私が、確か三歳の冬だったと思う。
今でも忘れられない出来事があった。
近所の同い年の男の子と遊んで、当時住んでいた
町営住宅に帰った。
その子も一緒に家の中に入ったのだ。
だいたいいつも居るはずの、母がその日はいなかった。
家の中はひんやりとしていた。
いつも親は帰宅すると、まず薪ストーブに点火してから家事にとりかかっていた。
その様子をいつも見ていたのだ。
子供心に、部屋を暖かくしなければと思った。
マキもそこにあったし
たきつけの新聞紙もあった。
マッチもいつもの場所にある。
親はいつも、小枝を入れて、新聞紙を入れてマッチで火をつけていた。
そのように、子供の私も
小枝を入れ、新聞紙をつかみ、そのまま火をつけて
ストーブに押し込もうとした。
ところが、もたもたしているうちに新聞紙が燃え上がり
熱くてもてなくなった。
畳におちた新聞紙はそのまま燃え上がり
どうしたらよいのかわからなくなった。
一緒に遊んでいた子が部屋を飛び出し親を呼びに行った。
おろおろしている所に
バタバタと母とその子の親がかけこんで
座布団で火を消し
畳を焦がしただけで、事なきを得たのである。
畳の焦げが
子供の私には、地獄まで通じているような穴に思えたのだが
母はとりあえず、座布団で父に見つからないように隠したのだから
それほどの穴でもなかったかもしれない。
ストーブの前の畳の焦げ跡が、父に気付かれぬわけもなく
すぐに見つかり、大目玉をくらったが
怒られることより、自分のしでかしたことの重大さのショックの方が大きく
それ以来、ストーブに火をつけることはしなかった。
しかし、大事にいたらなかったから良かったものの
三歳にして窯焚きをしたことになる。
その時の教訓は今も忘れていない。
まもなく素焼きになる。(笑)
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近所の同い年の男の子と遊んで、当時住んでいた
町営住宅に帰った。
その子も一緒に家の中に入ったのだ。
だいたいいつも居るはずの、母がその日はいなかった。
家の中はひんやりとしていた。
いつも親は帰宅すると、まず薪ストーブに点火してから家事にとりかかっていた。
その様子をいつも見ていたのだ。
子供心に、部屋を暖かくしなければと思った。
マキもそこにあったし
たきつけの新聞紙もあった。
マッチもいつもの場所にある。
親はいつも、小枝を入れて、新聞紙を入れてマッチで火をつけていた。
そのように、子供の私も
小枝を入れ、新聞紙をつかみ、そのまま火をつけて
ストーブに押し込もうとした。
ところが、もたもたしているうちに新聞紙が燃え上がり
熱くてもてなくなった。
畳におちた新聞紙はそのまま燃え上がり
どうしたらよいのかわからなくなった。
一緒に遊んでいた子が部屋を飛び出し親を呼びに行った。
おろおろしている所に
バタバタと母とその子の親がかけこんで
座布団で火を消し
畳を焦がしただけで、事なきを得たのである。
畳の焦げが
子供の私には、地獄まで通じているような穴に思えたのだが
母はとりあえず、座布団で父に見つからないように隠したのだから
それほどの穴でもなかったかもしれない。
ストーブの前の畳の焦げ跡が、父に気付かれぬわけもなく
すぐに見つかり、大目玉をくらったが
怒られることより、自分のしでかしたことの重大さのショックの方が大きく
それ以来、ストーブに火をつけることはしなかった。
しかし、大事にいたらなかったから良かったものの
三歳にして窯焚きをしたことになる。
その時の教訓は今も忘れていない。
まもなく素焼きになる。(笑)
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