(女郎花)
心をよせて見る人ぞ見る
あしたの原の をみなへし(女郎花)
心をよせて見る人ぞ見る
そもそも女郎とは、大辞林によると、遊女のほかに、身分の高い女性や、若い女性を指す言葉、とある。女郎花は、そんな女性をイメージしているのかもしれない。花言葉は「美人」「はかない恋」だそうだ。
しかし、早死にし損なった僕はどうすればいいのだろう。長生きの皆さん、ご心配なく。英語の諺にこんなのがあります。
Every rule has its exception.
直訳すると「すべてのルールは例外を持つ」となります。学校で教わったとき「例外のないルールはない」と、覚えました。
佳い人のあなたが長生きなのは、例外なんです。僕の全てがルールに反しているのは、「Every rule has its exception.」だから・・・?
恋しくば 尋ね来て見よ
和泉なる 信太(しのだ)の森の
恨み葛の葉
和泉なる 信太(しのだ)の森の
恨み葛の葉
恨みは恨みによってやまず
恨みは恨みなきによってのみやむ
恨みは恨みなきによってのみやむ
仏教の教えだそうだが、それができれば世の中、平和になるだろう。はたして僕にできるだろうか?いや、できない♪
◇ 秋桜 ◇
♪
薄紅のコスモスが 秋の日の
何気ない陽だまりに 揺れている
この頃 涙もろくなった母が
庭先でひとつ 咳をする
♪
薄紅のコスモスが 秋の日の
何気ない陽だまりに 揺れている
この頃 涙もろくなった母が
庭先でひとつ 咳をする
コスモスを秋に咲く桜に見立てて、秋桜と書く。山口百恵ちゃんが歌った「秋桜(コスモス)」は、嫁入り前日の母と娘の、喜びと悲しみの入り混じった想いを歌った、ホロリとさせられる佳曲である。
桜守の佐野藤右衛門さんの話によると、桜は狂い咲きは絶対しないという。季節はずれに咲くのは、それなりの理由があるというのだ。猛暑の今年、この桜にはどんな理由があって、この時期に咲いているのだろう。そういえば、花は皆新芽についていた。季節はずれの開花、僕もしてみようかな・・・♪♪♪