東御市の財布は大丈夫?

2009-09-19 22:17:56 | 政治・経済・社会
9月19日の信濃毎日新聞に「実質公債費比率0.4ポイント改善」という記事と年内市町村の財政指標が掲載されました。何のことかわからなかった方も多かったのではないでしょうか。これは自治体財政健全化法によるもので、財政破綻をきたした北海道夕張市の経験から設けられた制度です。それによれば自治体財政の健全化判断比率として「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」の4つの指標の公表が義務付けられています。

このうち実質公債比率とは自治体の収入のうち借金の返済にどのくらいのお金を使っているかという指標です。これは自治体財政の一般会計だけでなく、上下水道や病院などの特別会計などの借金も含めています。

東御市の実質公債費比率は16%で県下19市中15位でした。すなわち収入の中の16%を借金返済にあてているということになります。この比率が高くなると市民生活に使えるお金が少なくなります。

この指標は25%以下であることが求められています。これを上回ると国から財政健全化計画の作成が義務付けられます。県内の場合これを上回っているのは木曽の王滝村で32.1%で過去に行った村営スキー場への投資が足を引っ張っています。これに泰阜村が24.0%、根羽村22.0%となっています。

将来負担比率とは自治体が借りているもろもろの借金が年収の何%を占めているか示したものです。東御市は109.4%で県下自治体の中で13位でした。昨年は114.8%でしたからやや好転しています。

佐久市は借金をしていても貯金が多かったので将来負担比率はカウントされませんでした。これに対し伊那市は180.4%と県下最低でした。原因は駅前の再開発ビルや上下水道への投資だそうです。

わが街の場合いまのところ財政は大丈夫です。しかしこれから舞台が丘再開発事業や保育園の建設などが予定されています。しっかりチェックすることが必要です。

巨峰の王国祭り開催

2009-09-19 21:18:21 | 議会活動
9月19日は巨峰の王国祭りの初日でした。9時から中央公園の芝生広場で開催された開国式に出席しました。引き続き東御市観光親善大使の任命式が行われ、東関部屋の元高見山関が就任されました。高見山関と東御市は旧東部町時代から交流を深めてきており、今後の活躍を期待しています。その後祢津の城山と八重原の外城との狼煙(のろし)の交信が行われました。

会場では巨峰の無料配布があったり、おやきやおそばなど地元の食材が販売されたり、農業機械の展示会があったり、たくさんの人でにぎわっていました。巨峰もたくさん売れていました。

午後は上田で開催された「地域医療をともに考えるシンポジウム」に参加しました。基調講演は千葉県東金市のNPO法人「地域医療を育てる会」の藤本晴枝さんのお話でした。藤本さんは「いま病院が病んでいる、住民自身何ができるか考えよう」と地域医療に取り組んだご自身の経験を話してくれました。

藤本さんはとても素敵な女性でした。笑顔を絶やさず、優しいことばで淡々とお話になりました。これまで藤本さんのことは本やテレビで知っていましたが、直接お話をお聞きしたいと思っていたのでとても良かったです。病院と市民と行政と福祉がともに支えあう素敵な関係が構築できればと思いました。

会場は大勢の方でいっぱいでした。会場では市民病院への要望を語る会のメンバーの方、東御市の職員の方、親戚の女性など様々な方にお会いしました。地域医療について様々な立場で考えている方がいるのだと感じました。

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