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北朝鮮問題と日米安保について

2011-01-28 11:37:59 | 雑感
憲法9条を守ろうと知人に誘われ、東御市九条の会の結成に立ち会ってから早いもので5年になります。3月には講演会と総会を予定しており、そのために新聞を編集しています。

その特集記事で、昨年11月23日に北朝鮮が韓国の延坪島に対して行なった砲撃事件についてそれぞれ意見を発表することになりました。これについては同じ9条の会員の中でも意見が分かれるところです。

9条の会の世話人の多くの考えは「北朝鮮は経済が破綻しており戦争遂行能力はない。戦争には何のメリットもない。だから金正日は日本を攻撃することはありえない」というものです。北朝鮮が経済的に破綻していることは誰しもが認めるところです。ここは納得できます。しかしだから「戦争はありえない」と結論付けることはいかがなものでしょか。

同じことはあの太平洋戦争でも言えました。日本とアメリカの国力の差は歴然としていました。常識のある人ならばそんなところと戦争しようとは考えません。しかし「日本は神国だ。神風が吹く」といった神がかり的熱狂によって勝つ見込みのない戦争に突入し、多くの生命が奪われました。

国民の生命と財産に責任を持つ立場であれば万が一に備えることが大切だと思います。「戦争はありえない」などと確信を持って言う自信は私にはありません。「万が一朝鮮からミサイルがとんできたらどうするのか」という市民の皆さんの不安をないがしろにしていいものでしょうか。

私は日米安保の積極的推進派ではありませんが、現状では自衛隊と日米安保によって国を守るという立場です。「ミサイルなどとんでこない」などと言える自信はありません。万が一に備えるのが政治だと思います。

この問題の根底には憲法9条と日米安保条約についてどのように評価するのかという根源的な問題があります。憲法9条と日米安保についてマトリックスで考えて見ると以下の4つに分かれます。

1、憲法9条賛成、安保反対-革新政党が支持しています。
2、憲法9条賛成、安保賛成-多くの国民がこれを支持。現状肯定派です。
3、憲法9条反対、安保賛成-アメリカと共に海外派兵を目指す立場です。
4、憲法9条反対、安保反対-日本の再軍備を進める立場です。

9条の会の会員の中には安保賛成の方も反対の方も入っています。当然です。「憲法9条を守る」という一点において結びついている組織だからです。私は憲法9条を守りつつも、実際の問題としていまのところ日本の防衛は自衛隊と安保条約にゆだねざるを得ないと思っています。

認定農業者と農業委員との意見交換

2011-01-28 01:30:34 | 議会活動
27日は終日パソコンに向かっていました。知人が来月絵画の個展をサンテラスホールで行なうため、そのリーフレットやラベルを作成しました。知人は現役の時から仕事のかたわら油絵に熱中、数多くのコンクールで受賞を重ねてきました。その成果が来月9日から展示されます。仕事と油絵、そして最近ではブドウ栽培、さらには郷土史研究など人生二毛作三毛作を実現しています。

その後、東御市の9条の会の新聞作りでした。集まった原稿を紙面に割り付けるのですが次数をオーバーしてしまい、趣旨を変えない範囲であっちを削りこっちを削り、どうにか紙面に納めることができました。

夕方から認定農業者と農業委員の皆さんとの意見交換会が行なわれました。農業に携わってこられた皆さんと一堂に会して農業問題について話し合うことは初めての経験です。農地を借りるための条件の緩和、有害鳥獣対策、TPP問題などなど数多くの問題が話し合われました。そんな時、小諸市で鴨から鳥インフルエンザの菌が発見されたとの報道がありました。市は緊急の対策会議を開催したようです。大きなことにならなければいいのですが・・・。

意見交換会の後、懇親会が行なわれました。若い認定農業者の方、ベテランの農業委員の方とお話しをさせていただきました。産業建設委員としてさらに研鑽を積まなければならないと思いました。

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