私は都市計画審議会の委員を仰せつかっていますが、先日市から田中駅南口地域振興計画原案」が送られてきました。田中駅南口開設に伴い南口周辺の27ヘクタールを整備するために計画を立てるというのです。すでにパブリックコメントを募集しています。
計画の主要課題は以下の4つです。( )の中に表示してある「短・中・長」はその計画がすぐに取り掛かれるものか、中期にわたるものか、長期にわたるものかの分類です。
1、計画的・効率的な土地利用
・南口周辺27ヘクタール都市計画の選定(短)
・都市計画の用途変更(短)
・羽毛山・郷仕川原への都市計画用途地域の拡大(中)
2、田中駅利便性の向上
・田中駅を橋上駅として整備(中)
・パークアンドライドの推進(中)
・レンタカー・レンタサイクルの普及(中)
・コミュニティFM局の設置(短)
・デマンドバスの整備(中)
3、道路網の整備
・幹線道路の整備(県道未改良部分の改良)(中)
・生活道路の整備(地域内道路を4m以上に)(長)
4、若者の定住環境の確保
・田中保育園の設置(短)
・警察署の誘致(長)
・優良宅地の提供(羽毛山・郷仕川原地域)(長)
・千曲川プロムナードの整備(千曲川親水公園・遊歩道)(長)
私は田中駅南口の整備にとやかく言うつもりはありません。しかしこの計画は南口に関係するありとあらゆることを、なんでもかんでもすべて詰め込んだような計画です。そもそも田中駅の橋上駅化やコミュニティFM局の設置、レンタカー・レンタサイクル、デマンドバスは南口整備とは直接には関係ありません。FM局は田中商店街の中に設置される予定です。具体性があるのは田中保育園の設置と都市計画の作成だけです。そこで3つの疑問があります。
第1の問題は田中保育園の建設についてです。駅に一番近く利便性が高いこの場所に保育園が妥当なのかどうかということです。この地域の活性化のためにはもっと集客力のある商業施設が必要ではないでしょうか。また後ろには鉄道が通っており前には焼却炉の煙突が聳える場所が子供を育てる場所として適当な場所なのでしょうか。
第2に都市計画地域の選定にあたり住宅用地として利用できる地域が極めて限定されるということです。ここに復員6~10メートルの道路を通すことにより多くの土地が道路敷地に取られることになります。地域住民の納得が得られるのでしょうか。またどれだけの交通量を想定されているのでしょうか。
第3に、羽毛山地域を優良宅地として整備するためには通学区の問題があります。この地域の子供たちはは目の前に田中小学校がありながら、遠くの北御牧小学校に通っています。今でも田中小学校に転校できないかという相談があります。もし若者定住促進のために宅地開発を進めるのであれば、通学区の問題について一定の方向性を出す必要があります。
市民の皆様のご意見をお聞きしながら考えて行きたいと思います。
計画の主要課題は以下の4つです。( )の中に表示してある「短・中・長」はその計画がすぐに取り掛かれるものか、中期にわたるものか、長期にわたるものかの分類です。
1、計画的・効率的な土地利用
・南口周辺27ヘクタール都市計画の選定(短)
・都市計画の用途変更(短)
・羽毛山・郷仕川原への都市計画用途地域の拡大(中)
2、田中駅利便性の向上
・田中駅を橋上駅として整備(中)
・パークアンドライドの推進(中)
・レンタカー・レンタサイクルの普及(中)
・コミュニティFM局の設置(短)
・デマンドバスの整備(中)
3、道路網の整備
・幹線道路の整備(県道未改良部分の改良)(中)
・生活道路の整備(地域内道路を4m以上に)(長)
4、若者の定住環境の確保
・田中保育園の設置(短)
・警察署の誘致(長)
・優良宅地の提供(羽毛山・郷仕川原地域)(長)
・千曲川プロムナードの整備(千曲川親水公園・遊歩道)(長)
私は田中駅南口の整備にとやかく言うつもりはありません。しかしこの計画は南口に関係するありとあらゆることを、なんでもかんでもすべて詰め込んだような計画です。そもそも田中駅の橋上駅化やコミュニティFM局の設置、レンタカー・レンタサイクル、デマンドバスは南口整備とは直接には関係ありません。FM局は田中商店街の中に設置される予定です。具体性があるのは田中保育園の設置と都市計画の作成だけです。そこで3つの疑問があります。
第1の問題は田中保育園の建設についてです。駅に一番近く利便性が高いこの場所に保育園が妥当なのかどうかということです。この地域の活性化のためにはもっと集客力のある商業施設が必要ではないでしょうか。また後ろには鉄道が通っており前には焼却炉の煙突が聳える場所が子供を育てる場所として適当な場所なのでしょうか。
第2に都市計画地域の選定にあたり住宅用地として利用できる地域が極めて限定されるということです。ここに復員6~10メートルの道路を通すことにより多くの土地が道路敷地に取られることになります。地域住民の納得が得られるのでしょうか。またどれだけの交通量を想定されているのでしょうか。
第3に、羽毛山地域を優良宅地として整備するためには通学区の問題があります。この地域の子供たちはは目の前に田中小学校がありながら、遠くの北御牧小学校に通っています。今でも田中小学校に転校できないかという相談があります。もし若者定住促進のために宅地開発を進めるのであれば、通学区の問題について一定の方向性を出す必要があります。
市民の皆様のご意見をお聞きしながら考えて行きたいと思います。