勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

白い恋人たち

2014-02-08 21:42:50 | Weblog
 いよいよソチ冬季オリンピックが始まった。冬季オリンピックといえば、1968年にフランスのグルノーブルで行われた、冬季オリンピックの記録映画に使われた「白い恋人たち」の音楽があまりにも有名である。

「白い恋人たち」


冬季オリンピックの開幕に合わせたかのように、東京は白い恋人たちが舞い降りて、あたり一面銀世界。



先日紹介したお会式桜はいまだに咲き続け、白い恋人たちとの競演を楽しんでいる。



椿に積もった白い恋人は、赤い花をさらに赤く見せて、花の魅力を引き立てる。



花好きと思われるご近所さんの玄関口には、白い恋人が佇み、道行く人に微笑みかけている。


 ところが、白い恋人たちは夜になると急に冷たい態度になり、地面を凍らせ人々を不安にさせる。そして別れを告げるときは、大粒の涙を溢れさせ、その涙をあたり一面に撒き散らし地面は汚れ、あの美しい姿はどこにもない。それでも少しの間夢の世界に誘ってくれる恋人のようでもあり、恋はすぐに冷めるものと教えてくれる。

そういえば、あの「白い恋人たち」の訳詩はこんな風に言っている


過ぎていくのね 愛の命も
白く輝く雪が やがて溶けるように
はかなく消えた きのうの夢も
あとに残るは ただ冷たい涙ばかり
あなたのいない うつろな夜は
死んだみたいな心
ひとりぼっちの むなしい朝は
生きることがつらい