ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

原始の森で

2014-10-29 09:01:02 | 

  日曜日、両親ともに仕事なので奏汰君・啄ちゃんを預かって欲しいと言うので、考えた結果山田緑地に連れてゆくことにした。山田緑地は帝国陸軍の弾薬庫があったところで戦後は米軍が厳重に管理していて、一般人は決して立ち入られなかったのだ。このため140万m2という広大な山地が人跡未踏という好条件で残されたため、自然公園として絶好の遊び場となっている。ここならば山登り的な感覚で腕白二人も遠慮なく遊ぶこともできると考えた次第。

山田緑地は両側が山で谷あいに設けられている。

 
山道も綺麗に整備されている。

エコプレイパークの遊具で

 雲一つないまさに絶好の小春日和。啄ママから軍資金千円をもらっていたので一人300円ずつと決めて、途中のコンビニでお弁当やお菓子を調達した。私は鮭と昆布のおにぎり、奏汰はメロンパンとポテトチップ、啄ちゃんはおにぎり詰め合わせとお菓子。リュックに詰め込んで、さぁ出発だ。

 9時過ぎに山田緑地のゲートに着いた。ゲート横の切符売り場には入場無料と書かれていた。秋の行楽シーズン、市もしゃれたことをしていた。起点の森の家で緑地の案内図をもらい、まず最初に1キロ強のエコプレイパークを巡ることにした。このコースは標高100m程度の山を巡るハイキングコースなのだが、孫たちは元気いっぱい、奏汰君が先頭、続いて啄ちゃん、私が最後尾で自然いっぱいの初秋の照葉樹林を散策したのだった。


森のゲートで。

  森のゲートから自然散策コースに入る。ここでは入山届が必要で、出入り口はゲートになっていて、入場と退場をきちんと管理している。私たちはここで小休憩をしたあと、入山届を提出し、平坦コースの「あげはの谷」を目指した。他はトレッキングコースなので事故を心配したのだ。

  山田緑地は原始の森と言っても恥ずかしくないほどの照葉樹の森が広がっている。両サイドが山でその間に渓流が流れていて、奥にはダム湖もあった。この池にはトンボなどの他、渡り鳥も飛来していてバードウオッチングの名所でもある。この日も数組のバードウオッチングと出会った。

トンボの池の前にカズラがあって遊んでいる二人

  トンボの池に着いたのが11時半。お腹がすいたというのでここでお弁当にすることにした。それぞれが自分が選んだお弁当を食べたあと、孫たちはカズラのブランコで遊んでいたので、私一人でアゲハの谷に行ってきた。ここは自然保護のため動植物の最終捕獲は禁止されているので、夏場には貴重な蝶がいるかもしれないと現場調査したのだった。

山田緑地入口の芝生広場
 
  孫たちは結構健脚で5キロ以上は歩いたはずなのに疲れたそぶりも見せないで2時過ぎに無事に森の家前の芝生広場に帰り着いた。大勢の家族連れで賑わっており、バドミントンやボール蹴りなどみな楽しそう。最近は自然環境が整っており近場でも楽しめる場所がたくさんある。若松のビオトープも自然が戻って貴重な種が観られるという。ぜひとも行ってみたいところだ。


昨日、10月28日。生後1か月のアンちゃん。

  家に帰り着いたのが3時。孫たちをばぁばにバトンタッチして私の務めは終わり。天気が良すぎたためか、余計に疲れ果てた感じだった。

コメント (10)
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