大雪と子育てと遊びのお話

2010-02-02 09:01:58 | 雑感
1日は午後から大雪になりました。今年は暖冬ということで大寒の時も暖かかったので、雪がパラつくことはあっても積もることはありませんでした。しかし今回の雪は振り方が違っていました。見る見るうちに積もってゆきました。所要で外出していたのですが帰りには道路には雪でわだちができていました。深夜に妻と二人で今年初めての雪かきに汗を流しました。

子育てのお話を二つお聞きしました。最初は「『生きる力』を育む親子のかかわり」と題したお話でした。講師の方は子育てのポイントとして3つのことをあげられていました。すねわち①ほめること、②子供の気持ちを共感し、その思いを代弁してあげること、③正義を通すこと、子供に対する基準はぶれないことです。私も孫と接することが多くとても参考になりました。以下その内容をご紹介します。

私たちは子供が何かできても「あたりまえ」と思いさらにその上を要求しがちです。しかし大切なのは今できていることをほめてあげることだそうです。「よくできたね」という言葉が子供の自信につながります。

子供が走って転んで泣いたときも、「だから走っちゃいけないといったでしょ」と怒るのではなく、「痛かったんだよね」と共感してあげることが大切だとおっしゃっていました。結果の行為だけに目を向けず、子供の気持ちに寄り添うことが大切です。

子供の「だだこね」にはどのように向き合っているのでしょうか。つい言われるがままにモノを買い与えてしまいがちです。しかしここできちんと向きあい、いいことと悪いことを教えることが大切だそうです。悪いのは家族によって基準が違うことです。

次のお話は市の身体医学研究所の若い指導員さんのお話でした。まず子供たちの運動能力が親の世代と比べて身長は伸びている反面、運動能力が落ちてきており全国平均と比べても劣っていること、その結果怪我が多くなっているとおっしゃっていました。それは子供たちの遊びが異年齢での群れ遊びなど「動的な遊び」ができなくなり、テレビゲームなど「静的な遊び」が増えているからだそうです。

現代の子供たちの環境は「3間(サンマ)不足」だそうです。時間がない、空間(場所)がない、仲間がいないからです。子供たちのからだの成長にとって、8才までの幼児期では「動作の習得力」を見につける時期だそうです。この時期を過ぎると学習効果が成立しなくなるそうです。そしてたのしく体を動かすことは脳の発達を促し、自我や思考・意志を形成することにつながるというのです。

すなわち遊びを通じて、身体能力が発達し、その中で思いやりや協調性などの社会性を身につけ、ルールやあろびを工夫し知性が育って行くのです。全身運動がこころ豊かな人間の育成にとって欠かせません。「しっかり遊ぶ→しっかり食べる→しっかり眠る」という生活習慣をつけることが大切です。

身体医学研究所では今年度から東御市内の保育園で運動遊びを行っているそうです。「たのしいー」(楽しさ)、「できたー」(自身)、「またやりたい」(達成感)がテーマだそうです。そして元気な子供たちをたくさん育てることを目標に活動しているそうです。

これまでこうしたお話をお聞きすることはありませんでしたので、とても参考になりました。

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