評判のお寿司さんに行ってきました

４日は妻の誕生日でした。子供達からバラの花束が届けられたりメールが来たりしてとても喜んでいました。誕生祝いに最近上田に出店した評判の富山県氷見の「きときと寿司」さんに行ってきました。この店は昨年長野にも出店し、以前行ったことがあります。しかし押すな押すなの大混雑であきらめた思い出があります。

幸いあまり待たされることはありませんでした。お店はあまり大きくはなく回転寿司の席とボックス席に分かれていました。回転寿司の席はそんなに多くはなく、中でお寿司を握っている板前さんとお話ができるようにできていました。お寿司は回ってくる中からとることもできるし、板前さんに直接頼むこともできます。お寿司屋さんにはめずらしくメニューがあり、マグロ３品とかイカ３品などいろいろな種類のサカナが楽しめるように工夫されていました。

回転寿司といえば長野から全国展開された「カッパ寿司」さんが有名です。回転寿司とすることで人件費を抑え、機械握りを取り入れたりお皿の色で価格をわかるようにしたり工夫することで低価格に徹しました。高くて庶民は敷居が高かったお寿司を大衆化し、ファミリーで気軽に行ける安さと手軽さが受けて急成長しました。

家族で手軽に楽しめる「カッパ寿司」さん、いろいろなお魚を楽しめる「きときと寿司」さんがあります。私たちは時と場合によっていろいろなお寿司屋さんを楽しむことができます。二つのお店に共通しているのは経営戦略が明確なことです。家族の新しい語らいの場を提供するのか、純粋に美味しいお魚を楽しむのかです。

ひるがえって、先日の全員協議会でワイン醸造所への助成に関してその経営問題が話題になりました。いま安いワインが手に入るのにはたして売れるかというのです。巨額な助成を行うのですから心配するのは当然です。しかし問題なのはどんなマーケットに対し何を付加価値として売っていくかということです。

美味しいお寿司を食べながらその裏に隠されている経営戦略を考えていました。ちなみに「カッパ寿司」さんではどんなに食べてもひとり１５００円くらいでしょうか。「きときと寿司」さんの勘定はひとり２５００円でした。