アイルランドのホラー映画「ユー・アー・ノット・マイ・マザー」を5.1ch 大画面にて鑑賞。殆ど内容知らずに見始めたのですが冷たく静かに不穏な空気が立ち込めるような緊張感のある緩急のある編集と地味に効果的なサラウンド音響で惹き込まれる映画でした。
悪魔とか特殊メイク派手な感じのホラーでは無く綺麗な撮影と照明で淡々と人物の表情や身体の動きだけで恐ろしさを感じられるリアルと民間伝承の狭間を上手く見せていました。役者の存在感がそれぞれ皆良かった。
様子が変だった母親がある日突然失踪してしまい戻って来てからも何か変な違和感があり理由等よく分からないという状態が地味に娘視点で考えると不安感があって恐ろしかったです。ベタで定番なホラー映画と違い血も出ないし人も死なない所が逆に良くて精神的にジリジリと追い詰められるような切なさもある身に染みるホラー映画でした。
灰色っぽい色彩のトーンと要所要所にある赤い照明と闇の効いた映像も良かったです。
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