入札問題についてこのところ考えています。前日のブログで私は小諸市に比べて東御市では競争原理が働いていないのではないかと述べました。しかし信州市民オンブズマンの入札にかかわる調査に関して2月8日のブログで以下のようにも指摘しています。
「一般競争入札というのはわけへだてなく全ての企業が入札に参加できるやり方です。そこには際限のない競争原理が働きます。当然弱肉強食の世界です。力のある企業や価格競争力のある企業が席巻することは明らかです。小さな企業は生き残ってゆくことができません。当然落札単価は大幅に引き下げになります。
しかしそれだけでいいのでしょうか。行政運営に際限のない競争原理を持ち込めば、県外資本の郊外店に地域の商店街は席巻され消滅するでしょう。大手ゼネコンが巾を利かせ地元の中小工務店は姿を消すでしょう。こうした小さなお店はお祭りや地域の行事に積極的に参加し、地域文化を担ってきました。競争原理にさらされた街からはその地域の風情や風格が失われることになるでしょう。」
一般競争入札と指名競争入札をどのように考えるべきなのでしょうか。これは極めてむずかしい問題です。
一般市民の立場からすれば一般競争入札によってよりコストダウンを図るべきでしょう。しかしそれによって一部の価格競争力のある企業に落札が集中し、大多数の中小零細企業の経営が行き詰るというのでは問題があります。競争原理を働かせつつ、多くの企業が立ち行くような施策が必要となります。
指名競争入札は一面において中小零細企業に広く仕事が行き渡るように配慮していると言われます。しかしどの企業を指名するかについて行政側の一方的な判断であり、透明性が確保されているわけではありません。やる気のある頑張っている企業とそうでない企業を同列においていいのかという問題もあります。
一方、一般競争入札については応札企業が増えることにより、行政側の事務負担が増すとの意見があります。これについては企業審査を応札企業全て実施するのではなく、落札企業のみ実施するという「事後審査型一般競争入札」というやり方があります。
いずれにしても入札における透明性、公平性、競争性を考慮しつつ、市民にとっても企業にとっても納得性のある入札制度を目指すべきではないでしょうか。
「一般競争入札というのはわけへだてなく全ての企業が入札に参加できるやり方です。そこには際限のない競争原理が働きます。当然弱肉強食の世界です。力のある企業や価格競争力のある企業が席巻することは明らかです。小さな企業は生き残ってゆくことができません。当然落札単価は大幅に引き下げになります。
しかしそれだけでいいのでしょうか。行政運営に際限のない競争原理を持ち込めば、県外資本の郊外店に地域の商店街は席巻され消滅するでしょう。大手ゼネコンが巾を利かせ地元の中小工務店は姿を消すでしょう。こうした小さなお店はお祭りや地域の行事に積極的に参加し、地域文化を担ってきました。競争原理にさらされた街からはその地域の風情や風格が失われることになるでしょう。」
一般競争入札と指名競争入札をどのように考えるべきなのでしょうか。これは極めてむずかしい問題です。
一般市民の立場からすれば一般競争入札によってよりコストダウンを図るべきでしょう。しかしそれによって一部の価格競争力のある企業に落札が集中し、大多数の中小零細企業の経営が行き詰るというのでは問題があります。競争原理を働かせつつ、多くの企業が立ち行くような施策が必要となります。
指名競争入札は一面において中小零細企業に広く仕事が行き渡るように配慮していると言われます。しかしどの企業を指名するかについて行政側の一方的な判断であり、透明性が確保されているわけではありません。やる気のある頑張っている企業とそうでない企業を同列においていいのかという問題もあります。
一方、一般競争入札については応札企業が増えることにより、行政側の事務負担が増すとの意見があります。これについては企業審査を応札企業全て実施するのではなく、落札企業のみ実施するという「事後審査型一般競争入札」というやり方があります。
いずれにしても入札における透明性、公平性、競争性を考慮しつつ、市民にとっても企業にとっても納得性のある入札制度を目指すべきではないでしょうか。