どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「クロスロード」

2009年04月15日 | 映画

輸入DVDで「クロスロード」を鑑賞。このDVDはメニュー画面も日本語でした。本当に輸入版なんだろか?さて映画ですが昔、予告編は見てたけど本編を見るのは初でした。監督は最近全く名前を聞かなくなったウォルター・ヒル。「ストリート・オブ・ファイヤー」という好きな映画の監督です。主演はラルフ「ベスト・キッド」 マッチオ。
ブルース音楽の映画で音楽はライ・クーダー。
音楽がいいので単純に音楽映画としても楽しめる映画でした。最近作の「8マイル」のブルース版といった感じで最後にはギター演奏対決なんかもあります。
断然こちらの方が僕は楽しめたかな。
風景の渇いたフィルム感の美しさとか独特の映像美と音楽がマッチしていて気持ち良く見れた。
見所の演奏場面も吹き替えであろうが実にうまく出来ていてギターのブルース音色が心地良かった。
老黒人が若者にさりげなく教えをとく所や若者が徐々に理解してゆく過程と老黒人の助けになってゆく辺りがいい映画でした。
シンプルで分かりやす映画です。
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「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」

2009年04月14日 | 映画
今日は人間ドックで早朝から六本木へ。昼過ぎまで検査をしたが眠くて眠くて、検査待ちの待ち時間は何をするでもなくボケ~ッと過ごした。終わってからご飯を軽く食べて暫し本屋とかで時間潰し。ホラー映画の本を購入。それから新宿に移動して輸入DVD屋に行く日本語字幕付きで「クロスロード」という映画が売ってたので購入。それから久々に映画の前売り券なんぞも購入。「サスペリア・テルザ」オマケにシールが付いてきた。前売り券のオマケって昔は集めてたなぁ。下らないオマケいっぱい持ってます。
そんな感じで夕方まで時間潰ししてからオンさんとの待ち合わせ場所へ。
共に映画を見に行きました。
「ストレンジャーズ/戦慄の訪問者」という実話を元にしたホラー映画。リブ・タイラー主演。オープニングのナレーションが「悪魔のいけにえ」風で惹き込まれ、効果音風な音楽なんかが雰囲気を盛り上げてジリジリとじれったい程のテンポで話が進んでゆきました。最初は良かったんだけどそのスローテンポに飽きてきて集中力が切れた所で事件は起きる。緊張感切れてたので冷静に観察な感じ。僕の頭の中ではその先を想像して進んじゃってるから、なんか話よりも技術的な部分とかばかりに目がいっちゃいました。あの独特のテンポに入り込めていればもう少し恐怖感も増したと思う。とにかく嫌な時間の長さを感じる雰囲気は存分にあった。犯人グループの何がしたいのか分からない不気味さと妙なマスクのデザインがゾッとするものがありました。あんな奴らに追い詰められるのは本当に嫌ですね。音で怖がらせる場面が多かったけど音立てすぎとも思った。ドリフのコントを見て「志村後ろー後ろー」って突っ込むような場面の連続でしたが、王道のホラー演出を実に的確にやってる映画だと思いま
した。やりたい事は凄く分かります。あまり直接的な特殊メイク等による効果を使わずに怖さを表現している点は評価出来ると思う。
まぁ最終的には予想通りの展開になってゆきいくつかの矛盾を残したまま重い空気のまま終わる映画でした。
悪くは無いけどちょっと間延びしすぎな印象の映画でした。
何処まで事実に忠実なのか分かりませんが、あれって助かった人の証言だけが頼りならば、全部嘘か妄想だとしたら一番恐ろしいのは主人公となりますね。全て本当な話ならばこんな映画を作るのって不謹慎だと思います。まぁおそらく事件の新聞記事を読んでヒントを得て作りたい映画となるように好きに考えたものじゃないでしょうかね。
映画終わって飲みながら映画談義する。映画好きの作り手と話するのは楽しいね。共に某上映会に向けての映画作りのアイデアとか考えていて色々と話すが、やっぱりホラーって文句言ったりするのは簡単で評価も低いけども実は凄く難しいもんなんだよな。と実感。だけど作る側で考えると一番面白く楽しいものであるとも思う。

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「バーニーズ あぶない!? ウィークエンド」

2009年04月13日 | 映画
「バーニーズ あぶない!? ウィークエンド」をビデオで久々に鑑賞。やっぱりこの映画ブラックなユーモアが炸裂していて笑える。この映画は公開当時よく知らなくて、少し遅れて大阪梅田の大毎地下という二番館で何かの映画と二本立て上映された際に初めて見た筈。特に期待せずに見たからか意外な面白さに笑い、密かなお気に入りの1本となった映画です。
コテコテのコメディで死体をオモチャのように扱うという不謹慎ぶりなんだけども面白い。死体役の男の芝居?がとにかく最高でアカデミー賞あげたいぐらいです。最優秀死体俳優賞。今まで見た映画の中でもやはりダントツに良いですね。
監督は忘れてたけど「ランボー」のテッド・コッチェフさんでした。この監督は器用だなぁ。いい仕事してると思う。今度他にどんな映画撮ってるのか調べて見てみようかな。
脚本もくだらなくて良いがやっぱりそれを形にした出演者や監督の力が大きいと思う。この映画にはパート2もあって見たかどうかは忘れちゃったけどこの映画の脚本家が監督もしているという。出演者も同じ面子らしいし見てみたいな。この映画はDVD化されていないようでビデオソフトはなかなかお宝な感じみたい。という事はこの映画あまり知られてないのかなぁ? コメディ映画の傑作の部類に僕は入ると思うのですが見る機会があったら見て欲しい。しょうもなくて面白いよ。案外短くまとまった映画なので見始めると一気に見れちゃいます。ちょっとした暇つぶしに見るのにぴったりの面白映画だと思います。
今は全然見なくなったけど公開当時には色んな映画にちょこちょこ出ていた脇役系な役者達や女優さんも輝いております。

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「ウォッチメン」

2009年04月10日 | 映画
夕方から病院へリハビリ行ってから隣駅へ映画を見に出掛ける。時間が凄くあるのでアウトレットモールをブラブラと。なかなか服とかって、なんかこういうきっかけが無いと買わない。そして帽子を買って、Gジャン買って、Tシャツ(いつもの店で羽根の柄のやつ)を買いました。
それでもまだ映画まで時間があるので時間潰し出来そうな、いつも食事注文してから出てくるまで時間のかかるアウトバックスって店でハンバーガーでも食べようかと思ったが、入ってみたらメニューが少なくなってて無くなってた。しょうがないからパスタを注文した。海老が旨かった。パン食って時間を潰してから、いよいよ映画へ。今日見る映画は「ウォッチメン」。3時間近くある長い映画です。気合い入れてじっくり見たいと思う。
感想は後程、追記します。

プレミア・スクリーンっていう、ちょいと豪華な環境で鑑賞。映画は面白かった!3時間近くある時間を感じさせない映画で興味深く見れました。内容は殆ど知らないまま見たので、こんなにもろにアメコミなヒーローものだとは思わなかったけれど、漫画っぽい見かけとは裏腹に内容はなかなか深いものがあって良かった。
タイトルバックから映像に惹き込まれ(ボブ・ディランの音楽も良い)映像の面白さやビジュアルセンスに感心。ビジュアル・イフェクツもCGも見事で細かい渋いこだわりが感じられる映像で映像だけ見ていても飽きない感じだった。また音楽の使い方も良くて80年代の良く知る曲が沢山流れます。一部ミュージックビデオを見てるような感じではあったが映像から伝わるものが結構ありました。登場人物も新鮮で、みな知らない役者さんばかりでしたが変な先入観も生まれず見れたのでそこも良かった。みな良い芝居してたし。
なんじゃこいつは?と笑ってしまうような場面なんかもあったけども、その世界感に無理矢理引きずり込まれた感じ。かなりシュールというか面白い場面も多い。
実際の歴史的背景や事件なんかもうまく混ざっていて思ってたより、一本筋の通った物語を通して色々と考えさせられる内容でした。

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「レーザーブラスト」

2009年04月10日 | 映画
DVDで「レーザーブラスト」を鑑賞。いかにもチープでB級なSF映画なんだけれども昔に雑誌とか特撮の本とかで見たトカゲ形のエイリアンだとかのデザインとかが印象に残っていて映画の本編も一度見てみたかった映画。
いきなりこのトカゲ形のエイリアンも登場し、今や懐かしいストップモーション・アニメーションのいい味の動きを見せてくれます。この特撮を担当したのはデイブ・アレン。この人の自主映画的な特撮はいつもなんか憎めない良さがあって好きです。この冒頭の数分で描かれるエピソードの後はなんとこの宇宙人は殆ど登場しません。なんだか騙されたような気分。といいますかこの後に描かれる本編というのはこの冒頭の数分をただひたすら引き延ばしたような内容で凄~く単純な話を長~くダラ~ッと描いてくれてます。正直退屈する場面が多い。
主人公の男の寝ぼけたようなラリったような表情が間抜けに感じる。恋人の女の子はまぁまぁ良かったかな。
他の脇役はなんかコメディー調の連中ばかりでまぁくだらなくて面白い芝居をしていたな。この内容の無い映画にはピッタリな雰囲気でした。
主人公が謎の片腕レーザーブラストを装着したら人が変わっちゃって何がしたいのか分かりませんが色んなものを破壊させてゆきます。沢山の車とかを爆発させて乗ってる人とかいっぱい殺しちゃいます。
この爆破シーンが単純に迫力があって見応えがあります。なんだかよく分からないけど車が爆発する度にスローで映し出されて、その勢いとか美しさに暫し呆然と見てしまう何かがありました。きっと主人公もそういう気持ちだったからやったんでしょうね。と無理矢理納得。たまにはここまで中身の無い映画をダラッと見るのも良いとは思います。人が変わって表情も豹変した主人公が嬉しそうに暴れたり踊ったりする様を見ていて、この役をイギー・ポップが演じていたら最高だったのになぁ~と思いました。
最後にトカゲ形のエイリアンが再登場してこの意味不明な悪役主人公をやっつけて映画は終わります。
なんだ、このトカゲ形のエイリアンはいい奴だったんだ。くだらないけど面白いオチでまぁ好感は持てる映画です。心意気が感じられるのは「スターウォーズ」の看板がこれ見よがしに出てきて、それをレーザーブラストで爆破しちゃう所。低予算のB級いやZ級の映画だけども俺達も頑張ってんだぞ!どーだ。まいったか!って感じがちょっといいね。
この映画、ある情報筋から聴いたのだがテレビ放送された時は冒頭のトカゲ形のエイリアンのエピソードがカットされて放映されたらしい。なんと!一番の見所シーンなのにね。その後のグダグダな部分から始まってあの唐突なエンディングで終わるって・・何も知らずに見たらある意味ビックリであり面白いかもしれないが、殆どの人がなんじゃそりゃ?って思うだろうな。

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「テシス/殺人論文 次に私が殺される」

2009年04月09日 | 映画
ビデオで久々に「テシス/殺人論文 次に私が殺される」を鑑賞。
監督・脚本・音楽は若冠23歳の現役大学生でもあった新人のアレハンドロ・アメナバール。実録殺人ビデオ製作に絡む事件に巻き込まれた女子学生の恐怖を描いたサスペンス映画であるが、これが傑作!初めて見た時は衝撃を受けた。映像による暴力というテーマで映像学科の論文を書く主人公アナ・トレントの瞳が印象的。常に怯えてるのか驚いてるのか悲しんでるのか疑ってるのかよく分からない、どれも含んでるような表情で、その瞳を通して実際に映像には写されない描写を見ていくような感じの映画でした。主人公の行動だとかは久々に見ると、ちょっとぶっとび感というか突っ込み所というかはあるんだけども、サスペンス映画としてどんどん深入りしてゆく過程にはそんな事は気にならないというかどうなるんだろう?という気持ちの方が強いので面白く見れました。ヒッチコックの映画のような実に上手い見せ方とトリックで犯人はこいつじゃないか?等と思わせたり、思わされたりで舞台が映像学科だったり映画の作り手の視点も盛り込んで描かれるので非常に興味深く見れました。残酷な殺人映像がモチーフになってるんだけども実際には直接描写は無い。しかし、観客の想像力と見たくないけども見たいみたいな心理を上手く使って引き出していて見たような感覚にされる。それが特殊メイクとかで何でも見せちゃう感じよりも効果的でこの映画のテーマにも合っていて良かった。
二転三転する展開の後の結末は・・思っていたよりもあっさりしたものだったけれどもエンディングのエピソードが効いていて何とも言えない良さと警告みたいなものがあり、センスの良さを感じた。
この監督の次の作品「オープン・ユア・アイズ」も大傑作だった。その後の映画はまぁ良いんだけど、この初期の2作品には敵わない感じ。新作が楽しみな監督である。

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「テンタクルズ」

2009年04月08日 | 映画
先日見てなかなか気に入った映画「デアボリカ」の監督による映画「テンタクルズ」を鑑賞。昔テレビで見てるんだけど部分的にしか覚えてない。暗い場面が多い退屈な映画だったような記憶。
見直してみて前半なかなか面白く「ジョーズ」のパクり演出なんだけど楽しめた。カメラワークも良い所があったり、音楽も細切れに使われたりして、この映画面白いかも!と思ったが、それは最初だけでだんだんと退屈な場面がダラダラ続くようになってゆきました。有名俳優が沢山出ていて活躍してゆくのかと思いきやどんどんフェードアウトしてゆきます。イタリア系美人女優が目を惹きますが、あっけなく巨大ダコに襲われ、いなくなってしまいます。ここが一番の見せ場で記憶にも残ってた所。
その後はもう惰性で映画を見る感じでした。そして最後、あぁそうだった!と蘇る結末を見て終了。
後半は台詞も無くまるでミュージックビデオのような展開です。凄く間延びしてタルいのですが音楽はなかなか良かった。始めのフレーズは携帯の着信音にしたくなる旋律でした。
この映画はワイドスクリーンの画角の映画で、テレビで見た時は左右が切られていた為、更に酷い印象だったんだと思う。いくつか撮影では良いなと思える場面はあったんだけどね。
しかし、こんな映画に何故有名大御所俳優が出演したのだろう?脚本もつまらないものなのにね。
「ジョーズ」のヒットにあやかって作られた巨大タコが人を襲うパニック映画。

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電車動かずで。激辛ラーメン。

2009年04月07日 | ノンジャンル
某仕事のレポートを書かなきゃいけなくて朝方まで書いたりしてて眠い眠い。
今日は朝から仕事で特急電車に合わせて出るが乗り換えしようとしたら電車が来ない。なにやら千代田線で信号機トラブルだとかで特急電車の運行を中止してるという。なんやて~。
で各駅停車の電車に乗って出て乗り換えしたりして代々木上原まで。ここから千代田線に乗り換えたいのだけど千代田線の信号機トラブルって深刻らしく電車は全く動かないみたい。
しょうがないから小田急で新宿まで行き、そこから丸ノ内線を使って会社近くの駅まで移動。そこから一駅分程歩いて移動する事になった。おもいっきり遅刻ね。
しかし今日は天気もいいので歩くのも散歩気分でいいですな。ちょっと暑いけど。
会社着いて仕事して思いのほか早く終わり、色々プリントとって遅めの昼飯に外出。赤坂サカスで気になってた世界一辛い(ホンマかいな)担々麺というのを食べる事に。辛かったけど美味しかった。
会社戻る途中でアウトマンなオンさんに遭遇。仕事場所は近所なんだよね。
会社戻ってレポート仕上げてメールで送信。
先日見て気に入った「デアボリカ」の監督による別作品「テンタクルズ」のDVDを会社のB級映画好きな先輩からレンタルして、これから帰宅する所。
最近は毎日ビデオかDVDで映画を見ている。それもB級なのばかり。

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「スティーブン・キングのトミーノッカーズ」

2009年04月06日 | 映画
ビデオで「スティーブン・キングのトミーノッカーズ」を鑑賞。元々テレビ・シリーズで3時間あるものを2時間に短縮したバージョンらしい。まぁ2時間で十分という感じはしました。前半の導入部はなかなか惹き込まれるものもあり面白く見れたのですが話が壮大になるにつれて、ちょっと退屈するというか面白さは半減。だんだんとどう話に決着をつけるかという説明映画っぽい展開になってゆきました。
話の大筋はいかにもキングらしいもので人物の感情とかも伝わる部分もあるのですが、どこか予定調和というか単純すぎる部分も多かったな。謎の金属片を発端に人々が変わって行くあたりとか発明をする所とか失踪する辺りは面白かったけどカルト教団っぽい洗脳状態となる町民とか宇宙人?とか出てくる辺りでB級映画の軽いノリが雰囲気を支配してゆき、なんか中途半端な気がしました。まぁB級映画も好きだからいいんだけども納得出来ない展開としては囚われてるおじいちゃんと犬がいて洗脳から解かれた女性主人公がどちらを救うかという状況で犬の方を助け出した時。「おい!犬も大事かもしれないけど人間から助けようよ!」と突っ込みを入れた。犬を助けた後もおじいちゃんを助けようとすらしないのでなんだかなぁ~とドン引き。あげくの果てに危機に直面してそのおじいちゃんに助けられてるし最後にいい話風に盛り上がってゆくけどなんか付いていけませんでした。
役者はみな個性的で良かった。中でもあんな郵便局長はいないだろ!というようなトレーシー・ローズさんの存在感が凄く、後半はちょっと漫画っぽいけど恐ろしい表情で良かった。

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「スクワーム」

2009年04月06日 | 映画
昔、月曜ロードショーとかで何度か見たゲテモノ系映画「スクワーム」をDVDで久々に鑑賞。昔はよくテレビで放送してたもんですが最近は全然放送しない。というかもう出来ないのかもしれませんね。
なんだかオープニングとかは懐かしい感じがしましたが話の内容は殆ど覚えていない。覚えているのはミミズとゴカイの大群のみ。全体的に汚らしい印象の映画ですが、それがなんとも懐かしく良い所でもある。久々に見て思ったのは案外しっかりと作られた映画だったという事。よくこんな無茶苦茶な発想の映画を作ったもんだと思うが、基本的にミミズとか気持ちの悪いものを沢山見せてビックリさせてやろう!というような発想が元になってると思う。そして、その点に関しては成功してると思う。しかし、それ以外は妙に間延びしていて退屈でくだらなくて正直しんどい。役者もキャラクターの行動も変です。主演女優の演技も酷くて・・しかし驚く表情は良かったかな。まぁ全体的にタルい映画ではありますが、その分突然訪れるゲテモノ場面はなかなかショッキングで出たー!となんだか気持ち悪いけど気持ち悪いの見たさみたいな衝動を満足させてくれる変な爽快感さえあります。ミミズが顔に入って行く特殊メイクとかミミズの大群に溺れる場面とかドアを空けると大量のミミズがドバーとかグニュグニュした効果音と甲高いミミズの鳴き声の効果音が場面を盛り上げインパクトを与えてくれます。一体どうなるんだ?この映画。終わりはどうなるの?って感じで見れます。最後は忘れてたけどちょっとしたハッピーエンドといいますかとぼけた部分とホッとするような感じのあるエンディングした。そしてちょっとした不気味な余韻を残すのもいい感じ。(あまりあざとくないのもいい)
完全に忘れてたのは家の崩壊とか隣の不気味男のストーカーぶりのサブストーリー。不気味男はいい味出してました。音楽と効果音がなかなか良い映画。編集と芝居がイマイチな映画。特殊メイクや効果が面白い映画。でした。

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「ファンタズム2」

2009年04月05日 | 映画
ビデオで「ファンタズム2」を鑑賞。基本的には前作と変わらないのですが、独特の幻想的な雰囲気よりも「エルム街の悪夢」のような感じの娯楽映画になってました。基本は悪夢の物語なのでなんでもありで意味不明なシュールな場面とか展開が何の説明もなく訪れます。そしてそれがこの映画の魅力であると思う。一体何が起きるんだろう?という興味で見れます。前作もそうだったのですが、あまりにも間延びして退屈する場面が多かったのに対して今作はアクションシーンや特撮場面も随所に詰め込んでエンターテイメント性が向上し見やすい映画になっていたと思う。何も考えずボーッと見ていてもそれなりに楽しめるサービス満点なダーク・ファンタジー映画です。しかし前作と同じような事しかやってないから大きな驚きみたいなものは無く、前作のパワーアップ版といった感じの映画でした。だけどもそれはそれとして技術的にも向上していて面白く見る事が出来ました。特殊メイクも凝っていたし、やっぱりそうなるのか~とニヤリとさせる展開や個性的なキャラクターの活躍を面白く見る事が出来た。相変わらずトールマン役のおっさんはただの怖い顔したおっさんなだけなのにインパクトは強くて存在感は満点!ハゲ頭のレジーというおっさんの活躍もチェーンソー対決したりして良かった。
あの当時のファンタジー・ホラー系映画に出てくる典型的な青年に少女のキャラクターもなんだか良かった。
スターウォーズのジャワ族に見えてしまう前作からのキャラクターは今回もなんだかなぁ?な感じでしたが案外夢に本当に出て来たら嫌な存在かもしれない。前作で特異な存在を放っていた謎の銀色の玉が今回も登場。今回は3つも出てきて、また妙でシュールな存在感と働きをしていた。なかなか楽しめる映画であった。パート4まであるようなので続きも見てみたい。

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「デイ・オブ・ザ・デッド」

2009年04月05日 | 映画
DVDで「デイ・オブ・ザ・デッド」を鑑賞。ジョージ・A・ロメロ監督の「死霊のえじき」のリメイク作品という事だが全くの別物の映画だと思った方が良い。話も全然違うし題名だけが同じという感じ。どちらかというとロメロ作品よりもR・ロドリゲスの「プラネット・テラー」に近い印象を受けました。この映画はスティーブ・マイナー監督によるゾンビ映画。この監督は「13日の金曜日PART2と3」を撮ったりちょっとコメディ系な「ガバリン」とか感動系「フォエバーヤング」など色々なジャンルの映画を撮ってきてる人で、そのどれもなかなか良い出来に仕上げる職人的な監督だと思う。娯楽作品として満足のいく仕上がりを見せてくれる。
この映画の評判はあまり良いものは聴かなかったけど、見てみると単純に今作も十分楽しめる映画に仕上がっていたと思う。ゾンビというパターン化してきた題材だけども面白い見せ方や動きを見せてくれて所々で斬新!と思える部分もあったりして楽しめた。主人公の女兵士のミーナ・スヴァーリさんの魅力も見ていて飽きさせない要素のひとつ。デジタル効果を使ったスプラッター描写を上手く使ってアクション映画としてのテンポ感で進む展開も良かった。突っ込み所も色々とあるが、そんな事はどうでもいいじゃないと思わせるB級な良さとまんねりなお話をちょっとした工夫と主演女優の魅力とで補い、楽しめるように見せ切っているのは流石だと思います。
もう一回見たくなるような映像のトーンとか出演者やゾンビのキャラクターが詰め込まれていて結構、好きな映画でした。

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「REC / レック」

2009年04月04日 | 映画
寝る前にDVDで「REC / レック」を鑑賞。始めの方だけちょっと見てみようという感じで見始めたのだが、面白くて一気に全編見ちゃいました。この映画「ブレアウィッチ・プロジェクト」や「クローバーフィールド」のようなポイント・オブ・ビューのドキュメンタリー的手法を使った映画ですが、使われ方も自然で入っていきやすかった。レポーターの元気で明るい女性の反射的な反応とか芝居も惹き付けるものがあり良かったと思います。
お話はゾンビものなものですが、よく分からない内に巻き込まれてるという逃げ場の無い状況に実にあっという間に置かれていく所が実に見事。見入ってしまいました。
筋自体はまぁ先も読めちゃうんですが見せ方という点では他のこの手の映画よりも上手かったと思う。変にあまり見せすぎない所とか想像させる所や、効果的な脅かし効果が的確だったように思う。
退屈せずに一気に見せてくれる面白い映画でした。この映画早速アメリカでリメイクされたようですが、その予告篇を見ると全く一緒な作りとなっておりました。わざわざリメイクする必要あったのでしょうか?リメイク・ブームですが何かもっと新しいものを作って欲しいものです。
この映画にはパート2が作られる計画もある模様。そちらに期待ですね。あまり壮大な話にするのでなく何かまた制限のある設定にした方が僕は面白くなると思うのだが、なんか逆の事をしそうな気がしてならない。
このDVDには日本語吹き替え版も収録されてて、このような映画を吹き替えで見て臨場感とか緊迫感って上手く再現出来るのかいな?と思いつつ始めと途中を見てみたのですが、思ったより自然に上手く吹き替えされていて流石だな!と感心してしまいました。声優さんって凄いですね。

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「ブライド」

2009年04月03日 | 映画
ビデオで「ブライド」を鑑賞。フランケンシュタインもののお話ですが綺麗なラブストーリーものなお話。
「フラッシュダンス」で人気の出たジェニファー・ビールスが魅力的な女人造人間を演じてますが不評だったようで人気が落ちて最低映画賞の主演女優賞にノミネートされてしまったとの事。フランケンシュタイン博士はスティングが演じてます。姿、顔立ちが良い味を出してます。男の人造人間はクランシー・ブラウンが演じてます。なんかインパクトでは「ハイランダー」の方があったけど、ちょっとおバカで心やさしい小心者な人造人間を実に魅力的に演じていました。音楽がモーリス・ジャールによるもの。この音楽、当時ラジオか何かでテープに録音して聴いていたので凄く覚えていました。この映画の音楽だったんですね。凄く音楽が映画を格調高いものにしているような気もします。やさしく美しい音楽で好きです。
映画自体は当時不評でコケたみたいだけど今初めて見て、僕は好きな映画でした。美しい純愛物語であり、フランケンシュタインのモンスターの扱いや描き方がとても正しくて、新たな視点での物語として良く出来ていたと思います。ちょっぴり単純で深みの無い部分もあるけど、十分、各キャラクターそれぞれの苦悩は伝わったし良かった。風景やセットも古くさい感じもあるが、とても雰囲気があって良かった。
DVDにはまだなってないけどDVD化されたら購入してもいいなとも思いました。
次回作の参考になる要素が結構あったな。

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「グリズリー」

2009年04月03日 | 映画
おいらのシネマキャバレー仲間でのあだ名は何故だか分からないけどグリズリーって事になってるみたい。
そんな訳もあって映画「グリズリー」のDVDが発売になった時には見たい!と思った。多分、昔テレビ放送された際には見てる筈だけど殆ど覚えてない。というかつまらなかったような記憶だけかすかにあるがこの映画だったかどうかも曖昧でした。会社のB級映画好きな先輩がDVDを購入したので見せて!見せて!とおねだりして借りて本日鑑賞。
だけども見ていて途中で眠くなり撃沈。起きて続きを見るがまた眠くなってきて撃沈。とそんな繰り返しの鑑賞となりました。「ジョーズ」のパクリ系な映画で海でのサメを森でのクマに置き換えたような映画です。
熊の視点で森を徘徊する所は「ジョーズ」と同じですが熊の身長の高さとかも表現出来ていてワクワク感もあり良かったのですが、やっぱり真似してる感の方が気になった。実際に熊に襲われる場面での効果が微妙で編集でごまかしているんだけども誤摩化し方というか見せ方が下手でなんか正直白けます。1カットで見せる芝居とか人間の部分は良い所もあるんだけど、どうもあまり意味のない場面とか風景のカットが多くて長くて眠くなっちゃいまいた。会話のシーンも台詞が全然響いてこないというか入ってきませんでした。
後半、グリズリーの全身が映し出されて活躍するのですが、やっぱり本物の熊の迫力というか存在感があって見応えはありました。が、愛嬌ある動きや仕草に恐怖よりも僕にはなんだか熊が可愛く思えました。
最後はジョーズと同じだけど、最後だけインパクトはありました。
全体的にだるい映画でしたが、グリズリーのちょっとした可愛さと共にどこか憎めない面もあるB級映画でした。
特典映像のメイキングとかを見るが、こちらの方が退屈せずに興味深く眠くもならずに見れました。
しかし、そこまで絶賛するような映画だったか?と思いつつ自画自賛のインタビューなんかを眺めました。流石に映画作りをしている真剣な現場の映像は素直に立派に感じましたけど。

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