先日家の片づけをしていたら書棚の奥からポケットコンピュータを見つけました。すっかり忘れてしまっていたのでとても懐かしかったです。いまポケットコンピュータといっても分からないかもしれません。言ってみれば電卓の大型版です。しかしコンピュータですから小さくてもキーボードはついていました。反面ディスプレイは液晶で二行ほどしか表示されません。大きさは縦7~8センチ、横15センチぐらいです。
もう30年近く昔のことです。私はその頃銀行に入って10年目ぐらいで転勤で埼玉県の熊谷市に住んでいました。仕事は営業でお客さんに預金や融資を進めていました。そんな仕事の中で役に立てようとプログラムの勉強をしていました。まだパソコン(その頃はマイコンとよんでいました)などないころです。
専門雑誌を見ながらキーボードからプログラムを打ち込み、実際に動かして金利の計算や複雑な融資の計算などに使っていました。ソフトなどありません。すべて自分で作っていました。プログラムやデータの保存はテープレコーダーで行い、カセットに記録していました。時々エラーが出てまた最初からやり直すこともしばしばでした。
私がポケコンを卒業しパソコンを初めて買ったのは1982年でした。NECのPC8801mkⅡという機種です。当時人気の機種で、これから私のパソコン行脚が始まりました。それから何台も買い替えました。
この経験が仕事に反映し、次の転勤は銀行で初めて設立した情報会社への出向でした。その後軽井沢支店でも長野経済研究所でもパソコンとの付き合いはますます深まりました。しかし、その原点はポケットコンピュータにあります。自分の好きなことを仕事にできたという面では幸せだったのかもしれません。
もう30年近く昔のことです。私はその頃銀行に入って10年目ぐらいで転勤で埼玉県の熊谷市に住んでいました。仕事は営業でお客さんに預金や融資を進めていました。そんな仕事の中で役に立てようとプログラムの勉強をしていました。まだパソコン(その頃はマイコンとよんでいました)などないころです。
専門雑誌を見ながらキーボードからプログラムを打ち込み、実際に動かして金利の計算や複雑な融資の計算などに使っていました。ソフトなどありません。すべて自分で作っていました。プログラムやデータの保存はテープレコーダーで行い、カセットに記録していました。時々エラーが出てまた最初からやり直すこともしばしばでした。
私がポケコンを卒業しパソコンを初めて買ったのは1982年でした。NECのPC8801mkⅡという機種です。当時人気の機種で、これから私のパソコン行脚が始まりました。それから何台も買い替えました。
この経験が仕事に反映し、次の転勤は銀行で初めて設立した情報会社への出向でした。その後軽井沢支店でも長野経済研究所でもパソコンとの付き合いはますます深まりました。しかし、その原点はポケットコンピュータにあります。自分の好きなことを仕事にできたという面では幸せだったのかもしれません。