どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「拷問ワークショップ-生贄の儀式」

2003年08月03日 | 自主映画

scum2000主宰である加藤義勝が、8月18日(月) より23日(土)まで銀座地球堂ギャラリーにて開催される展覧会「戦争展WAR2003」に出品する映像作品を本日scum2000にて制作した。仕事明けで遅れて手伝いの為、向かう。
いつもなら表のシャッターはオープンなのに今日はほとんど閉めてる。中に入ると異様な光景が目の前に飛び込んできた。いつの間に作ったのかと思うセットと薄暗い照明の中に素っ裸の男と変な仮面を冠った謎の兵士役の男、その中央で加藤が不敵な笑みを浮かべている。思わず言葉を失った。
加藤の大学時代ぶりの監督ぶりをなつかしく観察。よく見ると仮面の男もSさんではないか!順調にテキパキと撮影は進む。撮っているものそのものよりもそれを撮っている加藤やその場の雰囲気が僕には面白く思えてきてメイキングを撮る事にした。なるべく生の時間軸のまま10分ずつを1カットにして黙々と撮り続けた。Hさんは撮影の出番が無くともずっと全裸のまま、ぶらぶらとしていて、いつの間にかそれが当たり前のようになってきてしまった。時々、我に帰りやっぱりこの空間は異常だぞ!と何度も再確認しました。拷問ワークショップとあるように数々の拷問が繰り広げられるんですがロング用のカメラを任され遠目に見ていたんですがあまりに惨いなんて思いながらも見てたんですが、よく見るとHさんはとても嬉しそう。
凄い世界だと思いました。肛門鏡とか見た事もないような機具やらも登場。
小道具もものすごい金がかかっている。7万全部でかかったとか言ってたな。気合いの入れようが凄い、加藤は本気なんだ!と熱いものが伝わる。
その成果は「戦争展WAR2003」にて明らかになる筈だ。必見です。
10年ぶりに特殊メイクをやった。カウボーイ以来だが、今日のはなかなかうまく出来たぞ。まだまだ出来そうだ。なんか僕も作らないとなあ!
芸大学生時代の狂った感覚が蘇ってくる。しかし、圧倒的に今日の世界はそれを超越した異様な初めての体験だった。その場にいた全ての人間にとってもそうだったであろう。この日記を読んで分かる人はシネマキャバレーの常連さんじゃないと分からないであろうけどね。

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