farm note 農便り

農業をしながら生活を楽しくをモットーに

蛍の季節

2020-06-13 06:12:27 | Weblog
昔、私の子供時代、家向かいに流れる川沿いには、この季節、蛍が乱舞し、多くの人が楽しんだ。
しかし、今、玄関先に木々に数匹佇んで光っている。
意識して観察しないとわからない。
家向かいの市道には見事に外灯が規則正しく設置され、何と漆黒の闇を消して、季節感を奪ってしまった感がする。
蛍が飛んでいてもわからない。秋には、夜空を仰ぐ楽しみもなくなった。きれいな星空が自慢だったのに。
寂しい限りです。
こんな田舎にそんなに外灯が必要なのかとずっと疑問に思っていたが、蛍の季節の中でその思いを痛感する。
過疎化進行中で、外灯が文化の光として有難く思っている方々がおられるのだと思うが、大事なものを喪失したと思ってしまう。
昔、子供時代、川をせき止め、スイカを浮かし、水泳を楽しんだが、今は考えられない水質問題。
高速道路サービスエリアからの「浄化後の水が流入する。問題のない水質だとのことだが、「数値が不明。
科学的な数値が欲しい。みえる化が必要。
村の総会で、下水道が完備したので、流される水を吸収を要望したが、どのように扱われているのか?
市会議員さんは、市は語らんとのそっけない意見を述べられたが、語るように勧めていかれるのが、役目
でなかろうか?ムラの人は期待しています。
語らんとは、当地の言葉で、問題にしないとのことです。
相手にしないという意味らしい。
若い方が忙しい中、懸命にいいお米を作ろと努力している姿を見ると、何とか、本来のいい水をと希望する。
良質のお米つくりにいそしんでいる姿を見ると、是非、いい水を流して欲しい。
村の意識が高いのか、低いのか、ムラを良くしたいと願うのなら、根本的な問題に目を意識を向けて欲しいわ。
忙しくて、考える余地がないのかもしれない。
都会くらしが長かった私としては、ムラの良さを守る意識に欠けるなと思ってしまう。
高齢化、過疎化進行中ならなおさら、昔からの自然の良さを大事にするべきが生き残っていく道だと思う。
失われていく価値がどんつきの村ではわからないのかもしれないわ。
山に囲まれた村にはいい水が流れて当然なのにね。
いいお米も蛍も乱舞する自然を取りもどしたいと願います。
皆一人一人の声を上げるのがムラ社会では難しいのかもしれない。
今、否が応でも世界は狭い。
おとなしくしていると、大事なものを失っていく。
そのことも分からずに。
原発のおかげで、明るくなって便利な生活になったが、大事なものを失っていることを意識するべき時のように
感じるわ。
ムラでは一人一人の声が聞こえないのが不思議!
蛍の事で、色々考えてしまいました。
梅雨の季節、ゆっくりしているので、考えられるのです。
忙しいとモルモットのように狭い空間でころころころころ空回りです。
綺麗な水、蛍、おいしいお米、野菜はムラの誇れる財産なのにね。
今、鳥達が飛び回ってさえずりが聞こえるのはうれしい。慰められます。レイチェルカーソンは沈黙の春で警鐘しています。

大事にしなくては!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり大休み

2020-06-07 13:35:22 | Weblog
爽やかな6月の7日。大休です。
やはり体が心がお休みモードです。
家事もすること山積なのに、ごろごろ。
そんな中、久し振りにカナダに住む友達からのメールにすっかり20才時代の思い出に浸ります。
彼女に誘われて東京有楽町の喫茶店で,平幹二郎さんよと知らされ、あの方が平さんと見る私を見ちゃいけないよと諭した彼女、
静かな時間を楽しんでおられるからとの説明でさすが東京人と思ったものでした。
その彼女も今はカナダで陶芸、絵画など制作しながら、カナダで田舎暮らしです。
京都が懐かしくなったようでの久し振りのメール。私もすっかり20才代にもどりました。
思い出、たっぷり。今や思い出も宝箱です。
何時の時代にも戻れます。
今、黒人のロイドさんの事件で、50数年前のアメリカでのマルチンルーサーキング牧師の暗殺、走る列車と共に流れるWe shall
overcome の歌声をテレビから聞いたのも思い出しました。アメリカ東部にいた頃の思い出で、このブログでも
書いていたけれど、レディングの町で見た映画、卒業や招かれざる客など十分と言い切れない英語で、こころ動かされた思い出。
20才時代は思い出でたっぷりで宝物箱。
その箱を開ければすっとその時代にワープできます。
楽しい!白髪のおばあさんになってもいい時代にもどれます。青春は、冒険時代でした。
お休みは心をほぐす大事な時間です。
たまの休みだからいい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小休み、大休み

2020-06-06 18:56:11 | Weblog
田植えを終えて一カ月。苗もたくましく成長中。
ここで村では総出の休みとなります。
今日の午後から小休み。休みと言っても5時から村の道路沿いの総出草刈をみっちり一時間でした。
村人総出なのでそれほど苦にもならず頑張って汗を流しました。
午前中は問題の湿気田圃の泥上げ、草でメッシュ状になっているのを取り上げました。
手はまるでミニミニシャベルです、泥をすくい上げます。ラジを聴きながらです。
日焼けた手がより一層たくましく農婦の手になります。
半日仕事でしたが、終われば爽快感が広がります。
水もスムーズに流れ気持ちがいい!
イノシシの遊び場にならぬように、メッシュ柵を並べていたが、撤去するのに、一苦労でした、
来年はまたメッシュ柵を張りなおして、防禦に努めましょう。
強固にする必要ありですが、雪降る前の仕事にしたいと思っているが、どうなるでしょう。
ケセラ、セラ。
明日は大休ですが、そんな呑気な事を言っておれず、殆どの人は通常通りでしょう。 私も畑か田んぼにいるでしょう。
休みは自分で決めます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

するべきこと山積!!

2020-06-06 04:13:39 | Weblog
初孫の誕生日を忘れるほどの忙しさ。
希望と言う名を持つ深紅のバラが一輪咲き、孫の誕生日を考えていたのに、日時を忘れていた。
送られてきた動画できずきました。
健やかに育っている様子で嬉しい限りです。
コロナの影響でなかなか出かけることも出来ず、忘れてしまわないかと心配です。
5才になりました。
幼稚園やスイミングなど子供なりに忙しい事でしょう。
忙しい生活の中で、孫ニュースは一番の贈り物です。
皆可愛い。

そんな中、田に行けば、長年の課題が待っています。
今年は作付けしていない田があれています。
イノシシ防止のメッシュ柵が草や泥にまみれ、取るのに大変。
草を刈って、また泥上げしなくてはいけません。
何故か、上の田からの排水が問題のようです。
これは話し合う余地ありの課題です。
畑に向けば、水が欲しいと野菜達が待っています。
畑に行けば、夢中になり、田を忘れ、田も見放されたかともぐらの活躍で漏水。
本当にこまめな管理が必要です。
もち麦も収穫、母が穂を切ってくれていて助かります。
綿の次は麦。母の手仕事も絶えません。
仕事ができるほどに回復しました。
たまに畑へ出かけます。出かけると、仕事ぶりは太刀打ちできないほどのものです。
経験とはすごいものですよ。
立ち上がるのに、ちょっと困難を感じているようですが、歩行は戻りました。
デイの日は、待ちきれずに老人車を押して30分くらいは一人で歩けます。
ちょっと目が放せるようになりましたが、絶えず目配りは大切なのは当たり前、97才におばあさんですからね。
忙しい生活の中で食は一番大事にしたいのに、おろそかになりがちで好みの異なる二人ですから、日々の食事は大変。つい簡単になって揺さぶりに要注意。
こんな多忙を極める日々の中で、孫達の成長、野菜の成長などが私達老女を励まします。
玄関先の美しいバラ、ラベンダー、メドースウィート、マロウの花達にエールをもらっています。
多忙な生活は元気の証拠としましょう。
昨年の今頃は京都に出ていたのに、今年は田畑でこころは優雅にと思っています。。。!
早朝5時前、鳥達がさえずり始めましたよ。
今日も一日、いい日でありますように。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蛍が一匹

2020-06-03 06:35:36 | Weblog
昨夜外に出てみると、玄関先の老柿の木に一匹の蛍が光っていました。
六月のこの頃、子供時代は家向かいでは蛍が乱舞し、菜種のがらで捕獲用の箒を作ってもらって蛍狩りをした。
家に放ったりして楽しんだ子供時代の思い出。
しかし平成2年のこの季節、ずっと待っていたが一匹だけ。なんと寂しい事か!
一週間目、家廻りの雑草退治をしている時、昼間に大きな蛍を見ていたが、夜は一匹だけ。
16年前ごろはまだ少しではあるが、蛍が玄関先に飛んできて、季節感を味わっていた。
でも今、たった一匹のみ。
何かが変わりつつあるコロナの時代です。

燕もヘビにおそわれたのか、空巣。過日燕が様子伺いに玄関先に来ていたが、あらためて、巣作りするだろうか?
周囲の田からヘビが忍び寄り、小さなヘビを見つけ追い払ったが、ちいさくても、なかなかの反抗的な姿にびっくりした。
犬のこころはきずいていないし、怖さも知らないだろう。
なんでもかんでもスキを狙っている。ご注意、ご注意!
でも一匹だけでも玄関先に来てくれてありがとうでした。
今夜はどうだろうか?
あまりにも自然のど真ん中で生活していると、これまできずかなかった事にきずき、驚かされる。
今日も暑くなりそうなので、熱中症に気を付けて農作業を楽しもう。
九条ネギの収穫も終わり、次は何を植えようか?次から次と仕事が湧いてきます。
際限なしの農作業、ボチボチしかできませんが持続的を心掛けて。。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あじさいの映える季節

2020-06-01 04:40:56 | Weblog
農作業がちょっとひと段落し、あじさいが主張する季節を迎え、夏を前にちょっと一服!
田んぼの苗も一カ月を経過すると元気が目立つ。梅雨を前に水管理をぬかりなくとこころを締める。
畑では、虫に追われ、キャベツ畑では。朝夕の青虫取り、ちょうちょが舞う中、忙し。
朝は近くの藪からさえずる鳥たちの歌を聴きながら、穏やか。
ヤーコンの草取りも終え、ビーツも収穫、そろそろきゃべつも出来始めた。農薬なしのキャベツには
思い入れが大きい。セロリーもいい香りを放ち、アイ子トマトも青い実をつけだし、わくわくする。母のように集中力に欠けるので、あっちへ、こっちへと忙しい。雨の降る前にもち麦も刈り取り。刈ったはいいが、後の始末が大変。さあ、どうなるのでしょう。
春に戻ってきたツバメはどうもヘビにおそわれたらしく、空。
生き物たちは何処でも生存をかけて大変。人間とて、大変。
昨日家廻りの整理をしていて、蛍が二匹見つかったが、夜光らない。今年はほとんど見かけなくなった。風情を欠く季節になったが、見られるのかしら?まわりから、子供時代から馴染んだ風景が消えるのが悲しい。
突然のように、鮮やかなあじさいが咲き出し、ほっとさせる。
水漏れ問題で頭を悩ませる、原因と思われる箇所を発見。これが問題なのだ。昔設置された農業用水路の土管の摩耗らしい。
家廻り点検で手と突っ込んでの発見でした。誰もきずかぬ場所で、いつだったか、台風時水が流入した場所。蔵の側。
蔵も修理したが、傷みのメイン原因は水かもしれない。
いろいろ見過ごしてきた事柄が時間の経過とともに、あらわになる。
70才代に入って知る色々な話です。
何でも理解するのに、時間がかかります。
そんな中、花々はひときわ精彩を放ちます。
ほっとします。
早朝、鳥のさえずり、遠くで犬の鳴き声、母の寝息。
静かです。
大切な朝、ゴールデンタイム。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする