栃木県はが郡の

陶工のつぶやき

天日干し

2006-01-18 21:39:48 | Weblog
何年か前の夏のこと、作品に白化粧をして、外に出し乾燥させていました。
中で仕事をして、しばらくしてから外に見に行ってみると、白い所を引っかいたような傷が付いている。
「なんだこれは?」
ほかの物にも少しずつ傷が付いている。
すると蜂が飛んできて、作品にとまり、かじりだしたのです。
「あーこいつ!」
おそらく、巣作りの材料にするのでしょう。
どうせなら、一個からまとめて持って行ってくれれば良いのに、少しずつ多くの作品をだめにされてしまいました。
それ以来、出来るだけ外には干さないようにしています。
後日家の裏から、見事な徳利のような蜂の巣を発見。
何色かの土を計算したように練りこみ、見事な模様になっていました。
考えて作ったものなのか?偶然の産物か?
感心してしまいました。
作品はだめにされたけれど、蜂の巣作りの手伝いができたか。
その後蜂の恩返しを期待しているのですが、いまだ何事もありません。