勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

フォトフレーム

2010-11-30 00:29:16 | Weblog
 無料(タダ)より高いものはない、といわれるが、タダで貰えるなどといわれれば欲しくなるのが人情。ケータイをiPhoneに代えた時、その特典として18,960円のフォトフレームが無料(タダ)になるといわれ、欲張りな僕は早速手続きを済ませた。


 ケータイで撮った画像をこのフレームに直接メールで送ることもでき、お気に入りの写真などを取り込めば、スライドショーで見ることもできる。このフォトフレームがなくても何も困らないが、あって困るものでもない。


 時計やカレンダーの表示もでき、スイッチのON・OFFも可能なので、PCの側で活躍してくれそうだ。ただし、このフレームにはメール送信の電話番号が与えられているので、その使用料が月々490円、2年契約になっている。結局は無料(タダ)ではないのである。


 更に、主役であるのケータイの使い勝手が相変わらずわかりにくい。こちらは慣れるまで、かなりの時間がかかりそうである。友人は「このiPhoneはジジイには勿体ないよ」と言いながら、先を越されて悔しいと宣う。そう言われると余計にファイトがわいてくる。空回りのファイトではあるが。。。
使いこなせるようになれば面白い道具ではありそうなので、ちょっとだけ背伸びをしながら、ゆっくり慣れていくことにしようか。
 

サンタ小僧

2010-11-26 23:59:20 | Weblog
 


小僧クン、もうクリスマスの準備かい?


もうすぐ12月になるから早めに準備しておかないとね


あったかそうな衣装だねぇ


これなら今年の冬がどんなに寒くなっても平気だよ、ところでおじちゃん風邪はもう治ったの?


うん、やっと治ったけど、おじちゃんは寒いのは嫌いだよ


今年はインフルエンザが流行らないといいね





ところで、小僧くんの頭には角が生えているけど・・・


奈良のせんとくんの真似したわけじゃないよ


足元に居るトナカイくんのおにいちゃんなんだね


ボクのなまえはルドルフっていうの 


あの「赤鼻のトナカイ」のいじめられっ子のルドルフかぁ


ルドルフは、鼻が赤いからっていじめられたけど、暗い夜道はそのピカピカの鼻が役に立つと、サンタのおじさんに褒められたんだよ


そうだね、欠点があっても、それが役立つこともあるからいじける必要なんかないね


いじめで自殺する小学生もいるらしいけど、いじめっ子はボク許さない


いじめに気が付かない担任なんか先生の資格ないし、いじめはなかったなんて言う校長も許せないね


ボクいじめっ子がいたら、おしっこかけてやる


おいおい、それじゃ今度は小僧クンがいじめっ子になっちゃうよ 


ボク、強きを助け弱きを・・・あれっ、違った、弱きを助け強きをくじく正義の味方になるよ


いじめっ子といじめられっ子はいつも紙一重、学校がしっかりしなくちゃ




おじちゃん、ボクが赤鼻のトナカイのルドルフのように、暗い世の中を明るくするからね


小僧クン、高いところでしっかりと世の中見ていてね


うん、おじちゃんもそのピカピカのおでこで暗い夜道を明るくしてよね


ワ~ォ( ̄□ ̄;)

壊れた

2010-11-25 00:30:12 | Weblog
 どんな優れものでも、長く使っているとあちこちにガタがくるものだ。優れてもいないのに長年使った我が身体、ちょっと熱が出ただけで壊れかけ、何日も寝込むほど意気地がない。

 熱も下がり、元気を取り戻しはじめたその時、使い慣れているからというだけの理由で、替え時はとっくに過ぎ、充電不能になった電池も買い替えて使っていた携帯電話が突然壊れた。画面はフリーズし電源も切れない。電池を外し再起動するが、今度はすぐ切れてしまう。長く使い過ぎて、我が身体のように寿命が来たか・・・

 メールのやり取りをはじめ、電話やその他のあらゆる情報を取り込み、すべてケータイに依存している今、一日もケータイのない生活は考えられなくなっている。仕方なく行きつけの量販店に駆け込み、そこで選んだのは、今をときめくiPhone。


 店員さんの丁寧な説明とアドバイス、更に機種変更の手続きなどなど、softbankショップへの行き来も含め、5時間近くに及ぶノウハウを聞いたが、家に帰って改めて使い勝手の違いに戸惑っている。使い慣れた頃には新しい機種にとって代わる、ケータイやPCの世界はめまぐるしい。ましてやこのiPhoneはPCと同期させなければならない。壊れかけている頭を冷やしてiPhoneのテクニカルサポートセンターのオペレーターに手順の説明を仰ぐ。PCを開いての説明は懇切丁寧でわかりやすく、なんとか同期を済ませたが、ここでも数時間を費やした。

 折角慣れた今までのケータイの知識やノウハウは捨てなければ、このiPhoneは使いこなせないようだ。特にメールには気を使う。先日のように送信する相手を間違えそうな気がしてきた。ケータイというよりは、電話機能の付いたPCともいえるこのiPhone。アプリケーションも多く、楽しめる範囲は広がるだろう。しかし、今までのケータイ機能で充分だったような気もする。果たして使いこなせる日が来るのだろうか?また頭の休まらない日が続きそうだ。。。フゥ~・・・!

バラの香りが苦しくて・・・

2010-11-22 19:58:44 | Weblog
 「ロミオ、ロミオ!どうしてあなたはロミオなの?」。敵対する家同士、お互いの名を捨てても変わらない愛をバラに例えて、ジュリエットはバルコニーで愛するロミオにこう叫ぶ。「名前ってなに?バラと呼ばれる花を別の名前にしても美しい香りはそのままよ」。


 先日コスモスさんと出演したデモンストレーションの時にいただいた花束は、しばらく部屋を飾った後、バラの花だけを残してドライフラワーにした。発熱で寝てばかりいた僕を尻目に、バルコニーならぬベランダで寒風にさらされていたバラは、その名をドライフラワーと変えて、香りはそのままで再び部屋に戻って来た。

 僕も加齢臭はそのままで、干からびてドライジジイと名が変わらないように、もう一度花を咲かせなければ。。。

                                                                                                       
                        

風邪と共に・・・

2010-11-21 23:25:55 | Weblog
 風邪による発熱でご心配をおかけしましたが、皆さまのお見舞いと励ましを受けてのブログも、ほぼ一週間のご無沙汰になってしまいました。

 暑さには強いが寒さと熱に弱い僕。そもそも平熱が低く、体温が37℃を超えるとダウンする。一週間前の発熱は、37,5℃、僕にとっては高熱である。日和見的な熱の乱高下はいつものこと、下がったと思えばまた上がり、始末の悪い微熱状態が続く。お教えいただいたショウガ湯も試してみたが、悲しいかな、歳と共に回復も遅れてくる。そろそろ気分を変えないとやる気も失せてしまいそう。そう思いながらベランダに出てみると、辛うじて暑い夏を乗り切ったホトトギスが、片隅でひそかに微笑んでいた。


 そんな小さな花に負けじと、一週間振りの入浴で身も心もリフレッシュ。ご無沙汰のブログも更新してみたが、なまった頭は空回りするばかり。そんな時は焦らずに、明日に期待しよう。『風と共に去りぬ』のラストでスカーレット・オハラも言っている。"Tomorrow is another day" 明日は明日の風が吹くから。。。

天国と地獄

2010-11-16 18:55:23 | Weblog


飴色の灯りがともる
小さな門をくぐれば
研き込まれた
木のぬくもりに包まれる
ほのかに漂う
懐かしさに肩をゆだね
ゆるりと心を解き放つ
湯の里四万の森の中
静寂のかくれ家
時わすれの宿

 こんなうたい文句に誘われて、今頃はのんびりと部屋付きの露天風呂に浸かり、遅ればせの紅葉狩りを楽しみながら、『時わすれの宿』でうまい料理に舌鼓を打っているはずだった。

 ところがである。昨日からの発熱により起き上がることもできず、昨日は食事すら口にしていない。ぎりぎりまで様子を見たが熱は下がらない。残念だがキャンセルの電話を入れる。70%のキャンセル料も仕方ない。今日はなんとか起き上がり、寂しくひとり雑炊を作って食べた。天国と地獄の差である。

 目が覚めると昨夜の雨も上がり、抜けるような青空を目にして、悔しさ倍増。普段の行いの悪さが、こんなところで発揮されなくてもいいのに、なんと間が悪い僕だろう( ̄□ ̄;)

 まだ熱があり、ブログ更新が精一杯、皆さまのところへの訪問ができないことをしばしお許しください。
 

メール

2010-11-13 00:34:28 | Weblog

 数日前の夜遅く、お客様からこんなメールが届いた。何か勘違いしているらしい。すぐに返信した。「ご心配なく、約束は来週です」。夜遅く何故このようなメールが来たのか不思議である。記憶力は年と共に衰えるもの、他人ごとではない。約束事はその場でケータイに打ち込むことを心掛けている。

 そして次の日、そのお客様から近くに来たからとお茶に誘われた。話がメールに及ぶと、「あのメールが来たので、わたし今日約束したのかと思ったわ」と言う。「あのメールって何のこと?」前述のメールに返信はしたが、こちらからメールした覚えはない。「明日よろしく、というメールよ」「・・・???」

 待てよ、あるお客様から、その日予約の確認メールに「お待ちしていますので、よろしく」と返信した筈だ。そのお客様からは予約の前日には必ず確認メールが届く。慌ててメールを確認した。しまった、間違えて違う人に返信してしまったのだ。急いでメールし直した。


 間違えてメールしたお客様と逢わなければ、気が付かないところだった。勘違いしていたのは僕だったのだ。改めて、迂闊な自分に呆れる。その日の夜、約束通り踊りに来てくださったお客様から聞かされた。僕からの返信がいつ来るかと待っていて、眠れなかったと。。。

 以前、トーク番組に出演した役者さん、彼女へのメールを、間違えて奥さんに送信してしまい、とんでもないことになったという話をしていた。便利なメール機能も、相手を間違えると、取り返しのつかない事態になることもある。今回は、幸い事なきを得たが。。。返信メールを待たせてしまい、寝不足させてごめんなさい、コスモスさん。m(_ _)m

見てしまった!

2010-11-12 00:35:39 | Weblog
 仕事帰りの午後10時前、我が家からは数十メートルの目と鼻の先の通りに面した神社の前で、数人の若い男女がうろたえている。仕事の行き帰りに毎日通る道である。そこに、来たばかりのひとりの警官が境内に入って行った。道路から数メートルの薄暗い境内の片隅の大きな木の下に若い警官が立った。通りからは死角になっている場所である。喧嘩でも起きたのかと思ったが、静まり返っている。何が起きているのかわからずに、怖いもの見たさで恐る恐る近づいた。そして見てしまった。( ̄□ ̄;)


 明かりの届かない暗がりの中、胸の高さほどの場所に真っ直ぐに伸びた2本の足。目を上に遣ると、茂った葉影に両手をだらりと下げた下向きの顔。頭から足まで一直線に伸びて静止している。生まれて初めて見る光景に一瞬背筋を寒いものが走った。この高さに自分自身の身を置く術に疑問を感じたが、その場を離れ若者に聞いた。「誰が見つけたの?」。そばに茫然と立つひとりの外国人を指差した。カナダから来たという彼は、毎日仕事帰りにこの神社でお参りをするという。ここは浅草七福神のひとつ弁財天。今夜も手を合わせようと境内に入りそこで目にしたものに己の目を疑い、現実であることが信じられなかったと言った。通りがかった若者たちにわけを話し、警察に連絡して貰ったらしい。


 かなりの時間が過ぎてパトカーのサイレンと共に、救急車と消防車が到着。人工呼吸を施されながら、ストレッチャーに乗せられた男性が目の前を通り過ぎた。眠っているような顔だった。警察官に帰ることを許された第一発見者の外国人と共に帰途に就いたが、明日から夜ここを通ることができるだろうか。真っ暗な自分の部屋に入るのが怖かった。

元気です

2010-11-11 00:24:52 | Weblog
 しばらくブログをサボってしまいましたが元気です。不器用な僕は、ひとつのことに集中すると他が見えなくなり、また歳と共にエネルギー不足も加わり、おざなりなブログ更新も気が引けるので、ちょっとの間お休みさせていただきました。ご心配いただき申し訳ありませんでした。

 この歳になると世の中の進歩のスピードについて行くのは至難の技、特に電気製品の移り変わりの早さには目が廻る。アナログからデジタルへと変換期の今、今となっては骨董品ともいえそうなβのビデオデッキや、まだ充分使えるが役立たなくなった、アナログ対応のDVDの録画機器など、一気に処分することにした。辛うじてVHSのビデオデッキは、捨て難いソフトもあるので残すことにした。いずれはDVDに焼き直すことでお払い箱になる運命なのだが。。。


 機器類の処分で空いたオーディオラック内の並べ替え、買い換えたプリンターの接続や取り外しと、PCの周辺機器やそのラックなど、あらゆる場所のリホームが必要になってしまった。そこで、残りの人生を考え身辺整理も兼ねて、身の回りの不要と思われる物の整理を始めた。部屋中に溢れた品々の仕分け作業は終わりがない。あの仕分け人の蓮舫さんにでもお願いしたいくらいだ。

 そんな訳で、容量の小さい我が頭はフリーズ状態になり、PCを開くことを封印しての数日間、皆さまへの訪問も怠ってしまいましたことをお詫びいたします。徐々にフリーズした頭も解凍しながら、ブログ再開に向けて努力していますので、今後ともよろしくお願いいたします。

来た道行く道

2010-11-03 23:48:00 | Weblog
 雲ひとつない抜けるような青空と、肌にひんやり澄んだ空気に誘われて、家に居るのは勿体ないと、誰もが外出したくなるような秋晴れの東京。仕事に行く途中、信号の手前の植え込みに、前かがみに手をついてもがいている老夫婦がいた。「どうしました、気分でも悪いのですか?」そう問いながらよく見ると、小柄な婦人が背の高い男性を抱き起そうとしている。男性は意識もしっかりしているが、起き上がろうとしては倒れてしまう。非力な女性の力ではどうにもならない。そばには買い物袋が二つ放置されたまま。急いで自転車から降りて手を貸しながら、もう一度聞いた。「具合でも悪いのですか?」。「いいえ、大丈夫です」と婦人が答えた。

 彼女の説明によると、時々このように転んでしまって、起き上がれなくなるらしい。男性の片腕を肩に廻してどうにか立ちあがることができた。「お家はどこですか?」と尋ねると、信号を渡って遥か先らしい。この広い道路を二人だけで渡るには危険すぎる。途中で転んだら起き上がれないだろう。信号が青になるのを待って、肩で支えながらゆっくりと渡り切った。二人ともかなりの高齢、大きな買い物袋は二人には荷が重い。家まで送りたかったが、仕事の時間がある。「ここで待っててくれますか、すぐに戻って来ますから」そう言い残して仕事場に急いだ。タイムカードを押して再び戻ると、そこに二人の影はなかった。あのおぼつかない足で無事家に帰ることができたのだろうか。

 二人暮らしの老夫婦なのか、こんな天気の良い日は揃って買い物に出かけたかったのかもしれない。切なさを胸に感じながら二人の姿を将来の自分に重ね合わせた。年老いて、他人の手を借りなければならない日がいつか来るかもしれない。そして誰かのこんな言葉が浮かんだ。
『子供叱るな来た道だ、年寄り笑うな行く道だ』。

老人のケアは苦労も多い
しかし、いつの日にかあなたも
あなたが老人にしたようなやり方で
ケアされる日が必ず来るのである

-日野原重明さん-

 日々感じる肉体の衰え、記憶の衰え、精神の衰え、それが自然の成り行きであることはわかっているが、上手に老いることは難しい。