今日は木青会館の着付教室でしたが
谷先生にSさんとYさんの指導をお願いしました。
お二人とも一生懸命練習されたそうです。
私は嶋岡先生、スタッフのKさんNさんと一緒に堺市斎場まで
「出前きつけ」のお客様でもあった知人から喪服の着付依頼があり、出かけました。
Tさまとお嬢様、お嫁さん、3人の喪服の着付でした。
最近、小紋や喪服は、着られる方が少ないので、特にお安く3000円で出張着付けをしています。
そして、喪服の場合は、特に最愛の方を素敵な装いで送って頂きたいので
簡単なヘアセットはいつもサービスしています。
急なことなので美容室に行くことも不可能だと思うので、そうさせて頂きます。
T様は、ショートヘアーだったので、ほっとカラーで蒔いて、ふんわりさせました。
嬢様は腰まである長いヘア、お嫁さんは背中まで・・・
お二人とも簡単ですぐ出来る編み込みヘアーにさせて頂きました。
二つに分け両サイドから編み込みをしていき、
お嬢様は長いのでそのまま、まげにしました。
お嫁さんは、肩までだったので、中に入れ込みました。
とても喜んで頂けました。
喪服の場合の注意点
◎衣紋はの抜くときは、晴れの日のようには抜かず、控えめにします。
頭を下げる回数が多いので、肌襦袢が見えないように注意します。
今日も何度も何度も頭を下げられていました。
◎半襟も少し控えめにします。
黒いお着物から出る衿は、多すぎると華やかになるので控えめにします。
控えめにしたつもりでも、お辞儀をしたり、動くことが多いので、少し半襟が出てきます。
◎着丈も動きやすいようにほんの少し短めにします。
慣れないと、褄を踏んで長くなるときがありますというか、今日もありました。
絽の着物だったので、私が振袖ほどきつく締めなくても良いですよと、span>
言ったのも原因で少し腰紐も緩かったようです。締め直しました。
特に、精進上げの時は、お客様への接待で立ち振る舞いが多くなるので、
褄も少しあげておきます。
◎ 紋の位置にも気をつけましょう。
背中の紋は背中心、胸の紋は見えるようにします。
◎帯も着丈に伴って少し控えめの大きさにします。
今日も枕が大きく固かったので、タオルで作りました。
◎帯揚も帯から覗かないようにします。(晴れの日は少し出します)
◎帯締めの房は、悲しみを表現するように下向きに垂れる様にします。(晴れの日は上向き)
今回は絽の喪服だったので、より気をつけて、大きくなりすぎないようにしました。
補整も動く事が多いので、着崩れしやすいので省かないで下さいね。
又、慣れない着物を長時間着られる事になるので、
締めすぎないように気をつけてお着付しました。
着付が終わって、T様をよく知っている私と嶋岡先生は葬儀にも、
最後のお別れもさせて頂きました。
今日は雨が降り、気温も高くならず、クーラーが良く効いて寒いぐらいでした。
暑いと思って、3人とも装道の美容ランジェリーを美容衿を貸してあげたのですが、長襦袢で良かったですね。
着付の最中も皆さんに気を配って、明るく振る舞っておられましたが、
悲しみの深さがわかる辛いお別れでした。
お疲れが出ませんように・・・・
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