
今日は朝10時から心斎橋のきもの青龍さんで
2月25日の小春日和・小春流着付の小春先生の実践講座 でお知り合いになった皆さんやその友達・青龍さんの計七人で補整についての勉強会を行ないました。
メンバーは八尾市で着付師をされているかっさんとそのお友達や京都で着付師をされているお二入です。
ところが、最寄り駅で駐車場を探している間に予定の電車に乗り遅れ、皆様にご迷惑をお掛けしました。
補整といっても振袖・留袖・訪問着・ふだんお着物とそれぞれ違いますが
今日のメインは、振袖の補整です。
着物の厚みや、帯の厚味を考えて、ウエストと胸下の補整は少し控え目にしています



タオルや綿花などその着付をするところで指定がある場合もあるので様々です。
そして、体型によっても様々なので
今までレンタルなどで使っていた方法なども見て頂き
先ずは現在、「出前きつけ」の振袖のお客様にしている基本の補整を見て頂きました。
お客様の体型によって、増やします。
基本ブラジャーは外して頂きます。
胸の補整はほとんど綿花とガーゼで行います。(体型によってはタオルを使用)
振袖ですので胸高に背中は帯が落ちないように少しふくらみ加減にします。
胸がとても豊かな方はガーゼで胸をつぶします。(実際につぶし方の練習をしてにました。)
(伊達締でつぶす方法も教えて頂きました。)
まあまあ豊かな方は、綿花を押さえるガーゼを約2メートルぐらいに長くして、30㎝ぐらい残して、半分に裂きます。
その裂いた部分で左右から胸を押さえていきます。
その時に肩甲骨の間に空間がある人は綿花で埋めます。
そして、皆さんお待ちかねの腰の補整は、
基本、タオルを3枚ぐらい折り方を変えて、背中の中腹からおはしょりまでの位置に充てます。(ボディの場合は2枚ぐらいかな)+ウエストに三つ折りのタオル。
そして、全体をカバーするように晒しと綿花で作った手作りパットで押さえます。
このパットがない場合は、幅広に折ったタオルを、やはり、おはしょりの少し下から充て、空気を抜いて押さえます。(足りないtころは綿花でカバーします)
腰回りがとても綺麗に決りますよ。


私は、すべての紐(長襦袢・着物の腰紐・胸紐、帯枕の紐)を結ばないのですが(以前は結んでいましたよ)
そのやり方を見て頂きました。
ちょっとビックリされたようですね。
腰紐や胸紐を実習して頂きました。
胸紐は長襦袢も着物も結構、下目に締めます。
下にするのが怖い人は前は上に締めても必ず後は下ろしておくと
本当に、着せてもらった人が楽です。
二度掛けして捻らずにそのまま端をかけておきます。(上からでた紐は下から下からでた紐は上になるようにして)
前の紐は重ねないで、ワザとずらしておきます。(長襦袢のシワを取っても衿元が崩れにくいので)

着物の腰紐は締める前に両脇で余り分をタックを取って押さえます。
お客様の右脇では、脇ぬいではなく、右胸の下でタックを取ります。
左脇は左の脇縫いでタックを取ります。
それをお客様か助手に押さえてもらってから、腰紐を締めます。
腰紐(モスやこの時使ったレースのポリは
二度掛けして捻らずにそのまま端をかけておきます。(上からでた紐は下から下からでた紐は上になるようにして)
(化繊以外はこの方法で、正絹は3度掛けします。)






胸紐は、
下前からきめる方法です。
30年ぐらい前にこの方法は知っていたのですが、
その時は下前を締めた紐をお客様に持って頂いていました。
小春先生のやり方はそこが違います。それが画期的でした。今テキストを作られているそうです。
でも、一重上げにしてするのは、生徒さんには難しいので
作年の紐使いを応用して、一重上げにはしないでそのまま下前を決めて、
上前を決める前におはしょりを上に折りあげます。
折り上げたおはしょりは、右脇でピンチで止めるか、お客様に押さえて頂くか、助手に押さえてもらいます。
そして、上前を決めます。
後のおはしょりも内側に折り、前も内側に折り上げているので
生徒さんがしてもお客様の右脇が整理(前に折ります)しやすく、キレイになります。
おくみ線がまっすぐになるように整えて、
お客様の左脇でタックを取ってから伊達締をします。
なかなか文章力がないので表すのが難しいのですが、
今日お勉強した方は思い出して下さいね。
日記に書いているレースの腰紐やお太鼓サポートのことを質問されたので
使い方の説明をしました。
お太鼓サポートとポリのレースの腰紐はは6月5日の日記に書いています。
後は色々質問などに経験したケースをお話ししました。
あっという間に10時~3時過ぎまで
楽しく勉強できました。
おやつに京都の美味しいおかきを頂きました。
写真はお一人変えられた後でとった物です。
写真は許可が取れたら添附しますね。
帰りに美味しい蕎麦やさんで遅い昼食を頂きました。
本日もご訪問ありがとうございます。
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