朝庭に出てみるとクルミが落ちていました。昨夜は風もなかったので熟成して落ちたものと思われます。今年の春、遅霜の被害を受けたのですがその後持ち直し実をつけたものです。このクルミはわが家のシンボル的存在です。私が小学校の頃、台風7号(昭和34年8月14日)によって倒壊したのですが、その後たくましく復活したのです。
ここ旧東部町地区は全国的にも有数のカシグルミの産地です。カシグルミというと殻が固いので木の「樫」を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はお菓子の「菓子」のことです。日本の在来種の沢クルミ、姫クルミが殻が厚く実が少ないのに対して、カシグルミは殻が薄く実が多いところに特徴があります。
こうしたカシグルミが長野県東部に産地形成された背景には軽井沢の外国人宣教師の存在があります。外国人の家庭では焼き菓子の材料にクルミを使っていましたがなかなか手に入りにくかったのです。そこで地元の農家に母国から取り寄せたカシグルミの栽培をすすめました。さいわい気候と土壌がクルミの栽培に適しており産地となったものです。
その後地元の篤農家によって新しい品種が開発され発展してきました。しかし高度経済成長の頃、外国から入ってきた「アメリカシロヒトリ」という害虫が大発生しクルミは大被害をこうむり生産も激減しました。現在では農業荒廃地対策として栽培が奨励され、生産も盛り返してきています。道の駅も「雷電くるみの里」と名づけられています。
クルミのおはぎやクルミだれのお蕎麦はとても美味しく私も大好きです。10月に入ったらクルミの収穫が始まります。
ここ旧東部町地区は全国的にも有数のカシグルミの産地です。カシグルミというと殻が固いので木の「樫」を思い浮かべる方も多いと思いますが、実はお菓子の「菓子」のことです。日本の在来種の沢クルミ、姫クルミが殻が厚く実が少ないのに対して、カシグルミは殻が薄く実が多いところに特徴があります。
こうしたカシグルミが長野県東部に産地形成された背景には軽井沢の外国人宣教師の存在があります。外国人の家庭では焼き菓子の材料にクルミを使っていましたがなかなか手に入りにくかったのです。そこで地元の農家に母国から取り寄せたカシグルミの栽培をすすめました。さいわい気候と土壌がクルミの栽培に適しており産地となったものです。
その後地元の篤農家によって新しい品種が開発され発展してきました。しかし高度経済成長の頃、外国から入ってきた「アメリカシロヒトリ」という害虫が大発生しクルミは大被害をこうむり生産も激減しました。現在では農業荒廃地対策として栽培が奨励され、生産も盛り返してきています。道の駅も「雷電くるみの里」と名づけられています。
クルミのおはぎやクルミだれのお蕎麦はとても美味しく私も大好きです。10月に入ったらクルミの収穫が始まります。